芸人さんの生き方ってこんな感じなの?な仮説ができるドラマ
最初はタイトルの意味がわからなくて敬遠してたんですけど、2人の学生が芸人になる話だったので視聴してみました。笑えて泣けて、最後まで楽しかったです。芸人になるまでとなってからの話なので、「芸人さんってこんな感じなのかな〜」がイメージしやすくなりました。
まあでも芸人人生、ハードすぎるだろ…という感じ。
あらすじ
主人公は、間宮祥太朗さんと渡辺大知さん。間宮さんは、学校一のおもしろ生徒です。みんなを喜ばせるのが好きなタイプですね。その間宮さんの学校に渡辺さんが転校してきて、2人が偶然出会います。そこで間宮さんが、渡辺さんにお笑いをやらないかと持ちかけるのです。
ここですぐ2人はお笑い芸人になるわけではくいろいろ悶着があるんですけど、最終的にはお笑い芸人のとして歩み始めます。そのときの芸名が「べしゃり暮らし」です。
お笑い芸人として踏み出す前と後両方で、お笑い芸人を続ける楽しさや難しさを主人公の2人は学んでいくのでした。
話し方の「間」が勉強になる
以前知り合いのお笑い芸人さんが、「漫才で大事なのはタイミングなんだ」と言っていました。言い換えると、何を言うかよりもいつ言うかのほうが大事なんだそうです。
その意味が、よく分かるドラマでした。ドラマの途中には、芸人になるための過程が多く映し出されています。養成所での練習風景なんかも見れるんですよね。そこでおもしろくない漫才も見れるんですけど、「タイミング」って視点で見てるといろいろ説明できそうに感じます。
たとえば、べしゃり暮らしの主人公と明石家さんまさんが同じことを言っても、明石家さんまさんがおもしろい現象ありますよね。これはさんまさんへの認知度や期待感もありますけど、タイミングが大きな影響を与えていると考えられるようになりました。
つまり、さんまさんは話を始めるタイミングが際立って上手いんじゃないかと。
一定の笑いを生み出すのはむずかしそう
1部のお笑い芸人さんの成長過程を見て思ったのは、一定のレベルで笑いを起こす難しさです。その芸人さんを知っているお客さんなら笑わせやすいですけど、初対面でお客さんを笑わせるのは超むずいハズ。
しかもその場の話題や環境、話し手の人数なんかも笑いの要素に大きく影響するので、ちゃんと笑わせるってのは相当大変だと感じました。だから笑ってもらえたときがうれしいんでしょうけど、やってることはかなり高度でしょう。
そう考えると、明石家さんまさんはほんとうにスゴい。さんまさんを知らない子どもとの会話も笑いに変えちゃいますからね。まさにプロフェッショナル。
まとめ
ちなみに、お笑い芸人さんの心情って面だけでなく、ストーリーもちゃんとおもしろいです。最後の方は、意外にも泣きそうになりました。しかも主人公2人がお笑い芸人なので、ただの雑談も笑えるのがいいですね。
頭を空っぽにしながら見たり、頭を働かせながら見たりできるそんなドラマです。おすすめ。