見出し画像

幸せの調味料

久々のnote投稿です。

今回は我が家の食卓で活躍する「幸せスパイス」について書かせていただきます。

お手すきの方は、お付き合いください(笑)


本日の晩御飯は「値引きされていた焼肉セット」!!

運よく買えて、ご満悦の我が家。

食事中は1日の出来事や今後の予定・他愛ない話など、貴重な家族団らんのの時間となっています。


ここでふと思い出したのが、過去に出会った社長子息のことです。

このご子息様、ありがたいことに私にお熱になってくださった時期がありました。

買い物や食事など何度か一緒に出かけることもあり、徐々に仲は深まっていたと思います。


しかし食事中の彼の一言で関係が変わってしまいます。

「君はこんなものでも美味しそうに食べられるから幸せだね」

言いたいことはすぐにわかったので、

「今度少しお値段が張るんだけど、お父さんとよく行くお店に行ってみる?」

と提案しました。


後日、彼の承諾を得て向かった先は、A5ランクの牛肉しか取り扱っていない焼肉店です。

お店のメニューを見て、どんどん青ざめていく彼。

1品注文すれば1人の諭吉さんとお別れ確定ですから、仕方ありません。


彼は黙々と食事をすませ、足早に店をあとにしました。

「美味しかったでしょ?」

と聞くと

「いつも君とのデート代とか出すの大変なんだから、手加減してよ!味なんてわからなかったよ!」

とお怒りのご様子。

「うん、ごめんね」

と、話し合いの末このままお別れすることになりました。


意地悪だとわかっていましたが、なぜこんな行動に出たかというと

彼は本当に美味しいご飯を知らないんだろうな」

と思ったからです。

味音痴ってことじゃないですよ(笑)


本当に美味しいご飯は値段で食べるわけでも、味で食べるわけでもありません。空気で食べるのです。


高い料亭で気難しい上司の小言を聞きながら食べるご飯は、美味しいのでしょうか?

財布を気にしながら食べるご飯は?

残念ながら経験上、こういう場での料理は味がしません。


反対に、好きな人と行く小さなカフェはどうでしょう?

子どもを連れて行くファミレスやチェーン店は?

家で食べる誰かの手作りご飯は?

私は、これ以上に美味しいご飯を知りません。


多少マナーがなっていなくても、みんなで笑って食事を囲めることは、とても幸せなことです。

この幸せがスパイスとなり、安上がりな食卓を世界一の料亭に変えてくれるのです。


「君はこんなものでも美味しそうに食べられるから幸せだね」

という彼の言葉は、逆だったわけです。

彼といたから、どんな料理も美味しく感じていたわけですから。

しかし彼には「幸せのスパイス」がわからなかったみたい…ある意味、味音痴かな?('Д')


我が家では値引きされた焼肉セットでも美味しく食べられるスパイスを、素敵な夫と可愛い子どもたちがいつでも出してくれています。

それは、お金や品質では決して賄えないものです。

もちろんここで味を追求すれば、更に美味しいものが食べられちゃうわけですが、わたくし残念ながら味音痴( *´艸`)

我が家では私がご飯を作ると「味がしない」とクレームが入りますが、食卓のお皿は空になります。


このように絶大な効果を発揮する「幸せのスパイス」

あなたはもう手に入れましたか?








いいなと思ったら応援しよう!