7年間のRoblox

　2017年1月29日、Robloxに「Surumeika」という名前のユーザーが登録される。私だ。
　2017年というと、私は10歳前後。英語もままならないが、それは長いインターネットの経験で読まずとも理解できる能力を手に入れたので問題はなかった。

ゲームのプレイ履歴を参照

　左のタブのInventoryをクリック、そしてバッジ欄を開く。ゲーム内で獲得したバッジを閲覧できる。私はこの機能を利用して、7年前は何を楽しんでいたのか、振り返ってみようと思う。

　ページ数は実に254ページあった。勿論のこと、254回「次へ」ボタンをクリックしてたどり着いた。では、見ていこう。

254ページ目、一番下の行

　ほう。
　どうやら、私がRobloxに登録して初めてプレイしたゲームはEpic Minigamesのようだ。そこからまあまあ長い時期プレイしている。
　右から2個目のバッジはRoblox High Schoolだ。もう「旧」ハイスクール系ゲームとなってしまったが、私がやっていた頃はこれでもかというほど他のプレイヤーがいた。そして、今も昼のときに流れるBGMが脳内で響き渡る。ただただ、懐かしい。
　人生初のTycoonゲームはFuture Tycoonのようだ。ただ、バッジは「Joined Future Tycoon!」しかないことから、さほど長くやってはいなかったようだ。
　Obbyはそのバッジの隣にあった。Escape Temple Run Obby!に参加した時に貰えるJoinedバッジだ。

　今、このObbyには入れないようだ。作者もContent Deletedになっているので、多分永久にプレイすることは出来なさそう。

無事クリアしていた。

　私はかなり早い段階からNatural Disaster Survivalにハマっていたようだ。このObbyのすぐ後に災害を一回生き残っている。そして、10回程生還したのち、ピザ屋に就職したようだ。

初仕事が箱詰めとは。

　Robloxianなら誰もがプレイしたことがある「Speed Run 4」。これも初期に体験していた。見た感じ、ステージ8と9で死亡、2週目に最初のステージで死亡している。

Welcome!, A Toxic Death, A scorching Death, A Watery Death

　その隣に見えるのは、The Plazaのバッジ。A Rockというバッジは、カジノの景品の1つとして貰える家具、というよりトロフィーで、私は当時このゲームではカジノを最優先にしていたのを覚えている。
　次にFlood Escape。言わずと知れたObby系ゲームの金字塔で、私がObbyの能力がここまで上達したのは、最初期にこのようなゲームをやっていたからなのか。

　飛んで252ページ目に出てきたのはこれら6つのエッグ。そう、Egg Hunt 2017のバッジだ。今はもう開催していないことが非常に残念だ。
　このサボテンのエッグEggtusは、私の最初期のスキンに使われていた。今も持っているのでなろうと思えばなれる。Egg Huntは、私のRoblox人生の中で一番好きなゲームのひとつだ。また再開してほしい。変なコラボなしで。

　こいつらはRetail Tycoonのバッジ。Retail Tycoonは自由な建築が特徴的で、昔はこれをよくやっていた。他プレイヤーの巨大なショッピングモールに圧倒されていたのを覚えている。

　Surfは今でもやっている。まあ、特に思い入れはないが、私の好きなゲームなので取り上げた。

特に多かったのがEpic MinigamesとNatural Disaster Survivalのバッジ。

　Jailbreakを始めた頃、Robloxがスペイン語に対応し始めた。この事実だけを覚えている。
　Jailbreakに関しては、兄とよくやっていた。兄はもう就職しRoblox自体を殆どやらなくなったが、彼はこのゲームを極めていた。

