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女の人がイビキに悩んで病院に行った話(1)

みなさんは、イビキをかきますか?

…と尋ねたところで、イビキは寝ている時にかくものなので、自分自身では気づかないことも多いと思います。そんな私もそうでした。おそらく昔からイビキをかいていたと思うのです。しかし、一人暮らしを始めると誰からもイビキを指摘されることもなく、自分では気づけません。時々寝ぼけながら「わたし今、イビキかいてるかも・・・」とぼんやり思うことはありましたが、その程度。

イビキを意識したのは、パートナーからの言葉でした。

「イビキ、すごいよ」と言われて、寝ている間にスマホで動画を撮ってもらった(というか、撮られた)のですが、その動画から地響きのような音が聞こえたのはさすがにショックで、これが「ちょっと病院に行ってみよう」と思うキッカケになりました。幸いにも、比較的自宅から近い耳鼻科で「イビキ外来」なるものがあることを知りました。ここからは、そのイビキ外来を受診した時の様子を備忘録的に綴ったものです。長いから、段階的に更新していきます。

その病院は耳鼻科や内科で一般の外来も受け付けている病院で、イビキ外来は事前に予約することなく受診できるということでした。通常の外来受診の患者さんに紛れながら(いや、イビキ外来の方も居たのかもしれませんが)診察に呼ばれます。

担当医にイビキについていろいろ問診されました。

何がきっかけで受診を決めたの?
→パートナーからイビキについて言われたので気になって

パートナーは、睡眠時無呼吸症候群(睡眠中に呼吸が止まってしまう)っぽいとか言ってた?
→特に言われていないし、見た動画では呼吸が止まっているように感じなかった

ご自身ではイビキをかいていると感じる?
→自覚はあまりありません

日中に眠気を感じることはある?
→ありません

自覚症状がほとんどないのに受診するなんて自分偉いな〜と、問診を受けながら思ったのですが、顔の骨格や喉の様子を見て頂いた時に言われたのは、

あなたは顎が小さくて引っ込んでいる感じがあるので、体を横にした時に喉が塞がっていびきをかきやすいのかもしれない。

とのことでした。ただ、これはあくまでその場で診察した様子からの見解で、実際にそうなのかは精密検査をしないと分からないとのこと。


実はわたしは花粉症含め、アレルギー性鼻炎の持ち主であり、年中鼻が詰まっていて副鼻腔炎にもなったことがあるのです。先生にそのことを話すと、その影響で鼻が詰まって口呼吸になるのかもしれないね、とのこと。原因が分からないのでとりあえず簡易検査に進みますか、と打診される。


ただし、当時の自分は「自分がイビキがひどいなんて」と半信半疑であり、また花粉のシーズンで鼻が詰まっていたこともあったので、自分自身は鼻詰まりが原因だろうと思っていました。そのため、鼻詰まりのトラブルを解決してから簡易検査に進みたいと先生に申し出ました。

先生と話し合い、まずはアレルギー性鼻炎の内服薬等で鼻詰まりを解消して様子を見ましょう、ということに。

その日は少しホッとしながら薬を2週間ほど服用。

そして2週間経った後、パートナーからの「やっぱりイビキかいてるよ」という言葉を受け、再びイビキ外来に通うことになるのでした。

(続)



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