埼玉西武2022ドラフト予想&候補紹介
前回の補強ポイント考察に続き、今回はドラフト候補選手にフォーカスして、ライオンズが指名するかもしれない選手を紹介していく。
前回の記事はこちら
ドラフト指名順
2022年のドラフト会議指名順番は下記のとおり。
・2巡目
日→中→ロ→広→楽→巨→西→阪→ソ→De→オ→ヤ
・3巡目
ヤ→オ→De→ソ→阪→西→巨→楽→広→ロ→中→日
以降、交互に繰り返し。
今年は阪神と巨人に挟まれている。この両球団とどうしても欲しい選手が被る時、優先して指名順を繰り上げるなども起こり得る。
順番が離れている球団でも、例えば西武と補強ポイントの近い球団がいる場合、優先して指名するなどの駆け引きもあるので、そのあたりも面白いポイント。
ドラフト指名予想
前提として、蛭間は単独指名で交渉権獲得できると思われる。
西武以外で蛭間の可能性があると考えていたのはソフトバンクと巨人。
両球団が異なる選手を明言しており、予想では一本釣りが成功するはず。
既に他球団が1位指名を明言した選手は除外する。(10/19時点)
ハム:矢澤 投手 日本体育大学
中日:仲地 投手 沖縄大学
広島:斉藤 投手 苫小牧中央高校
楽天:荘司 投手 立教大学
巨人:浅野 外野手 高松商業高校
西武:蛭間 外野手 早稲田大学
ソフ:イヒネ 内野手 誉高校
オリ:曽谷 投手 白鴎大学
ヤク:吉村 投手 東芝
パターン①:野手重視
1位:蛭間 拓哉 外野手 早稲田大学【明言】
2位:内藤 鵬 内野手 日本航空石川高校
古川 雄大 外野手 佐伯鶴城高校
野口 泰司 捕手 名城大学
3位:村松 開人 内野手 明治大学
齊藤 大輝 内野手 法政大学
奈良間 大己 内野手 立正大学
4位:林 優樹 投手 西濃運輸
富田 蓮 投手 三菱自動車岡崎
吉野 光樹 投手 トヨタ自動車
5位:山浅 龍之介 捕手 聖光学院高校
野田 海人 捕手 九州国際大付属高校
唐川 侑大 捕手 東海大札幌高校
6位:羽田野 温生 投手 東洋大学
渡辺 翔太 投手 九州産業大学
育成1位:吉川 悠斗 投手 浦和麗明高校
育成2位:玉置 隼翔 投手 愛媛マンダリンパイレーツ
育成3位:辰見 鴻之介 内野手 西南学院大学
育成4位:相澤 白虎 内野手 桐蔭学園高校
2位は大化けするかもしれないスラッガー2人、内藤(日本航空石川)と古川(佐伯鶴城)。
即戦力捕手を獲得しにいくならばこの順位もしくは3位になってくると思い、野口(名城大)も候補。
内藤はおかわりタイプのアーチストになれる可能性を秘め、三塁守備も鍛えることができればまさにおかわり2世。山川、渡部とは違う系統の違うスラッガー。
古川は身体能力の高さと強打が自慢の右打ち版柳田(ミギータと呼ばれるらしい)。阪神なども指名検討していることから、西武の3巡目では残っていないと予想。
野口は捕手としての能力は勿論、打撃も期待。森が移籍するならば、1年目から正捕手争いに勝ってもおかしくないくらい魅力。
3位は西武お得意の野手枠。今年は大学生内野手が豊富なので、だれかは残っているだろうという予想。
村松(明大)は走攻守に即戦力となれそうな二塁手。もしかしたら西武の2巡目ですら残ってないかもしれない。
齊藤(法大)は攻守に安定したプレーが見込めそうな二塁手兼三塁手。今秋不振も、大学での実績は十分。3位で獲れるならおいしい選手。
奈良間(立正大)は常葉菊川高時代にも静岡大会打率8割で有名になった強打の右打ち遊撃手。大学でもアグレッシブなプレーで観るものを魅了する。西武にきたら人気も出そうだ。やらかしも目立つけどドームの雰囲気を一気に持って行ってしまうようなプレーも飛び出す、そんな選手。
