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アイドルとオタク。



さてまず、自分自身のいろいろを書いていく前に。

アイドルとオタクについて書いていけたらと思います。

まず、アイドル。

今はネット発信でセルフプロデュースも出来、自称アイドルと名乗れば誰でもアイドルになれる時代。日本中に本当に沢山のアイドルさんがいらっしゃいます。

メジャーのアイドル。

そしてライブアイドル。地下アイドル。

YouTubeなのどのネットのアイドル、もっと様々です。


私自身、ライブアイドルというジャンルで活動しておりした。

ライブアイドルとは例えば、月に20本以上のライブ。ワンマンライブ ではなく、たくさんの出演者さんがいるライブの20分だけ出演させていただく形態で、ライブが20分に対して握手などの特典会が一時間。

どっちがメインかわからないですが、活動資金を得るために必要な特典会。

それがいわゆるライブアイドルです。

しかしながら自分で「アイドル」と名乗ることに抵抗がずっとありまして、自分ではそう呼んではいないのですが今回はわかりやすく【元アイドル】という表現をいたします。



そしてオタク。

こちらも、【オタク】という名称に抵抗はありますが、わかりやすくオタクと表現させて頂きつつ…。


あのですね。私はオタクの方が本当にかっこいいと心から思っています。


まず、オタクの方が居ないと我々のようなアイドルは活動が出来ません。ライブではなく、お客さんが居ないと壮大なカラオケ大会です。

また、アイドルとオタクという関係性はとても特別です。家族のようで家族でない、絆があるけど距離感がある。ライブに足を運んで応援する方もいればネットで応援してくださる方や応援の仕方は様々なのですが

すごく特別な存在だと思っています。


例えばですが。

道に咲いてる、そんなにメジャーじゃない花をみつけました。その花がすごく気になったんだけど、他の人は知らないって言う。

でもオタクの方が水をやり、資料をあげ、話しかけてあげて。

周りからは、「薔薇とかひまわりとか、もっとメジャーな花の方が綺麗じゃない?」といわれても、僕はこの花が気に入ってるんだ!とむしろ宣伝活動をしてくれる。


宣伝する行為って、自分の評価にも関わってくる行為なのに、全力で「僕はこの花のこう言うところがすき!」と周囲の人へ繋げてくれる。

その花って本当に本当に無名で。

似たような花も少し外に目を向ければ沢山咲いてるのに。

CMやメディア露出もないのに、ブランド力もないのに

お水を与えてくれて。でももちろん

離れていく権利も、選択する権利もあるんですが

その花からは会いにいくことも出来ない。


なんというか、【オタク】ってすごいかっこいいんです。

歌を出したよ!といえば歌を聞いてくれて

ライブするよ!といえば遠いところやいろんなところから来てくださったり

生配信するよといえば、お仕事や学校などお疲れかもわからないのにコメントくれたり。


そこらへんの名もなき花にですよ。


私が生まれて初めて、ライブデビューしたのが

2007.08.26 自分のことを知ってる人が誰もいないステージで歌いました。

その日から今日に至るまでたくさんの出会いや別れがありました。


私を1番応援してくれていた方が自殺をしてしまう。という経験もありました。


次回

【産まれと育ち】


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