◆気がついたらスキをつけていた「逆噴射小説大賞2022」作品まとめ02◆
おれだ。溜まったのでやる。前回から1週間、開始から10日ほどで、すでに100近い銃弾が発射されている。1日10発は撃たれている計算だな。一人2作品までと少なくなったとはいえ、常連たちに新手のパルプスリンガーも加われば、サンダンウチ・タクティクスで逆噴射先生に銃弾の雨を降り注がせることも可能だ。ムテキ・アティチュードで弾かれそうだが、ならば装甲を貫通するカラテを込めろ。お前自身を49マグナムとしろ。
おれも一発目を撃った。おまえもやれ。ピックアップもしろ。
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◆呪◆
一発目。ジャヤバヤの使徒
熱帯雨林の村で軍隊が皆殺しにされ、心臓を引き抜いて集められる。なんたる血生臭さ。なぜそんなことをするのか?その場にいたのは、妊娠したチンパンジー。そして……!おお、怪奇!呪術!謎が謎を呼ぶ!
◆腕◆
二発目。DISARM
刃物も銃も不必要い。男が決闘うには……腕相撲を極めし者には、この腕があれば充分殺!武器を捨て、空手となれ。お前の空手を見せてやれ!
◆猫◆
三発目。吾輩は擬態猫である。仇はまだ見つからない。
前回取り上げた猫物語の、あるいは変奏曲か。この猫は猫にあらずして、宇宙から来た知的生命体だ。猫に擬態して猫生を満喫していたが、ある時ご主人さまが殺された。これは仇討ちせねばならぬ。そう、忠臣蔵のように!
◆魔◆
四発目。魔道
山で天狗が死んでいた。否、それは……猛禽類に子供の脚を移植した、異様なものだった。それから数十年後、異国のスラムに現れたのは……おお、ナムアミダブツ!一体何が起きているのか?それは魔か、人か?
◆珈◆
五発目。IN WHITCH
近未来めいた、そういう時代……妻の寝癖は寝癖ってレベルじゃあない。コトダマをうまく唱えれば朝食が計算され出力されるが、たまにコーヒーがこうなったりします。違う、そうじゃない。便利なようで便利でないな。
◆華◆
六発目。人の形のブーケ
一人暮らしの寂しい男が、奇妙なものを拾ってきた。少女のような生き物は人にあらず、あたかも花束のよう。脱走したバイオ生物だろうか。彼女はなめらかに言葉を話し、男との奇妙な生活が始まる。美しさを感じる。
◆死◆
七発目。【デスメタル乳首破壊光線】
デスメタル……それは現世に破壊をもたらす。乳首から破壊光線を出すやつもいれば、竜巻を発生させるやつもいる。設定はトンチキで胡乱そのものだが、これにずしりとしたREALを与えられるのが筆力だ。
◆爆◆
八発目。石川ダイナマイト!
三発目と同じ作者の作品だったが、まあいい。石川ではない井上が、妙に物知りの不良に殴られている。石川県最強の不良を呼び出すために!彼はあたかも……ダイナマイト!それはひょっとしてギャグで言ってるのか?
◆爆◆
◆発◆
今は以上だ。また溜まったらやる。
【以上です】