完全にキャリア迷子
キャリア迷子になりました
私は現在、転職活動中の30歳前半の地方公務員です。もうかれこれ4年ほど、私にはもっと向いている仕事があると信じ続けて転職活動を続けていますが、結局どこを目指すべきなのか、分からなくなってきてしまいました。
自分の転職軸の整理
現在、自身の転職活動においてネックとなっているのは、私が「世間体」のようなものを気にしているということです。とてもしょうもない話で、世間体なんてものは、人生を豊かにするためには本質でないものだと理解しています。しかし、心のどこかで気にしてしまっており、それによって、自分の将来の選択肢を著しく狭めているのです。
認めたくないほど恥ずかしい話ですが、これがリアルであり、まずはそんな自分を自覚し、処理することから始めないといけません。
とりあえず、今の気持ちを整理するため、転職活動を続けてきてなんとなく分かってきた、自分の中の転職軸を書き出してみます。
①人(社会)のために役に立っていると実感できること
これは必須です。現職から転職したいと思った一番の理由がこれだからです。自分の1番の転職軸と言えます。やりがいがある、と言い換えることもできるかもしれません。この考えに関しては何も迷いはありませんので、今回は取り上げません。
②興味がある分野であること
いろいろありますが、現在は人材業界か、雇用・労働市場の研究ができる職業に就きたいと考えています。ここは次の記事で書きます。
③ある程度の給与があること
私は妻と子がいる身です。今後の生活を考えると、正直なところ最低でも500万、できれば600万(現職の給与)は欲しいところです。
④(できれば)これまでの経験が活かせること
ここまで転職活動をしてみて、③の給与を達成するためには、全くの未経験分野では難しいということが分かりました。ただ、私は地方の県庁の行政職をずっとやってきましたので、この経験を直接活かせる転職先はかなり少ないです。職種で見た時に、民間でも活かせそうな経験(人事、経理等)はありませんが、携わってきた分野は雇用・労働市場関係なので、ここに絡んだ仕事ができたらと思っています。
⑤名が知れていること
問題はここです。実際に担当の転職エージェントからさまざまな企業の求人を紹介されると、どうしてもその企業の知名度が気になってしまうのです。①〜④の条件と比べたら些細なことなはずなのに。そりゃ一応、大企業であれば家族の理解を得やすい、信用がある等といったメリットはあります。一方でデメリットとして、組織は大きくなればなるほど一般に硬直的、保守的、非生産的になるものです。私は全国的に見ても大きめの県庁で勤めてきて、そういう環境に辟易として転職活動をしているわけで、つまり大企業は私に合わない環境なわけです。
ではなぜ企業の知名度を気にしてしまうかというと、この理由はざっくり2つに分けられます。給与と見栄です。
給与は③で書いた通りですが、知名度の低い企業では、シンプルに給与条件面で厳しいことが多く、必然的に大企業寄りの志望になってしまいます。
そして見栄について。私は国公立を出て修士を取り、これまで大きめの組織に属してきたので、次に所属する企業も大きくあってほしいと思ってしまっているのです。組織が大きければ入社難易度が高く、入社難易度が高ければ良い人材が集まり、また良い職場環境になるのだと、無意識レベルで思い込んでいます。
企業の知名度を気にする理由なんて、掘り下げればいくつも挙げることができますが、要はプライドが邪魔しているのです。この気持ちがあっては、大きなチャレンジをすることができません。
これから
転職活動をしていなかったら、自分にそんな一面があることを自覚することは無かったでしょう。そういう意味では、そんな気付きを得ることができたのはよかったです。
しかし、転職活動においては、企業の知名度を気にすることで、選択肢が物凄く狭まることを実感しています。この気持ちとなんとか折り合いをつけたいです。こんな自分はどうしたら、またどこを目指したらいいでしょうか。誰か教えてください。