xtc23

ビートルズからオルタナ・ロックまで、偏った視点で綴る音楽雑感です。初めて握手した海外アーティストは、BadfingerのJoey Mollandでした。 イギリス文化、サッカー(Tottenham Hotspur、横浜F・マリノス)、ビール好きです。

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ビートルズからオルタナ・ロックまで、偏った視点で綴る音楽雑感です。初めて握手した海外アーティストは、BadfingerのJoey Mollandでした。 イギリス文化、サッカー(Tottenham Hotspur、横浜F・マリノス)、ビール好きです。

最近の記事

Double Albumはお好きですか?/その弍

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆ LP1枚でもクオリティを保つのは難しい。 ましてやDouble Album(2枚組)で維持するなんて殆ど奇跡に近いです。 当然、完成度には差がありますが、 「盛りだくさんでバラエティ豊かな」2枚組につい惹かれてしまいます。 そこで、これまで聴いたDouble Albumを、ひたすら身勝手で偏った視点で紹介します。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆ 前回(その壱)は、こちらの6アルバムを紹介しました。 ワクワク、ニヤニヤしなが

    • Double Albumはお好きですか? /その壱

      LP1枚でもアルバムを通してクオリティを保つのは難しいと思う。 ましてやDouble Album(2枚組)で達成するなんて殆ど奇跡。 でも、たまにあるんですよね。 そもそも何故アーティストはレコード会社の反対を押し切ってまで2枚組アルバムを作るのだろう??? 曲が湧き出して来て止まらないから? 価格も高くなって売れない筈なのに。 しかも、アーティストが内容に満足していても売れなければ、レコード会社から契約を切られたり、次回の内容に口出しされたりするわけだから、大変じゃない

      • 龍角散の紋章を見ると思い出す The Lightning Seeds

        『ゴホン!といえば龍角散』は有名なキャッチフレーズですが、龍角散にはこんな紋章があるのをご存知でしょうか? この紋章を見るといつも思うんですが、 フニョフニョした3つな物体は何?って。 どうやら「龍」の字のつくりの部分を象形化したものらしいです。 リンクを貼った下記ページに詳しく書かれてます。面白いのでぜひご覧ください。 そして、イギリス文化とフットボールとロックが好きな僕は、フットボールのイングランド代表チームのエンブレム 『Three Lions』を連想してしまいます

        • マトリョーシカ的シングルコレクション。/ XTC, Dodgy.

          シングルと言えば通常7インチですが、80年代は12インチシングルが流行りました。 文字通り30センチのLP大のディスクに片面1〜3曲程度を収録。7インチシングルとはミックス違いのロングバージョンが入っていることが多かったです。 バージョン違いも魅力でしたが、このサイズで45回転ということで同じ曲の時間でも音が良いというメリットもありました。 サイズ的にもLPに慣れている人には親和性があったのではないでしょうか。 僕もその1人で、DJをやってるわけでもないのに良く買ってまし

          ズッコケちゃうけど憎めないロックの名盤

          数多くのレコードを聴くうちに、憧れの存在のロックミュージシャンにも意外と人間味やお茶目な面があることに気づきます。 例えば、EL&Pの名盤『Tarkus』に入っている『Are you ready Eddy?』やKING CRIMSONの『In The Wake Of Poseidon』に収録された『Cat Food』は彼等のイメージとのギャップを感じつつも、どんなアーティストにも『ロックンロール魂』が宿っているんだなぁと感じます。 そんなギャップ作品の中には、吉本新喜劇並

          ズッコケちゃうけど憎めないロックの名盤

          Mamunia - たまには雨を感じよう。

          最近は激しい雨が多い。 Bob Dylanか!? 数日前もそうだった。風も強くて、まるで「外に出るな」と言わんばかりの豪雨で膝下はびしょ濡れ。これじゃあ、朝からテンションが下がるよね。 その少し前の夜はもっと酷かった。ゲリラ豪雨か線状降水帯か知らないけど、仕事場を出ると傘はほどんど役に立たず、滝の中を歩いてるようだった。 挙げ句の果てに環状7号線沿いの歩道で4tトラックに思いっきり雨水をぶっかけられた。 腹立たしさを通り越し、諦めの境地の中で、何故かThe Smithsの

          Mamunia - たまには雨を感じよう。

          Rubber Soul マニアック

          好きなアルバムの中でも何枚も買い集めてしまう特別なアルバムがあります。 虎の子の1枚を聴き倒すのもいいでしょう。でもアナログレコードには、モノラル、ステレオでミックスが違ったり、販売国や時期によってジャケットのデザインや収録曲が違ったりして、ファンにとってはとても奥深く、集め甲斐がある媒体なんです。 今回紹介するのは、ビートルズの中で2番目に好きなアルバム RUBBER SOUL! この写真のレコードは イギリス盤4枚、 アメリカ盤2枚、 日本盤4枚 の計10枚です。

          Rubber Soul マニアック

          箸休めではない Wild Honey Pie

          『Wild Honey Pie』はホワイトアルバムに入っている1分足らずの小品。 最初聴いた時は「何じゃコレ⁈」と思ったけど、こういった「お遊びソング」は嫌いではない。いや、大好きです。 ポヨ〜ンとした雰囲気で始まり、G - F - E - E♭- Dと1音、半音、半音、半音と下がって行くコード進行。 ボーカルも芝居がかった感じで Honey Pie... Honey Pie... I love you... Ooo とコミカルな作品に仕上がってます。 Paulのソロアル

