🎀アル中メンヘラえぬてゃん🎀

酒と邦ロックと襟足が好きな酒癖悪い元ホス狂 身バレ防止のため時系列と登場人物は一部フィ…

🎀アル中メンヘラえぬてゃん🎀

酒と邦ロックと襟足が好きな酒癖悪い元ホス狂 身バレ防止のため時系列と登場人物は一部フィクション

最近の記事

初回1000円「で」いいから来て。ハァ?

ぼくは元々ホス狂でした。 だから🎀アル中メンヘラえぬてゃん🎀という名前とそれに付随するSNSアカウントは全てホス狂アカウントというわけです。 このアカウントでの当初の目的は担当を探すことでした。 なので「初回どうですか?」とか「ご飯からでも仲良くしましょう」みたいなDMもたくさん来たし、ぼくも相手がどんな人か知りたかったので昔は全てのDMに返信していました。そうすると当然、イラつく言い方の人にも出会うし嫌な気分になることも沢山ありました。 このnoteはきっと、ぼくと仲の

    • 信じたいけど信じるの難しいよねって話

      ぼくが歌舞伎町で学んだこと 人を簡単に信じてはいけないってこと。 歌舞伎町1年目、仲良くしてくれていた女の子がいた。 ぼくが風邪ひいたら薬とかご飯届けてくれる優しい子。 ぼくは友達だって信じてた。 その子がある日ぼくに言った。 「家賃滞納してて今月払わないと家無くなっちゃうからお金貸して」って。 30万。ぼくは本当に大切に思っていたから疑うことなく渡した。 でも次の日その子が担当におろした何本かのオリシャンがインスタのストーリーに載っていた。 驚いてLINEしたけどそのうち

      • メンヘラが好きってなに?

        ぼくの名前にも付いている"メンヘラ"という言葉。 現代では精神的に不安定な人、自傷行為をする人といった意味合いの他に、重い女とか狂愛といったものも含まれて来ていると感じます。元々の語源はメンタルヘルスという言葉で心の健康に悩む人を指す言葉でした。つまり精神的な病気ということです。 ぼくは今でこそ面白おかしくふざけたり笑ったりできるようになって、時々「ファッションメンヘラですか?」と聞かれたりするわけですが元々は双極性障害Ⅱ型という心の病気でした。ファッションメンヘラだったら

        • 風俗嬢だったぼくの最後の客

          昔というほど昔でもない少し昔、ぼくは風俗嬢でした。ホス狂の職業なんで想像通りでしょうけど。 変に夢を持たせないために言いますが、そういう行為はまったく好きでは無かったし、好きでもない人に触られるのなんて無理。ましてや触りたくもなかった。演技だってしたくなかったし、そもそもおじさんと同じ空気なんて吸いたくないですよ。20代の女の子なんだから。 それでも働くのは担当がいたから。担当が生きる意味をくれる最愛の人だったからです。そんなぼくが数年間の風俗嬢生活にピリオドを打つことに

        初回1000円「で」いいから来て。ハァ?

          🎀アル中メンヘラえぬてゃん🎀最終話

          本当は「ぼくのたいせつ よにんめ」を書くつもりで下書きに書き溜めていました。まだ完結しない話。でももうそれすら辞めてエピローグで終わろうと思います。 疲れちゃったから。 希望が見えなくなったから。 ぼくは今までずっと誰かに依存して、生きる意味や理由、なんなら生き方すらその相手に頼っていました。自分のしたいこととか、自分の夢とか将来とか、考えることを避けて。"好きな人のために生きている"と言えば聞こえはいいけど、蓋を開けてみれば弱い自分が現実逃避しているだけでした。 いつ

          🎀アル中メンヘラえぬてゃん🎀最終話

          ぼくのたいせつ さんにんめ

          もう2度と会うことも連絡もできない ぼくのたいせつ3人目はKくん。 先輩たちに愛されていた可愛い19歳でした。 将来の夢は小説家で、いつかぼくのことも書いてくれるって言ってくれたことが嬉しかった。そんなKくんの言葉はいつだってぼくにワクワクとドキドキを与えてくれました。 初めてKくんの言葉に感動したのは、関わりはじめてすぐのこと。前日に話した会話すら記憶できないぼくが、"覚えていられなくて忘れていってしまうのが悲しい"って言ったら"何回もおんなじ話で盛り上がれるのも幸せじ

          ぼくのたいせつ さんにんめ

          【番外編】TikTokに60万円課金したぼくが考える配信攻略法

          2024年、夜の世界への規制が強まり本格的にSNS集客戦国時代に突入しました。そのSNS集客のうちの1つ、ライブ配信。TikTok、toU、ミクチャ、インスタライブなど様々ありますが、その中でもやっている人が多いTikTokライブ配信に60万円課金したぼくが考える他者との差別化や集客について書いていこうと思います。 まず初めに、【262の法則】は知っていますか? どのような場面でも、自分に対して好意的な人が2割、どちらでもない人(自分次第で決まる人)が6割、好意的ではない人

          ¥380

          【番外編】TikTokに60万円課金したぼくが考える配信攻略法

          ¥380

          ぼくのたいせつ ふたりめ

          突然ですが、ぼくの趣味ってなんだと思いますか? お酒飲むこと?まあ正解。 イケメンの襟足ながめること?それも大正解。 そんなおふざけはさておき、ぼくはTikTok LIVEを見るのが大好きです。 今回はTikTok配信の投げ銭エース、いわゆる配信エースというやつをしていた頃の話をしてみたいと思います。 世の中では配信エースと言うと少しバカにされたり叩かれたりしてしまうので、まったくドヤるつもりはありません。なので叩かないでください。許してください。 ぼくが夢中になって配信

