約束
思い出の中の二人はいつも笑っていて
色褪せぬように抱いた夢は
終わりを知らなかったあの頃のようで
手を取り合い 伝わる温度
言葉を無くしたあの夜でさえ
確かに感じられた
傷つけ合い、すれ違いの中で
許し合い、手を取り合えた事
無為に思える日々でさえ
今思えば色鮮やかで
思い出の中の二人はいつも笑っていて
色褪せぬように抱えた思いは
今は居ない君への「 」
繰り返す過ちの中で
終わりは見えていた
繋ぎ止めて居たかった心は
強がりな僕の唯一の答で
最後に交わした約束は
きっと、叶うことは無い
君への嘘
さよならで告げた愛情に
痛みは無く
またあの場所で立ち尽くす僕が
暖かな色と冷たい雨に濡れ
手を掴めなかった弱さを
儚く散る夢の中で
思い出の中の二人はいつも笑っていて
色褪せぬよう抱いた夢は
終わりを知らなかったあの頃のようで
思い出の中の二人のままで居れたなら
あの日夢見た季節のままで
笑い会えた痛みはここじゃない
無くした君が居たあの時に...
無くした君が居ない今は.....