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ほら。そこに光があるでしょう。
それは、何百もの夜を超えて光る、アナタの中に。
それは、幾千もの溜息の後に残された足跡のように。
それは、見えないけれど暖かなものに包まれた赤子のように。
誰の中にもあるでしょう。
夜明前、暁闇のその中に、ふっと灯っているでしょう。
火点し頃の夕闇にそっと灯っているでしょう。
真昼に月があるように、それらも各々あるでしょう。
全てが全てを培って
そうして息をしています。
そうして生きて、きたんです。
そうっとそうっと寄り添って、慈しみながら育てたこの世界。
アナタの心の奥底の
完全なるアナタの世界です。
アナタが培ってきた闇も
もうあの
遠い空に解き放たれました。
アナタの静かな微笑みは
全てが光に満ちている。
そんな処にいるんです。