          箸休めではない Wild Honey Pie

          The Kick Inside マニアック

          ■Kate Bushに興味を持つまで 兄の影響で小学生の頃から洋楽ロックを聴いていた僕は、『ロック=バンド=男』みたいな単細胞で勝手なイメージを持っていました。 そのせいで70年代後半まで女性アーティストを聴くことは殆どありませんでした。 そんな余裕が無かったのですが…。 今では男女に拘らず好きなアーティストを聴いていますが、初めて真剣に聴いた女性アーティストはKate Bushでした。 彼女に興味を持ったキッカケは、やはり 「ピンクフロイドのデイヴ・ギルモアに見いださ

          The Kick Inside マニアック

          潜水服ジャケットにハズレなし① Deceptive Bends - 10cc

          ピートルズ路線が好きな僕にとって、少しヒネリが効いたブリティッシュ・ポップスは最も興味をそそられるジャンルです。 その代表とも言えるバンドが10ccです。 王道ポップが得意なエリック・スチュワートとグレアム・グールドマン。エキセントリックなアプローチが好きなケヴィン・ゴドレイとロル・クレーム。 この真逆なスタイルの2チーム4名が融合した10ccのサウンドは、僕の欲求を十分に満たしてくれる『捻くれポップ』でした。 今回紹介する『Deceptive Bends』は1977年

          潜水服ジャケットにハズレなし① Deceptive Bends - 10cc

          たまに聴きたくなる曲... Bitter Sweet Symphony - The Verve

          持っているけどいつも聴くわけではない。 でも、ときどき無性に聴きたくなるアルバムがある。 1997年にリリースされたThe Verveの『Urban Hymns』もその1枚です。 90年代のイギリスらしい音やアレンジはアルバムを通して一貫性があり、粒揃いの楽曲が並ぶ傑作だと思います。 中でもやっぱりこのシングルですよね。 『Bitter Sweet Symphony』 The Rolling Stonesの『The Last Time』をサンプリングしたと噂になっていた

          たまに聴きたくなる曲... Bitter Sweet Symphony - The Verve

          Strawberry Fields ForeverがPaul McCartneyに与えた影響とは?

          John Lennonが書いた『Strawberry Fields Forever』…シングル向きかどうかは別として、世の中に与えたインパクトは大きかったはず。 でも、そんなオーラなんて物ともせず、完璧なポップソング『Penny Lane』をぶつけて来るPaulもやはり只者ではない。 1967年2月17日、ビートルズはこの2曲を両面A面シングルとしてリリースしました。 新たな幕開けに相応しいシングルです。 Paulは何に反応したのか? さて『Strawberry Fie

          Strawberry Fields ForeverがPaul McCartneyに与えた影響とは?

          縁あって…Queen 1st

          中古レコードを買うと時々名前が書いてあることがあります。 日本盤ではあまり見かけませんが、アメリカ盤に多いような…。気のせいかも? 『名前入りレコード』って、会ったことないのに元の持ち主に親近感を感じてしまいます。 だって同じ趣味を持っているわけだから。 ▫️Maryさんが持ってたQueenの1stアルバム(アメリカ盤) ビートルズの次に夢中になったのがQueen。 ミーハーなファンも多かったけど、彼らのテクニックに魅了されたロックファンも多かったはず。僕も後者のファン

          縁あって…Queen 1st

          君が選んだ.. Ziggy Stardust

          僕の娘がまだ掴み立ちも出来ず、ハイハイをしていた頃の話です。 やはり子供はScary monsterだった…。 好奇心旺盛なモンスターは部屋中を這い回り、興味を持ったモノは全て手に入れていました。 その日のターゲットはテーブル上に置いていた数枚のCD。  完全にノーガードだった。 君が選んだのは、 David BowieのZiggy Stardust。 1990年にリイシューしたBox入りのリミテッド・エディション。 名盤ですよね! しかし、モンスターにとって『名盤』

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          Utilityな存在。XTC

          『ロックを幅広く聴きますが…ビートルズが1番好きで…』と僕が答えると、 『えっ?この人、素人さん?』 みたいな反応を示されることがあります。 まだ親しくない相手と音楽話を始めたときです。 そんなときは、 『いやいや、ビートルズは奥が深いんです。だから、脳天気に聴いてるだけじゃなくて真面目な分析もしてますよ』 ということを、さり気なく且つ的確に伝えなければいけません。 そこで大活躍するのが、XTCです。 ここからはXTC愛を語ります。 —————————————————

          Utilityな存在。XTC

          T.REXと名古屋市立大学

          今回のテーマは、T.REXと名古屋市立大学。 T.REXは有名なので説明を割愛しますが、 名古屋市立大学(名市大)については少し説明しましょう。 名古屋市立大学は名古屋市にある小規模な公立大学で、僕の出身校でもあります。 今でこそ8学部になってますが、僕が通っていた頃(1982年〜1986年)は医学部、薬学部、在籍した経済学部の3学部で、1学年の学生数も400名(医学部100名、薬学部100名、経済学部200名)という高校並みの規模でした。 しかも、キャンパスがそれぞれの

          T.REXと名古屋市立大学