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【Xperia】Xperia 5 IIIを1年と半年使った感想

 Xperia 5 IIIを1年と半年使ったので感想を書いていきます。

 買ったのはソニーストア直販のSIMフリーでグリーン。背面の光沢ガラスが美しすぎます!全然ピントが合わず、撮影するのに苦労しました(笑)。カメラ部分に書いてあるZEISS T*コーティングのロゴがとてもカッコいいです。これだけでご飯3杯はいけます()。

 重量はメーカー公称値で約168gでサイズは約68×157×8.2mm。ハイエンドスマホの中ではかなりコンパクトで軽いです。フレームが丸くなっているため持ちやすく、しっかりと握れます。僕は電子天秤を持っていないので正確重量を測れませんでした。すみません。

 ゴリラガラス6を搭載、キズや割れに強いです。IP68にも対応し、安心して使うことができます。画面は約6.1インチの有機EL21:9シネマワイドディスプレイ。21:9という超縦長比率のおかげTwitter(現X)が捗ります。

 最大リフレッシュレートは120Hzで、ゲーム時などはGame enhancerの設定で疑似240Hzにすることも可能です。画面輝度は低めで、最大にしていても屋外だと見にくいです。

 解像度は2520×1080。タッチサンプリングレートは240Hz。HDRにも対応しており21:9の映画などを見るときの迫力は凄いです。

 音はSONY製ということもあってかなり良いです。Dolby Atomosに対応していて、没入感がかなり高いです。DSEE Ultimateという圧縮音源をAIでハイレゾ相当に上げる機能もついています。

 SoCはSnapdrsgon 888、メモリは8GB、ストレージは256GB(キャリア版は128GB)を搭載しています。性能は以下の通りです。

Antutu Benchmark
Geekbench 6 CPU
Geekbench 6 GPU Vulkan
Geekbench 6 GPU OpenCL
3DMark Wild Life Extreme Stress Test

 Antutu Benchmarkではメモリが少ない影響か、GPUテストの二回目でつまづいて測定できませんでした。なので、一般的なSnapdragon888搭載機種よりスコアは低いです。

 性能はまあ、普通ですね。今のハイエンドと比べると見劣りする性能です。でもこれくらいの性能があれば重いゲーム(主に原神など)の最高設定60FPS出せるので問題ないと思います。

 びっくりしたのは3DMarkのWild Extreme Stress TestでStability(安定性)が82.3%なことです。爆熱なSnapdragon 888でベイパーチャンバーもないのにこの安定感はすごいと思います。

カメラ性能は以下の通り
超広角:IMX363 1/2.5インチ 12MP f/2.2 16mm
広角:IMX557 1/1.7インチ 12MP f/1.7 24mm
望遠:IMX663 1/2.9インチ 12MP f/2.3・2.8 70・105mm
実は超広角のセンサーはXperia 1,5の広角カメラに使われていたんです!知ってましたか?

レンズにはクリアな描写を可能にするZEISSのT*コーティングを搭載。また、望遠レンズに可変式望遠レンズを搭載することで1つのレンズで2つの画角を搭載しています。

カメラアプリにもこだわっていて、SONYの一眼カメラであるα譲りのUIを踏襲したPhotography Proを搭載。まるでαのようにシャッタースピードやISO感度、フォーカス、保存方法などを自由に設定することができます。

どうでもいいですけど今iPadで書いてます

そんなXperia 5 IIIの作例は以下の通り。

移転前のソニーストア札幌

 Xperiaらしく現実の色を忠実に再現していています。色味の好みは読者によるが、個人的には好みの色味です。

XperiaのAIはあまりISO感度を上げず、シャッタースピードを落として明るさを上げる傾向にあるので、暗い場所で撮ろうとすると手振れやピントが合いにくく使いにくいです。

 AIの補正が弱いため、明暗差が大きいところでは白飛びや黒つぶれが多いです。そのためBASICモードで撮影するのはあまりお勧めしません。風景などを撮影するときはマニュアルモードでシャッタースピードとISO感度を調整して撮影することをお勧めします。めんどくさいと思いますが、それがXperiaの楽しいところです。

超広角では迫力ある写真を撮ることができます。光源が多いところではノイズなくきれいに撮ることができますが、光源が少ないところではISOを感度を無理に上げてノイズが多めの微妙な写真になってしまします。もう少しカメラのAIに力を入れてほしいところです。

望遠レンズでは味のあるきれいな写真を撮ることができます。長時間露光で光の軌跡を残した撮影も可能です。可変式望遠レンズのおかげで小さい筐体ながらも70・105mmのレンズを切り替えて撮影することができます。

 OSはAndroid 13です。XiaomiのMIUI,Hyper OSやVivoのOrigin OSなど違い、Google Pixelに近いピュアなAndoridです。

 正直、ほぼカスタマイズされていなくて使いにくいです。通知からWi-FiをOFFにするときに2回タップしないといけなかったり、あまりホーム画面をカスタマイズできないなどの問題があります。ここはもう少しカスタマイズして使いやすくしてほしいところです。

 Xperia 5 IIIはコンパクトボディながらも妥協をせず、3つのレンズに4つの焦点距離を搭載して、バッテリー4500mAhもあります。ですが重量はたったの168gと信じられない軽さをしています。さすがに今のハイエンドと比べと見劣りするところはありますが、まだ十分使える性能で原神などの重いゲームで最高設定60FPSはキツイですが設定を落とせば快適に動作します。カメラもα譲りのPhotography ProやCinemaAlta譲りのCinematography Proを搭載していて、カメラにこだわったスマホとなっています。

 今現在(2024/02/18)新品で49,500円。中古で高くて48,800円。安くて39,800円と信じられないほど安いので、安く高いカメラ性能を求めるのであればマストバイと言えるスマホに仕上がっていると思います。初のXperiaやサブ機などにおすすめです。ただ、OSアップデートが終わっているのでセキュリティーなどを気にする場合はあまりおすすめできません。

 皆さんもぜひ一度使ってみることをお勧めします。





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