XRPのポジションを一旦解消するに至った理由
投資家グリーンです。
ここではタイトル通り、XRPのポジションを全て解消するに至った理由に
ついてまとめていきます。
とはいえ、最初にお断りしておかねばならないのが、XRPとRippleソリュー
ションがダメと判断した訳ではないという事です。
どんなに素晴らしいシステムであっても、接点のある顕在化した様々な
外的要因からの影響を避ける事は出来ない、言わば被弾してしまう、
そうしたリスクを鑑みた自分なりの決断と行動です。
なので、そうした展開が落ち着いたと判断した後には、再度XRPへポジションを取る考えではいますが、未来の事は誰にも分からないので、その時が
到来するのを楽しみにし、今後は推移を定点観測していきます。
それでは!
【XRPのポジションを一旦解消するに至った理由は3点】
XRPのポジションを一旦解消するに至った理由は様々ですが、大きくは
3点のリスクがその理由です。
それは、
1、外的リスク要因の拡大
2、SBIさんに起因するリスク
3、XRPへ投資した理由との乖離
という3点で、下記でそれぞれ順に記していきます。
【外的リスク要因の拡大】
まず外せないのが、この外的リスク要因の拡大で、いわゆるテザーリスク
だけではなく他方へも拡大している事に気付きました。
外的リスク要因、具体的には関連する下記A~Cの3点を上げます。
A、テザー関連リスク(司法側面、バブル拡大側面、テザー信用リスク側面
など)
➡要は、いわゆるテザーバブルな状況が破裂した時には、XRPも一時的とは
いえ、無傷ではいられないと判断したのですね。
以下の過去記事でも考えを記しています。
上記それぞれの側面については、具体的に下記記事ソースで示します。
●司法側面
(NY裁判所、テザー社へ財務記録提出を命令)
●バブル拡大側面
※テザー(USDT)の時価総額、140億ドル突破 ランキング3位へ
●テザー信用リスク側面
(テザーの信用リスクを予想して取引、仮想通貨USDTのCDS商品が誕生 )
※米国市場でもテザーリスクが認識されている証左
日々XRP関連の情報を追い掛けている方ならお分かりですが、XRPやRipple
ソリューションが浸透する市場においては、これらの評価は拡大していく
一方でポジティブそのものです。
最近では、暗号資産業界への規制面が取りざたされていますが、XRPと
Rippleソリューションは、当初付近より面する規制に沿い続けて現在に
至っているので、この部分については何ら心配していません今も変わらず。
ですが、そうしたポジティブさや規制準拠側面がXRP価格へ好影響を
与えるかと言えば、残念ながら厳しさを感じざるを得ない状況。
なぜなのか。
これはすなわち、ビットコイン市場に起因する影響を受けてしまっている
からで、かつ、ここからいつ脱却出来るのかといった目途が私には見えて
いません。
日々の定点観測の結果、暗号資産業界におけるこうした言わば蓋とも言える
ビットコイン基軸市場が、XRPにとって外的リスク要因として更なる拡大
必至であると判断した為、XRPポジションを解消した具合。
B、ビットコイン需要の高まりリスク
➡ビットコインについては、関連市場からの需要も堅実な一側面と感じます
し、むしろ投資商品としての需要が高まっている部分も感じています。
ですが、この背景にはビットコイン価格の高まりが必須条件であると
考えていまして、USDTで買い支えられて高値推移しているビットコイン、
という図式が自身内で崩れてもいない為、テザー(USDT)バブル破裂と
共にビットコイン需要と価格は新たな局面を迎えるモノと予測しています。
要は、テザーでの価格維持が出来なくなり、結果現況価格を担保出来なく
なったビットコインは、価値を担保し続ける事がその後も出来るのかと
いうお話です。
※一時的に価格が上がる可能性もあろうかと思われます。
実際問題として、米国でこのテザーリスクは訴訟が着実に進んでいます
ので、時間はかかれど何かしらの結論は出ると思われます。
※NY裁判所、テザー社へ財務記録提出を命令
とはいえ、万が一のテザーバブル破裂となった場合の関連資金がどう動いて
どこに着地するのか、これは全く予想出来ない為、リスクと判断しました。
C、日本国内金融機関の脆弱さリスク
➡最近のドコモ口座リスクに端を発し、日本国内の金融機関の脆弱さが露呈
しましたが、こうした脆弱な側面を露呈した既存国内金融プラットフォーム
が、ブロックチェーン等の新しいプラットフォームの足を引っ張るのではないかと危惧し、これをリスクと判断しました。
※ゆうちょ銀行社長が謝罪…mijica、ドコモ口座、SBIで相次ぐ不正。いま何が起きているのか?