          ぼくのたいせつ ふたりめ

          ぼくのたいせつ ひとりめ

          新しいInstagramアカウント、🎀アル中メンヘラえぬてゃん🎀を作ってから、本当にその名の通りメンヘラばかり起こしていました。 その頃を知っている人なら見たことあるかと思いますが、「お前のせいだから」という文章と共にズタズタの腕の動画を載せたり、夜な夜な川辺を徘徊する動画を載せたり。それはそれはイタいストーリーばかり上げていました。まあ今もそんなには変わってないけど(笑) それを見かねたのかどうなのかは知りませんが、突然ぼくにめちゃくちゃ長文のDMで渾身のすべらない話を

          ぼくのたいせつ ひとりめ

          🎀アル中メンヘラえぬてゃん🎀爆誕ッッッ!

          歌舞伎町の洗礼を受けて、たまらずぼくは東京から逃げ出しました。次に向かった場所は、名古屋の女子大。よく「女子大です」と言うと、女子大生と間違われますが、"女子大小路"という栄4丁目の歓楽街を指す地名です。 名古屋を選んだ理由は、酒飲みが多いとか、飲みべが高いって噂だったから。ぼくにピッタリだと思って。 立て続けに担当もいなくなってしまって途方に暮れたぼくは、そんな酒乱のまち名古屋で飲んだくれ生活を始めました。別にもう担当探しとかどうでもよくて、ただただ浴びるくらいお酒を飲

          🎀アル中メンヘラえぬてゃん🎀爆誕ッッッ!

          最愛だったウルフくんへ

          元気に生きてますか?いま、幸せですか? ぼくはこれであなたのことを思い出すのは最後にして、いい加減に幸せになろうと思います。 あの日、Aちゃんの猛プッシュで担当になったよね(笑)でもなんとなくフィーリングが合って出会った次の日から、仕事の時間以外は電話を繋げたまま生活するようになって。 始めは寂しさを埋めてくれてるから好きと錯覚しているのかなと思っていたし、ウルフくんも仕事でしてくれてるって分かっていたけど、知れば知るほどぼくにはもったいないくらいあなたは魅力で溢れていま

          2代目担当のキューピッドAちゃん

          生きる意味とか希望とか夢とか、そういった類のものを全部失って死んだように生きていたぼくを救ってくれた人がいました。 それが歌舞伎町で初めて出来たお友達Aちゃんです。 生い立ちとか過去の出来事を聞くと、なんでこの子はいつも笑顔で、ぼくなんかに親切にしてくれるんだろうと思ってしまうくらい壮絶な人生を歩んできている人でした。 根っからの面食いで当然ながら彼女の担当は整形顔とかではなくて元から整ってる系の王道イケメンでした。 多分Aちゃんはその王道イケメン担当の組数エース的なポジ

          2代目担当のキューピッドAちゃん

          本当になにも無くなったぼく

          突然、担当が消えて生きる意味を失ってしまったぼくは毎月生活できるギリギリくらいは働いて、それ以外の時間は家で死んだように寝ていました。 寝ていたと言うより、朝起きてベッドの上で体を起こして座ったまま気付いたら10時間とか経っていた感じ。 そんな生活をしていたので、ご飯を食べるタイミングも失って(まあ食欲もなかったんだけど)、気付けば皮肉にも150cm30kgという人生で初めてのスペ120を達成してしまいました。 でもそうなってからというもの、前よりもずっと死にたいという気

          本当になにも無くなったぼく

          エースになったぼくと消えた担当

          前回の続き 初めての売り掛けをしたぼく。 仕事も行けてないのにどうしよう。 死ぬ予定だったのに。 何してくれてんだ担当。 でもありがとう担当。 そしてぼくは全部捨てることにした。 仕事も、元彼と住んでいた思い出の残った部屋も。 地元の友達も、ぼくの過去も。 なにもかも捨ててキャリーケースと小さいハンドバッグだけで上京。 そして何の迷いもなく夜職を始めた。 おじさんにぼくの若い時間と体と、あと心を売ること。それがどれほど自分を傷つけることなのかわからなかった。でもあの時の

          エースになったぼくと消えた担当

          初めての担当、初めてのラスソン、初めての青伝

          前回の続き どうしてももう一度、このまえの彼に会いたくなったぼくは当時住んでいたド田舎の地元から新幹線で2時間くらいかけて歌舞伎町に向かいました。思い立ったその日に。 あのお店どこだっけ…ここらへんを通って… あの頃はまだキャッチも厳しくなかったので たくさん声かけられて怯えながらぼくは進みました。 やっと見つけた腰抜けるくらいキラキラのあのお店。 「〇〇くん、いますか?」 ぼくの担当狂いライフの始まりです。 「えぬちゃん!会いに来てくれたの?もう会えないと思ってたか

          初めての担当、初めてのラスソン、初めての青伝

          ぼくが初めてホストクラブという場所に足を踏み入れた日

          初めまして、🎀アル中メンヘラえぬてゃん🎀です。 女の子ですがここより先、一人称は「ぼく」で失礼します。 こんなふざけた名前をしていますが、元々はクソがつくほど真面目でした。どれくらいかと言うと小学校から短大まで無遅刻・無欠席するくらい。そして卒業式で総代としてご挨拶するくらい。 今日はそんな真面目なぼくが初めてホストクラブという場所に足を踏み入れた日の話を書こうと思います。 ぼくが初めて行ったのは歌舞伎町の🍊グループ某店。 きっかけは友達に誘われたから。 よくある「1人

          ぼくが初めてホストクラブという場所に足を踏み入れた日