最近の記事

大丈夫だよ

. 『ああ今日からどう生きていこう?』 永遠にリピートして「いや、本当にどうやって生きていくの?」と、自問自答している。何回やるんだ? もうすぐ26年経つけれど、未だに上手い生き方が分からない。それでもなんだかんだで今日に至った。 . 秋が終わる頃、ロフト付きの家に初めて行った。林間学校みたいでワクワクした。意味わからないと言われたけど、別にそれで良いよ。分からない方が可哀想だねと思うから。 2面採光の部屋で横になると、ちょうどいい温度の風が吹いてきた。夏になったらしい。だけ

    • 焼きそばの話

      焼きそばが好き。世間一般では焼きそばは『手抜き料理』らしいけれど、今日は焼きそばにしてくれと母にごねたことが何度もある。 毎回お昼に作ってくれてたから、焼きそばはお昼ご飯に食べるもの、という特に理由もない固定概念があった。 中学のある日、親が共働きの子が今日は夜ご飯を作らなきゃといっていた。何作るの?と聞いたら『適当に焼きそばかな〜笑』と笑っていて、私は目から鱗。 えっ、焼きそばって夜ご飯に食べていいの?めちゃくちゃしょうもないけれど、当時の私は衝撃だった。 夜ご飯に焼き

      • 見猿が去る

         「静岡に行ってから1年経つのかな」とぼそっと言われ、確かに本当に4月イッピで転勤だったならそうですね、と答えた。爆速で1年が経ってしまった。去年の3月、私は精神を病みました。  最後に行ったのが栃木県の日光東照宮だった。まだ雪が残る風が冷たい2月。    写真を撮って売ってくれるサービスがあり撮ってもらった。別に買わなくてもいいか、と一度通り過ぎたけどなんだか嫌な予感がして慌てて戻って写真を買った。2人で見猿のポーズをしていた。確かに、私たちは向き合わなきゃいけないことか

        • こんなことあったなという話

              辻村深月さんの『盲目的な恋と友情』を読んで思い出したことがあったので書き留めてみる。モラハラ男の話。  モラはよく大学の図書館に行っていたんだけど、そこの司書のおばさんと仲が良かった。どれくらい仲が良かったかというとラインを交換し、個人的に連絡をとっていた。そして私と出会う前にモラが引っ越しをした時、その引っ越し作業を手伝ってくれたらしい。え? 何が? という気持ち。実際に見たことはないけど、多分話を聞く限り50代とかの人。(子供もいた)。  最初の頃、モラの家か

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          右隣の少し透明なブルーと目の前の青みがかったイエロー

           これ言ったら傷つけるかな、と考えていることが既にもう失礼で、その目線で傷つけてしまうということもある。かと言って何も考えないで話していても無神経だよね逆撫でることもある。人間関係ってちょ〜ムズいよ〜。  始まり方が少し納得いかなくて、もしあの時、もしあの日、とタラレバ娘になる。でも何に見栄張ってんだと。私ってプライド高かったのかな。アンタだったら上手くやれたんだろうねと卑下してしまうこともある。  ヤモリとイモリはどっちが爬虫類とか、ピーナッツはナッツじゃないとか。『悪くな

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          梅田のトリキで会いましょう

           裁縫が好きだった友人に久々に連絡を取ったら『もうミシン捨てちゃったんだよね』と、気まずそうに言われて、会わなかった時間が急に質量を得て襲ってきた。一言で片付けられた言葉の裏でどんな時間を過ごしてたんだろう。  目立った共通点はなかったけど、何となく合うなと多分お互い思ってた。砂糖菓子の弾丸は暖炉に溶けて、『i miss you』は海の藻屑になったらしい。  それはそうと10月。  出口で振り向いて『あ、これかあ』と思った。始まりはいつだってこんな感じだったなと、雨降る中で

          梅田のトリキで会いましょう

          まだ間に合うって!

          11月3日(火)くもりのち雨  「これ、マジで28のアイコン!?」と札幌間で大爆笑。笑えるのはみんなのおかげだよ。ヒロシの映像これにしてええか?  渋谷スクランブルスクエアで窓際だったらいいなと思ったら窓際だった。運良いじゃんって笑ったけど、運ってなんだ。チーズティーを初めて飲んだら結構美味しくて「最適解」だと言う。その絶妙な言葉選び嫌いじゃないよと思った。  でも確かに全部最適解だったような気がする。って思ったけど、そういえば今日を迎えたことが多分間違いだった。「あるよね

