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思考と自己省察の空間を求めて - WHITE SPACE実践レポート

はじめに

WHITE SPACEの概念を学び始めて2週間が経過しました。第1週目では本の概要を把握し、期待することや読む前の自分の状態を分析して、どうになりたいかを考えていきました。

WHITE SPACEの本質

読み進めるうちに、WHITE SPACEが単なる休憩時間ではなく、創造性と生産性を高める思考のための貴重な空間であることに気づきました。

戦略的小休止の実践

1. 意図的な空白時間の創出:1日3回、各15分の「何もしない時間」を設定
2. デジタルデトックス:就寝1時間前からのスマートフォン使用を中止
3. 自己省察の機会:毎朝5分間の瞑想を実施

「忙しい教」からの脱却

現代人の「忙しさ」の病理
自分が「忙しい教」に入信していたことに気づきました。常に何かに追われる生活を「正しい」と誤解していたのです。

忙しさの隠れたコスト

• 精神的・肉体的疲労の蓄積:週末の疲労回復に1日以上要していた
• 創造性と生産性の低下:新しいアイデアが月に1-2個程度しか出なかった
• 人間関係の質の低下:家族との会話時間が平日30分未満だった
夜更かし文化の問題
私自身、夜遅くまで活動することで「充実した一日」を過ごした気になっていましたが、実際には生活の質を低下させていたことに気づきました。平均睡眠時間は5-6時間でした。

働きすぎる3つの要因とその対策

1. 欲張り
• 対策:ToDoリストを1日5項目に制限し、優先順位をつける
2. 同調圧力
• 対策:週に1回、同僚の残業誘いを断る練習をする
3. 無駄遣い
• 対策:1日の終わりに、時間の使い方を15分間振り返る習慣をつける

朝の時間の有効活用

• 6:00-7:00 歯磨き、瞑想、水分補給、飲みたいコーヒー豆を選び、手動ミルで挽くそして瞑想し、軽く筋トレを行う。
• 7:00-7:30 身支度、コーヒーを淹れて、一日の計画とジャーナリングを行う。
• 7:30-8:00 コーヒーを飲みながら読書や学習(自己投資の時間)

デジタルデトックスの実践

SNSやインターネットサーフィンによる「偽りの満足感」から脱却するため、平日の夜9時以降はスマートフォンを別室に置くようにしました。
実践してみての気づき
1. 短時間の集中作業で、以前より20%多くのタスクをこなせるようになった
2. 創造的なアイデアが週に2-3個浮かぶようになった
3. ストレスレベルが主観的に30%程度低下し、睡眠の質が向上した(平均7時間に増加)
直面した困難と対策
• 習慣化の難しさ:最初の3日間は新しいルーティンに慣れるのが大変でした。カレンダーにリマインダーを設定し、小さな成功を祝うことで乗り越えました。
• 周囲の理解:同僚から「さぼっている」と誤解されることがありました。WHITE SPACEの概念を簡単に説明し、実際の生産性向上を示すことで理解を得られました。

結論

WHITE SPACEの実践を通じて、「忙しさ」から脱却し、意図的に思考と省察の時間を設けることの重要性を実感しました。この2週間の取り組みで、すでに生活の質が向上していることを感じています。
次週は、さらなる実践と、職場での応用、長期的な目標設定について報告したいと思います。

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