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展示会が終わってからの小言。
社長を含め、当時展示会に参加していた私たちはとっても気分がよかったのです。前項では「大失敗」と書きましたが、終わった瞬間は「大成功」だと思っていたからです。
たくさんの人がきて、たくさんの意見が聞けて、たくさんの人と名刺交換ができた。きっと覚えてくれるから翌週には連絡がくるぞ!
とそう思い込んでいたんです。
展示会が「大失敗」に終わったと感じられたのは、数カ月がたったころでした。展示会中や展示会が終わった直後はとてもいい気持ちで、「認めてもらえた」という感情が大きく、実績がなくても「新しい商材」ということでオファーがくるだろう。と思っていました。
初めて展示会の出展者の立場にだったからだと思います。
予想をはるかに超える来客者と数々の名刺、パンフレットが足りない状況は、社長も含め全員が、「ART MIRROR」は売れるという期待感を持ってしまったのでした。
展示会が終わり、私(製作者の中の人)も本格的に入社をし、展示会に来てくれた人たちへのフォローアップを行いました。
そう、電話営業です。
このフォローアップをしたことで痛感した、営業という立場。
電話営業というお客様の時間を一番奪う最悪の営業手段を選ぶという最大のミスをおかしました。私は右も左もわからない新人営業マンです。手当たり次第、もらった名刺に営業電話を掛け、まぁ、怒られる。
もちろん、電話の前にもきちんと1社ずつメールをしました。定型文お礼のメールに対して返信はありませんでした。
電話もかたっぱしからかけ始めると、ひしひしと伝わる
「早く切ってほしい」「もう覚えていない」
それもそのはず、展示会は出展者は1,000社を軽々超え、当社はその中の一つにすぎない。展示会中の会話に花開いた会社も「あぁ~」で終了。
一番ひどいのは電話番号が実家という業者です。今思えばフリーランスだったのかもしれないが、おばあちゃんが出て叱られた。違う名刺でも電話番号が一緒という会社も何社かありました。
お察しのとおり私のメンタルは、この電話フォローでズタズタ。
さらに、サンプルくれくれ会社が多発。「当時はサンプルをください」が商談しますよ、の意思だと思っていた私は、無料ですべての種類のサンプル(上記の写真すべて)をどんどん配布してしまいました。
当社はお察しのとおり超零細企業。サンプルを無料で送料込みで送ることがどれだけ痛手か…。サンプルを送付した後の連絡は一切ありませんでした。本当に一社もありませんでした。(マジです)
サンプルは有料化しようと心に誓った瞬間でした。