初めての中国 その2・勉強編~自分の中国語史6~
皆さんこんにちは。zhuoyeです。
今回は北京での短期留学期間中の授業について書きます。
短期留学の授業は寮の隣の建物で行われました。クラスは日本のクラスと同じ編成なので実質場所と先生が変わっただけになります。
先生は現地の先生ですが、確か記憶だと先生になりたてだったか、中国語の先生になるため研修中の人だったと思います。
先生は日本語ができないので授業は当然全部中国語で行われます。日本の学校でも時折中国語を混ぜる事はあっても、100%フル中国語というのはこれが初めてでした。
中国語を始めて1年3か月くらい。大きな経験です。
ただ困った事もありました。それは
先生の話すスピードが速い!
という事で、最初は先生が何を言っているのかよくわかりませんでした。
何となく話の中から知っている単語を聞き出して
もしかしたらこんな事を言っているのでは?
という予測だけ立てて授業を受けていました。
そして一日・・・また一日と過ぎていき、時間と共に聞き取れる割合がほんのちょっと増えてきた気はしますが、それでも話の全体像を理解するには至りませんでした。
楽しいけど、難しいな~・・・😩
と思っていましたが、三週目に入った時に突然劇的変化が起こります。
スポーン!(゚∀゚)
と耳が貫通したように先生の話が普通にわかるようになりました。
(勿論100%わかるわけではありません)
先に書いたようにそれまでは聞き取れた単語から話を予想する事に頼っていましたが、スポーン!と来てからは音が入ってきてその音のまま脳内で理解に達するような感覚に変わりました。
文法や単語の説明、授業中の雑談に至るまでどんどん頭の中に入ってきます。
わかるようになると授業が楽しくて仕方がない!
最初は中国語を聞いて理解する事に心理的負担も大きかったのですが、ポジティブになるとその負担がエネルギーに変わるから不思議なものですよね。
私が一か月間楽しく過ごせた最大の要因の一つがこの授業での体験でした。
ただ反省として私はこの「3週間目に突然聞き取れるようになった」という体験で「リスニングの練習とは知っている単語を増やして後はいろんな中国語を聞いていればいいんだな」と認識を持つようになりました。
なので学校での授業を除けば、教材を開き「聞く→知らない単語を調べる→また聞く」というような計画的なリスニング勉強をするようになったのは実は最近です。
留学中の体験も大切だけど、一つの成功体験だけに頼るのも考えないといけませんね('◇')ゞ
また、短期留学中に初のHSKも受けました。
当時はまだ旧HSKの時代で、合格級の出し方も今とは異なるものでした。
試験の日、学校が用意したバスに乗り同じエリアにある北京語言大学へ・・・。
初のHSK・・・
なんの準備もしてませんでした。
なぜなら・・・
当時は試験の準備方法を知らなかったからです(`・∀・´)エッヘン!!
準備の仕方を知らなければ黙ってればいいのに、試験開始以前までまじめに本を読むクラスメートに「昼飯何食べる?ねー。ねー。何食べる?」と聞いて「今試験前の勉強しているんだけど!( ゚Д゚)」と怒られる始末。
結果は3級でした。
文法は5級に到達していましたがリスニングが3級と低く、結果3級となりました。
3級は実はとても悔しかったんです。
なんの準備もしてなかったのに。
当時は試験前に勉強して準備するなんて頭になかった・・・。
でもこの悔しさのおかげで勉強に力が入った記憶があります。
次は短期留学中の生活面などもろもろについて書きます。