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ジーザス・クライスト・ザ・グレート

ドーモ、三宅つのです。今日は不滅の太陽神ミトラスの聖日、またアイザック・ニュートンや植木等の誕生日であることは皆さんご存知でしょう。そこで今から二千年ほど前に誕生した真の男ジーザス・クライスト・ザ・グレートについて語ろうかと思います。つのは宣教師ではなくメガテニストですので、YHVHにシヴァのてんばつを下したり、ロウもカオスも37564にしたりしてきましたが、現実の宗教を虚仮にすることはありません。『聖☆おにいさん』も楽しく読んでいます。聖書は成立背景とか含めて考察するとマジでおもしろく、名言とイマジネーションの宝庫であり、ジーザスなど真の男もかなりいます。なお画像は拾い物ですがアレならなんか変えます。あと今回は文中リンクが全くありませんので、わからない用語はググって下さい。

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ジーザス…ユダヤ名はヨシュア。「YHVHは救い」という意味ですが、ありふれています。ダビデやソロモンを輩出したユダ王家の末裔、とされますが、メシア(キリスト、受膏者)はユダ族から出るという学説に従わないとメシアと名乗った時に石打ち刑にされますので後付です。ユダヤ人はすぐローマにテロしたり内ゲバしたりして怖いのです。ダビデが生まれたベツレヘムで生まれたというのも後付です。彼はユダヤよりサマリヤより田舎、ガリラヤ地方のナザレで生まれ育ちました。母マリアが神の仕業で孕んだとされますが、その辺の事情もお察し下さい。彼女はアロンやモーセの姉です。しかしヨセフもヨシュアもエフライムくさい名前ですね。裏切ったのがユダで、一番弟子がシモン(シメオン)というのもあれです。サウロはおそらくダビデを迫害したサウル王の転生体でしょう。カルマはやがて精算されます。

さて、三十過ぎまで大工をしていたジーザスは、なんかオラクルを受けてヨルダン川へ遊びに行きました。すると上流から毛皮を纏ったヨハネが流れてきて、ジーザスを突然川に引きずり込んで洗礼を与えました。ヨハネはカッパに似た生物で、カッパドキアに棲息しています。使徒ヨハネとは別人ですが、福音書を書いたやつは洗礼者と自分を重ね合わせて悦に入っています。尻子玉を抜かれそうになったジーザスが神に救いを求めると、ヨルダン川は氾濫してあたりをノアの洪水めいた光景に変え、ヨハネをジーザスから引き剥がし、死海へと押し流しました。そしてオリーブの枝を咥えたが飛んで来て、ジーザスを混沌の深淵から救い出しました。この時ジーザスになんかがディセンションし、彼はメキシコの荒野へ馬に乗ってかけてゆき、サタンとの銃撃戦の末に悟りを得ました。真の男になったのです。

そこで神は、彼に一振りのバスタードソードを授けました。庶子の剣です。なんかの嫌がらせだと思いますが、ヨブ記を読めばわかるように神は割といい性格をしています。ジーザスがこれを受け取ると、カラテレベルがめちゃくちゃに上昇し、治癒魔法や攻撃魔法、舌を炎の剣に変えて敵を焼き滅ぼすスキルなどを獲得しました。ジーザスはこのチート能力を用いて悪霊やローマ人や学級委員をバッタバッタと薙ぎ倒し、豚のむれを湖へ飛び込ませて溺死させ、イチジクに呪いをかけて枯らし、湖の上を水蜘蛛の術で歩き、天候を操り、死人を蘇生させ、病人を治癒しました。各地の貧民は彼を神の子として崇め、テロリストが彼のもとに集まって、ローマによる支配の転覆を目論み始めました。ジーザスの憂いを帯びた眼差しと厚い胸板は女性や男性を魅了し、彼の周りにはいつも美女や美男子がはべっていたといいます。

ローマのユダヤ総督ピラトは、弟子(使徒)のひとりユダをカネで買収してジーザスのアジトをつきとめ、大捕物の末に捕縛しました。弟子たちは蜘蛛の子を散らすように逃げ去り、ジーザスは鞭打たれ、磔刑に処されます。けれど、ジーザスが死ぬとすごいことが起こりました。稲妻が十字架の上に落ち、竜巻が起きて群衆をふっとばし、ジーザスは死からコンマ三秒で蘇生したのです。筋骨隆々の肉体に猛然たるカラテを漲らせ、黒焦げの十字架を砕いて大地に降り立ったジーザスを見て、群衆はジーザスリアリティショックに襲われ、しめやかに失禁しました。さらにジーザスはカラテでゴルゴタの丘を砕き、そこに眠っていたアダムほか古代の先祖たちを喚起したので、ユダヤはゾンビまみれになりました。ローマ人はすごいびっくりして逃げていきました。そう、ジーザスは死と同時に全世界の人類の罪と穢れを吸収し、強大なニンジャとなって蘇生したのです。

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それから何が起きたでしょうか。ゾンビのむれと弟子たち、貧民やテロリストを率いたニンジーザスは、ユダヤの都エルサレムの大神殿をカラテで叩き壊し、略奪の限りを尽くしました。しかし三日後に思い直し、テント張りの簡素な神殿に建て直しました。今の嘆きの壁はこの時ニンジーザスがぶっ壊した神殿の一部かも知れません。ユダヤは無政府状態に陥りました。

間もなくローマ帝国全土が大地震と津波、相次ぐ火山噴火に襲われました。ポンペイはこの時滅びました。これに乗じて奴隷たちが真の男スパルタカスに率いられて反乱し、ゲルマン人の大軍勢が北方より押し寄せ、アラビアからは駱駝騎兵が襲来し、メソポタミアからはパルティアの騎兵が到来、黒海の彼方からはゴグが率いるキンメリア人が現れてローマに攻め込みました。偉大なローマ帝国に滅亡の時がきたのです。日月星辰は翳り、隕石が降り注ぎ、地中海からはKAIJUが現れ、ニンジーザスは巨大化してKAIJUと格闘しました。彼のヤコブカラテで海が割れ、KAIJUが爆発四散すると、次はサタンが無数の悪魔とともに襲来しました。人知を超えた格闘の末、ニンジーザスはサタンをとっ捕まえてジゴクへ投げ落とし、この世に平和が訪れました。ローマ帝国はついでに滅び、残党は全てニンジーザスに忠誠を誓いました。

かくてローマ帝国を征服したニンジーザスは十二弟子を呼び集めましたが、ユダはもらったカネを女遊びに注ぎ込んで全てを失い、首を吊って死んでいました。ニンジーザスはくじ引きで新たな弟子を選ばせると、彼らに地上のあらゆる国を征服して支配せよと命じ、各々に領土を分け与えて族長に任命しました。それからニンジーザスは大地を蹴って天高く跳び上がるや、そのまま宇宙の彼方へ去って行きました。残された弟子たちはニンジーザスを神として崇め続けましたが、けちな小物ばかりでしたので互いに優劣を競って争い、せっかくの領土は粉々に分裂して都市国家を形成し、争いの絶えない世の中になりました。ここに中世が始まったのです。

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宇宙へ飛び去ったニンジーザスは、今度は神々との戦いをはじめました。彼が全宇宙の支配権を獲得するには、これらの神々を全て打倒しなければなりません。最後に勝ち残り、地上へ降臨する神は誰になるのでしょうか。

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以上です。なおこの話は全てフィクションです。

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