#番外編 古代DNA研究
個人的な事情により半年以上もnoteを放置してしまいました。
これから、ぼちぼち投稿していこうと思います。
本日は×食、ではないのですが、気になった話題について紹介します。
私はNHKの教育系番組が好きで、「木村多江のいまさらですが」も毎回見ています。2月24日の放送テーマは「縄文時代~古代DNA研究と考古学からみた最前線~」でした。最新のDNA解析技術を用いた研究が、縄文時代の人々の姿をどんどん明らかにしているのが、とても興味深かったです。
高校のときに世界史で習ったこととずいぶん違っていました。教科書で学んだ歴史も、新しい研究によってどんどん書き換えられていくのだと実感します。これだけ劇的な書き換えは稀だと思いますが。
この研究分野に関連して、3月15日から6月15日まで、国立科学博物館で特別展が開催されるそうです。さらに、名古屋市科学館への巡回も決まっているとのこと。これは実際に見に行きたい展示です。
特に驚いたのは、次世代シークエンサー(Next Generation Sequencer, NGS)の威力です。これまでの研究結果を覆すような発見が次々と生まれているのです。この技術に関連してノーベル賞を受賞した研究者もおり、考古学だけでなく、医学や生物学などさまざまな分野に影響を与えています。番組内で篠田謙一氏が「この手法により明らかにされることが、人類学、歴史学、社会学などいろんな分野に波及する」と話していたのが印象的でした。
実は、私自身もかつて微生物解析をしていたことがあり、培養法からPCR分析に移行した時期を経験しました。従来の方法では見えなかったものが、PCRを使うことで一気に可視化され、研究の幅が広がったのを実感しました。DNA解析技術の進歩が考古学にも革命をもたらしているのを見ると、当時の驚きがよみがえります。
今回の放送を見て、篠田謙一氏の本を2冊購入しました。これからじっくり読んで勉強しようと思います。いまさらですが・・・。
また、関連する面白い動画も見つけたので、興味がある方はぜひチェックしてみてください!