Vehicle Simulatorは、恐らく初めてプレイした有料ゲーム。25Robux払ってすぐ、無料化した。

このゲームは面白かった。が、今入ってみると、私しかいないし、ゲームが壊れていた。

　Elemental Battlegroundsはまた別の兄とやっていた。画期的な戦闘ゲームで、レベル上げに専念していたが、今はもうやっていない。

Mega Fun Obbyのバッジたち。当時の私には簡単すぎた。

Mirror's Edgeの影響でやっていたパルクールゲーム。

　映画(小説)『IT』モデルのゲーム。有名な台詞「You'll Float Too!」はこのゲームで知った。あとから映画を見て「こんな空間で、男の子が言ってたんだこれ……。」と驚いた。

Flood Escape 2のバッジ。レベルInsaneは非常に難しかったが、3つ連続で獲得している。

　2018年のEgg Huntだ。「Egg Hunt: The Great Yolktales」は、私のプレイしたEgg Huntのゲームの中で一番のものだ。移動システムも、マップも全て最高だった。確か、この年のEgg Huntは映画『Ready Player One』とコラボしていたはず。おかげで素晴らしい映画にも出会えたし、素晴らしいゲームにも出会えた。

1ページ全体がMega Fun Obbyのバッジで埋まっている。狂気である。

　やりこむゲームを絞っていたのか、すぐにEgg Hunt 2019のバッジが見えた。2018年のEgg Huntと2019年のものはシリーズものと言っていいほどで、これも世界観から好きだった。

Piggyで初めてクリアしたのはHospitalらしい。

PM 6:06のバッジ。このころはWinning Smileが流行ってた気がする。

　Backroomsをプレイした痕跡がある。つまり、189ページ目でもうすでに高校入学している……？

Dreamcore系のバッジ。

ハギーワギーが初出。結構最近に近づいてきている。

神よ、なぜ私はこんなにもObbyをやっているのでしょうか？

145ページ目、DOORS。最初はとても怖かったが、すぐに作業ゲームと化した。私はこういう作業系ホラーゲームを「FNaF系」と呼んでいる。

　Content Deletedだったのでゲームタイトルは覚えていないが、こういうMorphを収集するゲームに滅茶苦茶ハマっていたのを覚えている。よくBackrooms内を探し回っていた。35ページにも渡ってこのゲームのバッジが埋め尽くされていた。

　Mansion Tycoonのバッジ。このTycoonは私が最も愛しているゲームで、それはなぜか知らないが、恐らく豪邸へのあこがれからだろう。あと、現状すべてのマンションをコンプリートしており、金も2億程持っている為、少し義務感もあるのだろうな。とにかく好き。

　そして、ページ1。最新のものだ。下から、ビリヤードのゲーム、グラップラーを使ったObby、そしてNatural Disaster Survivalにて2つ同時の災害を生き残った時のバッジ。かなり最近に手に入れていて意外だ。あとは2人Obbyやカーゲーム、2人プレイのIQテストゲーム。

振り返って

　254ページ、その大半がObbyのバッジ。「おれRobloxでの人生、薄くね……？」と思ってしまった。
　印象的だったのは254ページ目とEgg Huntのページくらいだ。特に初期のバッジはいろいろと思い出させてくれたし、考えさせられた。昔は様々な種類のゲームをやっていたのに、今となってはObbyばかり。「ゲームをプレイする楽しみ」というものは、254ページ目に置いてきてしまったのかもしれない。私はこの7年で、プレイするゲームの種類を無意識に選別していた。
　この考えから、少しRobloxから離れ、他のゲームにも手を伸ばしてみようと考えた。それも、PCゲームに限らずコンシューマーゲームとか。

　もちろん、このバッジに私のすべてが載っているわけではないし、(現にBloxBurgのバッジを私は見つけられていない)これは一つの視点からRoblox人生を評価しているだけで、また別の調査をすれば、「やっぱりRoblox楽しい！」と感じるかもしれない。しかし、近年の私のRobloxでの体験が昔よりも劣っているのは確実だ。

　ゲームはRobloxだけではない。これを機に旅に出るのもいいかもしれない。

以上。