4位は即戦力投手をピックアップ。
林(西濃運輸)は高校時代の甲子園での活躍が印象にあるが、球威アップもアップし今年さらに一皮剥けた印象がある。
富田(三菱自動車岡崎)はボールのキレで空振りを奪う侍JAPAN左腕。リリーフ即戦力として考えたが、先発として2軍でじっくり育てていくのも良さそう。その場合浜屋をリリーフに回したい。
吉野(トヨタ自動車)は先発でもリリーフでも可能性がありそうな即戦力右腕。平井のような役回りで期待したい。
5位は高校生捕手枠とした。
個人的な推しは山浅(聖光学院)だが、野田(九国大付)と唐川(東海大札幌)も魅力。東北枠、九州枠、北海道枠と3人それぞれに違った西武っぽさもある。
6位はロマン投手枠。
羽田野(東洋大)は潮崎Dが高評価のコメントも残しており、西武の注目度は高いはず。
怪我もあり一気に名前を聞かなくなってしまった感があるが、普通に考えたらドラフト上位でもおかしくない素質を持った投手。最近そういった選手を下位で指名したりすることがあるので、羽田野は十分ありそう。
渡辺(九産大)も同様の理由で取り上げてみたが、西武っぽいのは羽田野と予想。
育成枠は投手の層を底上げする、近い将来に来る内野手不足問題への対策とした。
吉川(浦和麗明)は12球団注目の伸び盛り左腕だ。もしかしたら育成枠まで残っていない可能性もあるかもしれない。綺麗なワインドアップからチェンジアップを武器にする投手で、2軍投手コーチに就任する内海に育ててみてほしい投手。吉川ではないにしても、内海に託す投手を1人獲得すると考えている。
玉置(愛媛MP)は190㎝の長身からキレで勝負する先発右腕。独立リーグからもだれか指名するのではというところから、玉置を選択。高校2年から投手を始め、高卒2年目。投手歴が浅いながらも今季は愛媛のエースにまで成長を遂げた。まずは2軍の先発ローテに入ってほしい投手。和歌山東卒というのも西武スカウトは当時から見てた可能性あるかも…。
辰見(西南学院大)は右打ちのスピードスター二塁手。金子侑司風サラサラヘアーイケメン。内野版金子として期待。もし獲得したら、1年目に支配下登録まであるかもしれないと思う選手。理想は片岡治大のようになってください!お願いします!
相澤(桐蔭学園高)は所沢出身、ライオンズジュニア出身の右打ち遊撃手。50m5.9秒の俊足と通算19発の強打を兼ね備え、気迫を見せるプレイスタイル。大化けしたら中島宏之のようになれるかもしれない。
パターン②:投手重視
1位:蛭間 拓哉 外野手 早稲田大学【明言】
2位:金村 尚真 投手 富士大学
山田 陽翔 投手 近江高校
林 優樹 投手 西濃運輸
3位:齊藤 大輝 内野手 法政大学
奈良間 大己 内野手 立正大学
内藤 鵬 内野手 日本航空石川高校
4位:山浅 龍之介 捕手 聖光学院高校
5位:大津 亮介 投手 日本製鉄鹿島
高野 脩汰 投手 日本通運
6位:大野 稼頭央 投手 大島高校
羽田野 温生 投手 東洋大学
育成1位:吉川 悠斗 投手 浦和麗明高校
育成2位:玉置 隼翔 投手 愛媛マンダリンパイレーツ
育成3位:辰見 鴻之介 内野手 西南学院大学
育成4位:相澤 白虎 内野手 桐蔭学園高校
詳細は省略するが、少し投手に比重を置いて考えてみた。
野手重視パターンとの複合系になる可能性もありそうだ。
駆け足になってしまったが、今年のドラフト会議まであす数十分。
今年も、ここで取り上げた選手以外にもどんな選手がライオンズに入団してくれるのか楽しみだ。