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112.もう悩まない!必要以上に凹まない2つの視点
僕はあまり凹むことがなく、周りからも「ポジティブだね」とよく言われます。
学生時代は物事をよく考えず、「なんとかなるっしょ」の精神だったので、寝たら忘れていました。
社会人になってからは年相応の見られ方をするようになり、責任が生じることも多くなったので、楽観的ではなく、生産的に物事を考えるように視点を変えてきました。
僕が実践している考え方を2つ紹介します。
凹んでいる自分を客観的に見る
何か失敗したり、思い通りにいかなかったりすると、人は落ち込みます。
そんな時は一歩引いて自分を観察してみるのがポイントです。
僕の場合、「なんでこの人はこんなに落ち込んでいるんだろう?」と第三者視点で俯瞰して見るようにしています。
友人が悩んでいる時には、冷静にアドバイスができることが多いと思います。
たとえば、仕事でミスをして上司に注意されたとき、「自分はなんてダメな人間なんだ」と漠然と凹むのではなく、「ただ怒られて嫌な気持ちになっただけ」「取り返しのつかないことではない」と認識できると同時に、「次に同じ失敗をしないように準備すれば大丈夫」と対応策を考えることができます。
他にも、恋愛などの人間関係で悩んでいるときは、他人のコントロールできないことで悩んでいることが多いので、客観的に見ることで広い視野で見たり、今自分にできることに集中したりすることができます。
紙やスマホのメモ機能に書いて自分を客観的に見ることで、凹んでいる理由が言語化され、「なんだ、そういうことか」と気持ちが整理されて、必要以上に落ち込むことが減ります。
「理想の自分」はどちらか自分に問う
落ち込んだとき、自分にこう問いかけてみるのも有効です。
「このまま落ち込んでいる自分」と「前向きに行動している自分」、どっちがいい?
ほとんどの場合、「前向きな自分」と答えるでしょう。
こう考えると、なんか動かなきゃ!と背中押しされます!
とはいえ、すぐに切り替えられないときもあります。
そういうときは、「すぐに答えが出なくてもOK」「まずは小さなことから動き出す」と考えるのがおすすめです。
たとえば、気分転換に散歩をする、好きな音楽を聴く、読書をする、気持ちをノートに書き出すなど、ほんの少しでも「落ち込んだ状態から抜け出すきっかけ」を作ることで、気分が徐々に変わってきます。
この考え方を習慣にすると、悩んでいる時間がもったいないと感じ、自然と立ち直りが早くなります。
もちろん、すぐに前向きに行動するのは難しいかもしれません。
でも、『どうせなら前向きに行動したい』と思ったとき、「そのためにできる小さな一歩は何だろう?」と考えてみてください。
最後に、大事なことは、「凹むこと自体は悪いことではない」という点です。
落ち込むことには、「自分の価値観や本当に大切なものに気づく」「失敗から学ぶ」という側面もあります。
しかし、必要以上に引きずると、自分を責めるだけで終わってしまい、前向きな行動につなげられなくなることもあります。
だからこそ、落ち込む時間を適度にコントロールし、次のステップへつなげることが大切なのです。
ポジティブになるために変えるのは「性格」ではなく「習慣」です。
最初は「なぜ落ち込んでいるのか?」と考えることさえ難しいかもしれません。
でも、繰り返し意識していくうちに、だんだんと「凹んだときの切り替え方」が身についていきます。
まずは「落ち込んだときに、自分の気持ちを客観的に見ること」から始めてみましょう。
ではまた。