マガジン 第11号・前編
さて、マガジン第11号発行でございます!
皆さん、お待たせいたしました!
今回は日曜日発行です!
というのも
プレイリストを作成しようとしたら
今回取り扱うアルバムが配信されておらず…
ということで、今回は前編・後編に分けて
後編で取り扱うカフェや
後編から始まる不定期の新企画にちなんだ
プレイリストを作成しようと考えております!
さて、そんな今回紹介するのは
ブルーハーツの初期3部作を語る上では欠かせない、3rdアルバム『TRAIN-TRAIN』でございます!
1stはパンク一辺倒、2ndは多彩なアレンジという感じでしたが、本作も趣向に富んだ曲が豊富ですが、2ndに比べると圧倒的にキャッチーな感じがします。
大ヒットシングルとなった「TRAIN-TRAIN」しかり、一度聴いたら頭から離れない名曲が揃い踏みです。
改めて圧倒的な作曲能力を感じるところであり、特に本作においては神がかっています。
「青空」はまさに日本のロック界を代表する一曲と言えるほど。
ここまで文学的な歌詞を書けるロックミュージシャンは、滅多にいないんじゃないかなと思います。
また本作のアルバムジャケットデザインは、Tシャツなども手掛け、メンバーとは旧知の仲の「杉浦逸夫」さんによるもの。
くすんだ切符の感じがカッコよく、Tシャツもしかり、杉浦さんのデザインセンスは抜群だなと思うところです。
さて、早速ですが、解説へ入っていきます。
今回はアルバムから数曲を取り上げて解説していこうかなと思います。
1.TRAIN-TRAIN
シングルカットもされた、ブルーハーツ史上トップクラスに売れた楽曲のひとつ。
「リンダリンダ」が爆発的に売れたのを見て、「こんな曲がウケるんだな」と思い、売れ線を意識して作った曲と、ブルーハーツ後年のインタビューで語っています。
しかし「売れ線を意識して作った」と簡単に言ってますが、意識してこんな曲を作れるとは、理解の域を超えています…。
また、ブルーハーツに人生を変えられた、救われた人間は大勢いるんじゃないかなと思います。改めて言うことじゃないかもしれませんが、「ブルーハーツ」は偉大であるとはっきり言えますね。
ちなみに同曲のインスピレーションは、アメリカフォーク界の偉人「ウディ・ガスリー」の「This TRAIN」から。
あのボブディランも憧れていたほどの人物なので、聴いたことが無い人は、ぜひこれを機会に聞いてみてはいかがでしょうか?
2.僕の右手
アルバムにしか収録されていない曲ですが、ブルーハーツ屈指の人気曲。
有名な話ですが、「GHOUL」というバンドのボーカル、MASAMIをモチーフに作られています。
ブルーハーツ解散後に、中村獅童の劇に飛び入りで甲本ヒロトが登場し同曲を歌ったそうですが、会場は彼を知らない人だらけで、どれだけすごいことが起きているか、分かってる人はいなかったとか…。
3.ラブレター
ブルーハーツを代表するラブソング。
メロディから詩から全てにおいて完璧で、非の打ちどころなんてありません。
歌詞の解釈については色々あるでしょうが、結ばれない相手に対して「あなたよ幸せになれ」と言える甲本ヒロトの優しい人間性が垣間見える曲です。
4.青空
ブルーハーツ屈指の名曲。
日本のボブディランと言われる「友部正人」さんがこの曲を聴き、「日本にこんな良い歌を作る人がいるのか」と衝撃を受けたという逸話があります。
そして友部さんからオファーが来て共演するということになったとか。
人種差別など色々な解釈ができますが、聴いた人が各々感じる「青空」があるでしょう。
同曲は真島昌利自身も気に入っている曲で、ブルーハーツ時代のソロライブでは、何度も演奏されました。
5.お前を離さない
恋愛がテーマの一曲ですが、最後は楽しげな感じで終わるのがいいですね。
サビのコーラスが気持ちよく、「oh baby give one more kiss」というフレーズが印象的です。
思わず口ずさんでしまいますね。
ブルーハーツの伝説的名盤『TRAIN-TRAIN』の紹介でした。
1stも傑作と言われる作品ですが、それとはまた趣向が違い、どっちも良いんですよね。
屈指の名盤といっても過言ではないほど有名曲も多く、ベスト盤に収録されている曲も多いですが、オリジナルアルバムで全体を通して聴くと、また感じ方が違うはず。
ここでは紹介しきれなかった楽曲も含め、ぜひしっかりと聴いてもらいたい一枚です。
後編に続く
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