20220906
夏の残り香を感じるかのように深夜の公園で線香花火に火をつけると、なんだかふと切なくなっては「最後まで落とさなかったら願い叶いそうよなあ」なんて隣にいる彼がそんなことを呟き、おもってもみなかった言葉にすぐ返事をすることができなくてすこし驚いていると「絶対、なんてないけど……来年も一緒にいれたらいいな」なんて言葉にすこし泣きそうになっては「そうだね」って答えるのが精一杯で「来年は浴衣デートできますように」と呟く声が聞こえて頬が緩むのを感じていると「来年も再来年も来世もずっと先も、一緒にいれますように」そうすこし重い願いを心の中でしてみたんだ。
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