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          見て見ぬ振りでさよなら

           わかりやすく言えばレーズンパンの中のレーズンの数がわかるんだよね。と言われ、私は今世紀最大のときめきを感じこの人のことをもっと知りたいと思いました。「千佳ってホント男見る目ないよね」と、よく言われます。ライバルがいなくて良いと思うんですが、違うんですか?  先月、実家からパンの詰め合わせが送られてきてその中にブドウパンが入ってました。名前がなんだかかわいくて、最後に食べようと思い冷凍庫に閉まっておこうと手に取りました。後ろの成分表を見て「なんだ、レーズンパンなんだ」と、人

          見て見ぬ振りでさよなら

           土曜日、日付を見て黙る。これで良かったのかと携帯を開くと、あーほら、本当にね。と少し笑えてくる。いつだって遅いんだよね。あの時思ったことは本当で、でもそれは思っただけだった。綾鷹はモヤがかかっていて捨てたし、もういいやと思うしかなかった。  全部当ててめちゃくちゃ面白かったのも本当で、良いなと思った。嫌な感情が無かったのも本当だよ。6と9のサイコロが、型にハマった。オレンジと青のグラデーションをみて『これ私Photoshopで作れるよ』なんてさ。

          10年越しのシエン

           既読のアイコンを見て「何でだよ」と思って、少し夜更かしして「今来たらどうする?」と自問自答をしてみる。あと1年だけでも早かったらな、なんて思うけど、その1年後には結局今になって、同じことを繰り返してるから。  

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          『冗談だよ』

          10月8日(木)  先日消えた1年間のiPhoneのデータ。  その時の脳内を支配してる大部分に気を取られて、そんなもんむしろ無くなってくれと思っていた。けれど、『あ、そっか、あれも無くなったんだ』と思うことが増えた。もっかい送ってくれない? とだけ言えば多分すぐ手に入るんだけど、でもつまりそれってもう1度欲しいと思うほど重要な物だと思ってます、と相手に伝えてしまうのでめっちゃ恥ずかしいなと思ってしまう。私は結構そういうことを悟られるのが恥ずかしいので、できん。  ふと思い

          『冗談だよ』

          追伸

           絵画のような知り合いについて話します。  その人と知り合ったのはたしか5年前。秀でて顔が整っているわけではないけれど、雰囲気がとても綺麗で惹かれるものがあった。絵を描くのが好きだと、少女のイラストを何枚も描いていた。その人の描く絵は、風景は変わって少女は同じ。彼女の旅する風景を描いてるんだと言っていた。出会った時から今に至るまで、毎日の様に描き続けている。少女には顔がない。  思い出した様に連絡を取ると、あげるよと描いた絵をくれる。少女の風景を分けてもらえること、それはとて

          近況報告は海老蔵のブログの更新頻度くらいしてほしい

          返信しなくても送ってきて欲しい。わたしのラインをツイッターにしてくれないか。たまに良いねを押します。まあ、わたしが好意ある人に限るけど。アンタのおはようはいらん。 【仲良くなれる法則3つ】 ①男の趣味がまるで違う ②人への期待のハードルが同じ ③反道徳性の許容範囲が同じ 私の友達の良いところは、お酒がなくても24時間ずっと話し続けられるところ。愛してまーす。  

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          クリームソーダはまだ青い

          9月11日(金)曇り  出たほら。またスーパーカーじゃん。と北千住駅前の電光掲示板を見ながら思った。あの日々がフラッシュバックして、またか、とがっかりする。  エントロピーを知れば知るほど、感情が付加されてしまい脳内の煩雑さが増してしまう。「そうか宇宙って言ってたし、そういうことか」あれはそこに繋がるんだ。いつも周回遅れで過去の出来事を回収していく。コーヒーにミルクを入れる度、ああ、これだったなと一人で思う。気持ち悪いし、頭がおかしいと言ってくれ。  成功したことがない。そ

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          1つ1つ整理して

          8月28日(金)晴れ  向いてなかったんだなと思うことがあった。やっていることは同じでもやり方を変えるだけでスゥッと上手くいった。もっと早く気がつけば良かった。  映画が苦手だった。ある映画が面白いからとAmazon primeで3度ほど観せられた。冗談ではなく本当に3回全部冒頭で寝た。1度は笑ってくれて、2度目はリベンジ、3回目はヤケクソ。全部無理だった。申し訳ない気持ちはあったけど、起きていられなかった。映画は観れないと思った。(勿論好きな映画だってあるし、基本的には寝

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          おしまいのデート

           瀬尾まいこさんの『おしまいのデート』を読んだ。  解説にもあったけれど、薬膳スープのようなお話。心が温まった。決して全てポジティブな「おしまい」ではないのだけど、ここで終わらない続きがある終わり。こんな「おしまい」もあることをすっかり忘れていた。  家族を思い出した。特に母親。  わたしは昔とうもろこしが嫌いで、匂いから無理だった。夏の大通り公園は最悪だった。  たまに母が仕事から疲れてお惣菜を買ってくる日があった。そこにとうもろこしが入ったおかずがある

          おしまいのデート