【SFDC Tips】Salesforceのきほんのき
会社ではSalesforceを使っている。
でもいまいちSalesforceについてよくわからない。
Salesforceについてもっと詳しく知りたい!
私の職場でもそういう方が多く、レポートやダッシュボードの作成の前に知っておいてほしい、Salesforceとはなんぞや的なことを、私なりの解釈で書いてみました。
あくまでイメージなので実際とは違う部分もあるかもしれませんが、これでなんとなくSalesforceについての概要が掴められればと思います。
[0]前提
そもそもSalesforceとはなんでしょう?
Salesforceは、企業と顧客をつなぐ顧客管理ソリューション。マーケティング、営業、コマース、サービスなどすべての部署で、顧客一人ひとりの情報を一元的に共有できる統合CRMプラットフォームです。
抜粋:https://www.salesforce.com/jp/products/what-is-salesforce/
SalesforceはクラウドベースのCRMソリューションです。
CRMというと、zohoやMicrosoft dynamics 365、eセールスマネージャーやSensesがありますが、中でもSalesforceは世界でもトップシェアを誇り、15万社の導入実績があります。
このnoteでは、SalesforceのSFAであるSales Cloudについて書いていきます。
[1]オブジェクトとレコード
Salesforceには「オブジェクト」というものがあります。
オブジェクトと言われると難しく聞こえますが、要は箱です。
Salesforceには「リード」「取引先」「取引先責任者」「商談」など様々なオブジェクトがありますが、それらは名前の付いた箱なのです。
箱の中には「レコード」という名でたくさんの情報がそれぞれ入っています。
[2]リード
リードとは、一言でいうと「見込み顧客」のことです。
自社の顧客になっていなくても会社の商品やサービスに興味をもっている個人、団体、企業を表します。
リードの情報はファイルからインポート機能を使って一括で登録したり画面から入力したり、外部ソース(ウェブフォーム、企業データベースなど)から登録されたりすることでSalesforce内に取り込まれます。
また、SanSanやPhone Appliなど名刺管理ツールと連携が可能で、セミナーや展示会などで獲得した名刺を取込みリードに登録することでリードナーチャリングが可能です。
リードに対しての活動の結果、アポが取得でき、実際に商談を開始することになると「リード」は「取引先」に進化します。
[3]取引先
取引先の「レコード」も箱のようになっており、「商談」のレコードや「取引先責任者」のレコードなどを入れることができます。
1つの取引先(企業)には、複数の商談や複数の担当者が存在する場合があるため、1取引先に対し、複数の商談や取引先責任者のレコードを追加することが出来ます。
[4]商談
商談のレコードは、実際に進行中の案件を表します。
実際の商談のフェーズや金額、完了予定日、行動や次回アクションなどの管理が可能です。
特に「金額」「フェーズ」「完了予定日」項目を入れるだけでもハイレベルなダッシュボードの作成が可能です。
[5]取引先責任者
取引先責任者は取引先の担当者の情報が格納できます。
SanSanやPhone Appliなど名刺管理ツールと連携が可能で、商談で実際に名刺交換をした人の名刺をスキャナかアプリで取り込むと取引先責任者への登録が可能です。
もし、既に取引を開始している取引先に所属している個人のリードがアポへと至った場合は、新たに取引先に進化せず、既存の取引先の取引先責任者へ追加し、新しく商談も作成します。
まとめ
なんとなくSalesforceの構造についてイメージは湧いたでしょうか?
箱の考え方は「カスタムオブジェクト」を利用している企業でも同じです。
※カスタムオブジェクトとは、Salesforceに標準で実装されているオブジェクト以外に利用企業で個別に作成されたオブジェクトのことを指します。
このイメージが頭に入ってるとレポートの作成のときにも役立ちますので是非覚えていてください(●´ω`●)