◆気がついたらスキをつけていた記事まとめ102◆
おれだ。溜まったのでやる。三人寄れば文殊の知恵などというが、Twitterは不特定多数の人間のニューロンと接触して繋がるSNSであり、胡乱なる集団幻覚がエコーチェンバーして拡大したりしなかったりする。空想だけなら誰にも出来ても、うまく育てて美味しい実を稔らせ、それを継続的に販売してマネーとするのがPROのお仕事だ。無責任な空想がタノシイのも否定はしないが、ニューロンに悪いので胡乱は休み休みやろう。
前回はここだ。
さて、いつものやつだ。さくさくやろう。
◆
◆鬼◆
一発目。平安綺譚ダイナゴン
三題噺の大喜利から、平安朝の闇を描いた格調高いパルプがまろび出た。血腥いが素頓狂でもなく、実に見事な出来だ。平安貴族と"まつわぬ民"の女との道ならぬ関係が生んだのが、日本人の誰もが知るあの英雄だとは。「衛府の七忍」世界でもこうしたことがあったのかもと思わせる。
◆凍◆
二発目。凍京 meets NEO-SAITAMA
貴方!凍京×忍殺コラボが開催中だ。もうしましたか?あまりにヘッズからの評判がいいので、おれも試しにスマッホでやってみた。ニトロ作品に詳しくないし、普段こういうのはやらないが、触ってれば慣れる。内容は完全に忍殺を読み込んだPRO重篤ヘッズの仕業でスパロボめいてすさまじく、ヘッズもいい意味でドゲザし腹出し降参する有様だ。オミソレ・シマシタ。ストーリーを進めるだけならサポートで強いやつを選んで特攻(ブッコミ)させればよく、フジキドもソニブもラオやんもさくさくいけたが、クローンヤクザが案外硬くて数も多いので囲んで殴られてしまうな。カラテあるのみだ。
◆芋◆
三発目。ぽてさやえゆふがハムにすゆ
もうおなじみのポテサラエルフをお題にした、スキスパマー殺すべしな掌編だ。外見と口調はカワイイでも、ナメられたら殺す。さような覚悟がなければ商いはやっていけない。パルプもポテサラも作るのには手間暇がかかり、後片付けも大変だ。スパム野郎にはハムかスパムになってもらおう。
◆漢◆
死発目。何だか知らんが とにかくよし!
刃牙BL論でゆうめいな人による、かの傑作『覚悟のススメ』のBL論だ。有料記事だが、無料部分だけでも情熱に溢れているので気にせずやる。既読者にとって新規読者の感想はシャブめいてキくのだ。しかして前世紀末に筋肉と臓物の華を咲かせ、若先生節を炸裂させたこの作品に触れれば、認識が変異して常人でいられなくなること必定!まして一晩で一気読みなどとは……!だが疑いなく漢と漢の愛の物語なので委細問題なし。御すゝめ!
◆魁◆
五発目。輪るロクロドラム
やる性格の男マスラダ・カイの態度についてだ。図々しくて不遜であるが、礼儀を知らないわけではなく、相手に応じて接するさまは実際奥ゆかしい。タキ野郎に対してああいう態度なのは気安さの現れでもあり、コトブキを加えることでピザタキは彼のホームとなり……そういう……。何気ない言葉や態度から、人間はそうしたエモーションを読み取ってしまい、気が狂うのだ。ウフフ、メデタイ。トリロジーの感想もいずれ読みたいものです。
◆V◆
六発目。V存在の科学的愛情
2020年という現代、既に世界はサイバー・ガジェットに溢れている。これにパンク(抵抗精神/カラテ)が加われば、現世はいつでもサイバーパンクだ。リアルアバターを作ってVR空間をぶらつくことさえできるし、バ美肉行為ももはやありふれている。自我とは何か、仮想現実とは……何事も実際に体験してみなければわからない。さて、何が起きることだろう。
◆鮨◆
七発目。Ninja likes sushi, which is a perfect food.
先日「ニンジャスレイヤー」の登場人物たちのフェイバリット・スシリストが出たことは記憶に新しく、ヘッズを結構ざわつかせた。そしてこれをネタとして、稲妻のように素早くスシに関する二次創作が握られたのだ。スレイトでイタマエ存在感を放つスシ職人アキジは、ラオモト・チバとシックスゲイツを相手にどんなスシを握るのか。「伝統は/現代風より/型破り」……実際スレイトにこのような話が来てもおかしくない。ワザマエだ。
◆Kabuki Geisha Ninja Sushi ro-ho◆
◆異◆
八発目。ナムサンドイッチ!
追加だ。例の「異世界サンドイッチ」議論は古より繰り返されており、かつては「南無三問題」として知られていた。フィクションはリアルではなく、読者は「翻訳」された言葉を受け取っているのだ、ということを忘れると、よくこういうことになる。おおらかに読めばいいと思うし、作者も気に病むことはないと思うが、ナンセンスな緩さやメタネタが続くとダレてはくる。語りにメリハリをつけ、左右のバランスをとり、読者を研修……洗脳……没入させる「騙りのテクニック」が必要なのだろう。
※これはサンジェルマン伯爵。
◆
今は以上だ。また溜まったらやる。
【ひとまずおわり】