また、過去に数回起こったハッキング同様、同じリスクがベンチャー系の
暗号資産交換業者にも引き続きつきまといますし、結果、次に起こるで
あろうハッキング被害により、該当業者の需要家のみならず、関連暗号資産
投資家全てがリスクを被る事が過去の歴史からも明らかである為、これも
リスクとしました。
(顕在化を続けるXRPへのハッキングリスクを危惧)
端的には、いたちごっこ側面はあれど、日本国内の金融機関よりもハッカー
がスキルは上回るモノと判断しています。
また、伝統的な国内金融機関のこの惨状から、リスク側面は顕在化し続ける、そう判断すると同時に、財務的に脆弱なビットコインを中心とした売買
がメイン事業柱である暗号資産交換業者が存在し続ける以上、そうした業者
よりのリスクを暗号資産投資家は被り続ける訳です24時間365日。
こうした時限爆弾のようなリスクも腹落ちしないと判断した為、XRPの
ポジションを解消しました。
【SBIさんに起因するリスク】
ここでは、SBIさんに起因するリスクをA~Dの4点として記していきます。
A、XRPのポジションを解消した一番の決め手が、今SBI証券さんに風穴が開けられてしまったという現実。
※SBI証券、顧客資金9864万円が流出 偽口座に送金
上記、様々な角度と側面がありますが、個人的には非常にショックかつ、
一つのターニングポイントになりました。
これは直感的なモノなので、上手く言葉では表現出来ないのですが、後述
する同社関連事象を個人的にはネガティブ要因側面と受け止め、それが
積み重なった最後に上述した流出事件が発生したのですね。
現政権とお近付きになった事を歓迎する方もおられますが、私は違って
冷めて受け止めていますし、内容からも視線を合わせ続ける事が出来なく
なりましたが、その理由は下記B~Dの3点で記します。
B、現政権との繋がりはここ日本においてはリスク側面を強く感じる事。
SBIさん達当事者は、現政権から後押しを受けるのでしょうけど、対外的な
視点で現政権を見た場合、腹落ちのする状況ではなくリスク側面を強く
感じます人として。
ジャパンライフ、某氏のベーシックインカム論、桜を見る会などなど、
これらを推進してきた、また推進しようとする政権と引き寄せ合っている
という現実、人として許容出来ない為リスクと判断しました。
C、北尾社長と視線を合わせる事が出来ない部分がある事。
何に投資するにしても、その対象と視線を合わせる事が出来るのか否かを
重要なテーマとしており、これが出来る対象へは投資をしてきました。
XRPにおいてはRipple社のビジョンを通して上記視線を合わせてきましたが、後述の香港の代替として関西を国際金融センター化構想には、自身の
経験から視線を合わせる事は出来ませんでした。
※香港の代替として関西を国際金融センター化構想
というのも、2013年から香港で投資を始め、現地を経験してきた身としては
、香港への評価に大きな隔たりを感じざるを得ません。
香港の成り立ちは英国とのアヘン戦争が起源ですが、そこから現在まで
積み上げてきた香港は世界においても唯一無二の存在であり、現地香港
金融はシンガポールへ視線を移し、ライセンス取得も含め昨年より動いて
います。
※国家安全法制で脱香港の企業、人、カネの受け皿はシンガポール
上記北尾社長の構想自体は素晴らしいと感じる反面、ハンコ文化で消耗する
国にあの香港の代わりが務まる理由はありません。
D、モーニングスター朝倉社長による煽りが目立つ事。
上記のような、モーニングスター朝倉社長による煽りが度々目立ちますが、
向こうからやたらアピールされるモノには何であれ投資しないという
マイルールから、冷めて受け止めざるを得ません。
