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「好きなこと」が「嫌なこと」になってしまわないように
人って、得意不得意があるじゃないですか?
全部できるようになろうとしなくていいと思う。
かと言って甘ったれたらいいのかってゆうと
そうじゃないんですけどね。
じゃないと自分の限界も突破するし
「楽しかったはず」「好きだったはず」
「やりたかった事のはず」が
「嫌なこと」になっちゃうから。
わたしは昔ダンサーだった。
毎日毎日アホみたいに踊ってた。
必死でコンテストやバトルに出て
コンテストで優勝したくて
チームメイトと必死で練習した。
たくさんコンテストにも出て
そして優勝はできなかったけど
「これで呼ばれへんかったら解散しよ」
って最後だと決めて踊ったコンテストで
日本2位になり、ショーケースも増えて
東京に呼ばれて踊ったり
ずっと踊り続けた。
週に何回出るのってぐらいショーに出た。
寝る間も惜しんで練習して昼間は
サロン勤務して夜中は踊って朝までクラブ。
(途中サロンを辞めることになるが)
そしてまたコンテストを目指して
練習。
喧嘩みたいな雰囲気も増えるが練習。
そうするとまずはおでこ全体ニキビ
すると髪の毛がするする抜け始めた。
少し触ると5本は抜ける。
完全に心が死んでた。
ステージで踊ってる時
自分のソロの番。
なんか悲しいぐらいに踊れなくなっていった。
そう「楽しくなくなった」
私の中でやりたかったことだし
好きな事だったのに
「嫌なこと」に変わった。
あれだけ毎日がんばったのに。
何年も何年も。
ダンスで食べてこうなんて思ってた。
そういう時にかぎって嫌なことが
積もりに積もって重なるねよな〜。
チームメイトに
「チーム抜ける」って伝えたあの夜のこと
わたしはずっと覚えてて。
ほんとは言いたくない、1番言いたくない言葉だったのに。
だから今もその日のことを思い出すと涙が止まりません。
チームメイトと3人で踊ってる夢も今でもたまに見る。
それから少したって、1人でセラピストとして
本格的に駆け出した。
わたしはこだわったりハマると
止まらなくなる性格でもあって
いい時もあるけど悪い時もある。
でもあの時の自分を思い出して
もうあんな悔しい想いはしたくない。
だから「好きを確認する時間」を
作るようにやっとできるようになった。
ぼーーっとそれ以外のことをして
「施術がしたい」ってふと想う瞬間を
作ってる。
「あ、やっぱり好きだな〜」って
確認する時間を。
必死になりすぎると
自分が何やりたいか分からないし
何がしたかったかも忘れそうになる。
だから、せっかく見つけた好きなことを
嫌なことにならないように
たまには息抜きして「好き」を確認してほしい
これは何にでも言えること。