仕事のこと
私は20年近く一つの仕事を続けている
世間ではカタいと評価されるだろう仕事
前例踏襲
定年まで続けてなんぼ
自分のカラーを出すよりも
そこに染まるのが一番賢い生き方
そんな一つの価値観を
勤めている全員がなぞるような
そんな環境に身を置いてきた
多分私は
そんな組織にそれなりに評価され
管理職になった
そんな生き方に
いつしか違和感を感じるようになった
私が私でないような違和感
決して辛いことだけではなかった
気の合う同僚だっているし
ピンチを救ってくれた上司もいる
慕ってくれる部下や後輩も
でも感じる…
私が私でないような違和感
私ってなんなのか
何者なのか?
いや、何者でもないのか?
まだ掴めていないけれど
多分、一つの価値観に染まり切ることを
本能的に拒否しているのだろう…
どこどこに勤めるだれだれ
だれだれ君のママ
それって本当の私?
私の息子は
私が仕事でステップアップしようとするタイミングで
いつも何かを起こす
ママ待ってー!
そっちでいいの?
そんなふうに問いかけられている
そんな気がする
今日はちょっとだけ
仕事で達成感を味わえた
それでいい
それがいい