おじいさんの葬儀が終わった話。

おじいさんが入院して2ヶ月ちょっと。
桜の開花宣言が出され始めた頃。
おじいさんは春の息吹を感じながら息を引き取りました。

まだまだやりたいことは沢山あったし、教えてほしいことも沢山あったわけだけど、とても理想的な最期だったと思います。

最後までおじいさんはおじいさんのままでした。
意識もあり、認知症なんて微塵も感じさせない中、声を出せなくても口の動きで「あ・り・が・と・う」と家族に伝えた後でした。

こちらこそ、ありがとう。
沢山の思い出を最後に残してくれて。


葬儀にはおじいさんの人徳で、このコロナ禍の中約900人の方が来てくれたようです。
今まではわかっていませんでしたが、
職場の中でも身内におじいさんに関わる方がいたらしく後になって「実は〜」と話が出てきたりしています。

それぐらいすごいおじいさんでした。

人間死んだ後にその人の生前の姿が分かると聞きます。
おじいさんはその理想形だったと思います。

今はまだ心に穴が空いたままですが、
おじいさんが大好きだった桜の花を一緒みながら、心を癒やしたいと思います。




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可成(カナリ)
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