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西村ひろゆき著 1%の努力

みなさん、こんばんは。
今回は私が読んだ本について、記事を書かせていただきましたので、最後までご覧ください。

プロフィール

西村 ひろゆき
現在44歳の日本の実業家、著作家。

1976年、神奈川県生まれ。
東京都に移り、中央大学へと進学。
在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。
1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。
2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。
2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。
2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。
2019年、「ペンギン村」をリリース。
現在はパリに住む。


「努力が大事だ」と思っている人に、
ぜひやってみてほしいことがある。

スマホと財布を家に置いて、外に出てみよう。
そして、1週間、過ごしてみる。
ただし、家族に頼るのはNGだ。

1週間後、キレイな服で、お腹も満たされて、
何事もなかったかのように帰ってくることはできるのだろうか。

それができる人はこの本を読む必要はない。


と言う前書きから始まる「1%の努力」というひろゆき著の本について私の好きな話三つに絞って話していきます。


大学生に話しておきたいこと

大学生からよく「今のうちに何をしておけばいいか?」という質問がくる。
大学生なら普通に勉強して卒業すればいいし、基本的になりたいことをやればいい。

有名な話で「この壺は満杯か」がある。

ある大学でこんな授業があったという。
「クイズの時間だ」教授はそう言って、大きな壺を
取り出し教壇に置いた。
その壺に、彼は一つ一つ岩を詰めた。壺がいっぱい
になるまで岩を詰めて、彼は学生に聞いた。
「この壺は満杯か?」教室中の学生が「はい」と答
えた。
「本当に?」そう言いながら教授は、教壇の下から
バケツいっぱいの砂利をとり出した。そして砂利を
壺の中に流し込み、壺を振りながら、岩と岩の間を
砂利で埋めていく。
そしてもう一度聞いた。
「この壺は満杯か?」学生は答えられない。
一人の生徒が「多分違うだろう」と答えた。
教授は「そうだ」と笑い、今度は教壇の陰から砂の
入ったバケツを取り出した。
それを岩と砂利の隙間に流し込んだ後、三度目の質
問を投げかけた。「この壺はこれでいっぱいになっ
たか?」
学生は声を揃えて、「いや」と答えた。
教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと注
いだ。彼は学生に最後の質問を投げかける。
「僕が何を言いたいのかわかるだろうか」
一人の学生が手を挙げた。
「どんなにスケジュールが厳しい時でも、最大限の
努力をすれば、いつでも予定を詰め込む事は可能だ
ということです」
「それは違う」と教授は言った。
「重要なポイントはそこにはないんだよ。この例が
私達に示してくれる真実は、大きな岩を先に入れな
いかぎり、それが入る余地は、その後二度とないと
いう事なんだ」
君たちの人生にとって"大きな岩"とは何だろう、と
教授は話し始める。
ここで言う"大きな岩"とは、君たちにとって
一番大事なものだ。
それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君
達はそれを永遠に失う事になる。
もし君達が小さな砂利や砂や、つまり自分にとって
重要性の低いものから自分の壺を満たしていけば、
君達の人生は重要でない「何か」に満たされたもの
になるだろう。
そして大きな岩、つまり自分にとって一番大事なも
のに割く時間を失い、その結果それ自体失うだろ
う。

さあ、どう感じただろう。
人生において何を優先させるかは、一度じっくりと考えておいた方がいい。

自分にとっての「大きな岩」はなんだろう?

この話では優先順位が非常に大切である。
それこそが、毎日を幸せに生きるコツだと思うからだ。

これを読んで、今の自分の生活を改めて見返してみると大きな岩を優先して入れていると断言できない。砂利や砂などがたくさん入ってしまっている気がする。
別の話で自分のやりたいことを25個書いて、そのうちの5個はやり、残りの20個はやらない、ということを言っていた。
これは確かに、今すぐ実践できるし、大きな岩を先に入れることにつながるため、やってみるのもありだと思う。


成功率を上げる方法

最小の努力で最大の成果を上げることが、その人の生産性になる。
いくら過程で頑張ったとしても、大事なのは、「結果」だ。
結果を出して、最後にトクをする人になることを考えるようにしたい。
それを説明するときに、僕は、こんな話をするようにしている。

こんな「イス取りゲーム」を知っているだろうか。
各チームで、イスの数を取り合い、1位のチームを決めて、そのチームの中から1人のリーダーを選ぶことができる。
すると、次のような結果になった。

1位 りんごチーム 223席
2位かぼちゃチーム 70席
3位 たまねぎチーム 55席
4位なすチーム 51席
5位 すいかチーム 35席
6位はくさいチーム 15席
7位にんじんチーム 15席
8位 しいたけチーム 15席
りんごチームが1位になり、りんごチームの中からリーダーを決めようとした。
しかし、2位から7位のチームが、「私たちはみんなまとめて野菜チームだと言う い出して、野菜チームを作った。
70+55+51+35+15+15=241
となり、りんごチームを抜いて、野菜チームがトップになった。
1位 野菜チーム 241席
2位 りんごチーム 223席
3位 しいたけチーム 15席

次に、野菜チームの中からリーダーを決めるときに、イスが一番多い「かぼちゃチーム」の中からリーダーを選ぼうとすると、問題が起きた。
すいかチームが、「自分たちは、果物という見方もできるから、りんごチームともくっつくことができる」と言い出した。
もし、すいかチームが抜けてりんごチームとくっついて果物チームを作ってしまうと、野菜チームは2位になってしまう。

1位 果物チーム
2位 野菜チーム
「だから、自分たちをリーダーにしてくれるところとくっつくよ」ということで、野菜チームの人たちは言われるがまま、すいかチームからリーダーを選ぶことになった。
元々は5位だったチームの中からリーダーが誕生した。

どうだろう。
荒唐無稽な話のように感じたかもしれない。しかし、
1993年の日本新党の細川護熙内閣総理大臣は、このような形で誕生した。

「最後に勝つにはどうすればいいか」

それをにらみながら、つねに出方を考えておくようにしたい。

この話が私の中では最も1%に近い話だと感じた。少ない努力で大きな成果を上げる。うまく立ち回って最後に勝つ。これこそが1%の努力で目指すところであると言える。


「夏休みの宿題をどうやって片付けただろうだろう?」

1.早めに終わらせる、あるいは毎日コツコツやるタイプ
2.自由工作や絵などに時間をかけて取り組むタイプ
3.最終日が迫ってきて慌ててなんとか間に合わせるタイプ

1は計画性があるのは素晴らしい才能の一つである。知識を貯めていく方向で頑張るのが良い。
2は時間をかけても仕方ないことに時間をかけしまう。
社会で認められないようなことに取り組んでほしい。
3はリスクマネジメントや、対人による交渉ごとに向いているため、そのスキルを磨こう。

自分のタイプを大人になってから変えようとすると相当なエネルギーを必要とする。
割り切ってこれはやらないと生き方を決めてしまうのも、戦略として正しい。

最後に、
あなたにとっての「1%の努力」とは、どんなことを指すのだろうか。
それは、あなた自身にしか決められないことだ。

私はこの本を読み、もっと自分のことを知り、自分に合ったところで努力することが重要なのだと感じた。少ないエネルギーで最高の効果を得るための方法がこの本を読むと手に入る。ただし、寄り道をすることが決して悪いことではない。新しい学びに出会うことができることだってある。

努力の方法は人それぞれだが、1%の努力を頭の片隅にでも置いておくのも悪くないのではないだろうか。

<引用文献>
西村博之,1%の努力,ダイヤモンド社

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