同社からすればマーケティングの一環なのでしょうけど、それをどう
受け止めるかは人それぞれという事です。
【XRPへ投資した理由との乖離】
ここでは、最近話題となったFlare Networks(フレアネットワーク)が、
XRPホルダーにSparkというトークンを配布する計画に端を発した違和感
について記します。
(※Sparkトークン配布については、以下のSACHIさん記事が分かり
やすいです。)
今Flare NetworksやSparkトークンが躍動する世界や市場は、きっと
素晴らしいのでしょうけど、私は同トークン目当てで投資している訳でも
なく、同ネットワークを評価したからXRPへ投資した訳ではありません。
目指す世界は素晴らしいであろう事と投資は分けて私は考えます。
また、枚数に限りがあるXRPを補填する側面を感じる同トークンの登場に、
RippleソリューションではなくXRPへの不安を抱いたのが正直な想いである
と同時に、同トークンが付与されるまで保有継続するのは違うのではないか
と判断し、これもXRPポジションを解消するに至るきっかけの一つです。
【XRPやRippleソリューションがダメなのか】
上記では色々と個人的な違和感を記してきましたが、決してXRPやRipple
ソリューションがダメであるという訳ではなく、素晴らしいモノである事は
変わり有りません。
定点観測されている方であれば、現状のRipple社顧客とXRPを含んだ関連
市場からの評価は高まりつつあるのは承知の通りでしょう。
ただ外的リスク要因があまりにも多く、また大きすぎるのも現実であり、
ここをどう感じ判断していくのかはまさに投資家の自己判断。
【外的リスク要因を迂回して成長する可能性】
各種リスクについて記述してきましたが、反面そうしたリスクを迂回し、
RippleとXRPは成長を見せてくれる可能性だってある訳で、投資家は
そうした可能性に気付き、利益を得る事だって可能であると考えており、
以下記します。
●Rippleソリューション関連企業へ投資し利益を得ていく
➡マネーグラムやアメリカンエキスプレスなど、Rippleソリューションに
関連した上場企業への株式投資は、テザーリスクが及ばないかつ、同リスク
から縁遠い市場であり、行動如何では間接的にRippleソリューションから
利益を享受する事だって可能であると考えています。
※マネーグラムやアメリカンエキスプレスが掲載されているRipple社公式ホームページはこちら
【まとめ】
以上、色々と記しましたが、投資において私が大切にしているのは、その
対象と視線を合わせる事であり、これが出来て初めて確固たる投資ストー
リーを確立させる事が叶います。
(米国)株投資であれば株主となり、該当企業と視線を合わせて利益を
享受していくように。
こうした視点やストーリーをXRP投資にも私は抱いている訳ですが、同
ストーリーの障壁となるハードルが大きくなり過ぎたと判断した為、一旦
円に退避した訳です。
とはいえ上述した通り、XRPとRippleソリューションは対象となる市場へ
必要に応じて浸透かつ拡大継続していくのは、今後もほぼ間違いが無いとも
判断しています。
ですので、『迂回』と表現した通り、テザー関連リスクをもどこかで迂回
し、存在感を際立たせる可能性ももちろんゼロではなく、市場正常化とも
言えるそのステージとなれば、改めてXRPへのポジションを取っていく、
これが私自身が腹落ちのする判断です。
常に思考停止せず、自分を疑い、取り残される事のないように
動いていきましょう。
以上、この記事が読んで頂いた方々のお役に立てば嬉しいです。
お読み下さりありがとうございます⛄
何か質問等ございましたらこちらまでご連絡下さい。