【つの版】「忍者と極道」感想・第56話
ドーモ、三宅つのです。月曜昼(ゲツヒル)のタイムラインを騒がせる漫画『忍者と極道』の感想置き場です。面白いので一読をおすすめします。
前回はここです。
当然ネタバレばかりですのでお気をつけ下さい。Twitterに流れる様々な感想ツイートを貼り付けたりもします。スクショ入りのを貼ることもありますが控え目にします。詳細はご自分の目でお確かめ下さい。問題があれば爆破します。覚悟はいいですか? では、お手元のテキストをお開き下さい。
◆友◆
◆情◆
第56話 三ツ星カルテット
感情(エモ)い……。
未だすべては脚本のままに
「脚本家」…幡随院孤屠ッ!野郎、どこかにカメラ仕掛けて観戦してやがるのかッ!シナリオ書いてるのはこいつだし、そりゃどこにどいつが来るかは当然に予見(み)えるか。だがやつが望むのは脚本以上の劇(ドラマ)!
うーむ理解るぜ。荒木飛呂彦もボンモーもそうだし、書いてるうちに作者の予想もつかないキャラの動きが現れるとワクワクもんよな(つのはダイスとかで偶然性を得ています)。作者神(サクガミ)の近藤先生もそうだろう。
忍者大原則
そして現場ナウ!床を掘ってキワミの死角から黄金球(バロンドール)の鋼鉄蹴球(サッカーボール)が襲撃!命中すれば常人は即死の威力!シノハには動きが見える!瞬時に動いてかばうか、突き倒すか、蹴り飛ばすか!?だがそれをすれば……シノハが「忍者」だと露見(バレ)ちまうッ!
友達に――なれたのかな
回想!幼いシノハは極道に誘拐(さらわ)れたクラスメイトを救い出したが現場を目撃され……この世界じゃNRSで記憶失ったりしねえから、メンポが破れて素顔を見られたら後から隠蔽工作しないといかんのね。シノビ!
……うんまあ、長はそれできるからいいんだけど。ニンジャならぬ忍者ならカラテだけでなく変装技術ぐらい持ってていいんですよ? 露見してもその人が言わなけりゃいいのであって……ともいかないか。
まずは私が友になろう
回想……そして回想!シノハはキワミと出逢い、プリ語りし、泣き、笑い、そして……キワミは「友になろう」と言ってくれた!たとえ露見したとて、情に心揺れ誤断って死んだとて、今助けることができる友を!見殺しになどできようかッ!シノハは身を挺してかばうッ!貫通は免れたが腹部に重傷!
お前の役に立ちてーんだ
一方、黄金球は二人の顔と名を思い出す!ガムテからの伝達を!
道化の演技は油断させるため!ガムテの本性はやはり冷酷非情(クール)!だが黄金球も「荷が重い」と言われてハイそーですかと従う男ではない!
水臭ェぜガムテ!!オレはお前の役に立ちてーんだ! ンな強敵ならよォ~なおさらオレが片づけてやる…!
これもまたユウジョウの一側面か。たぶん当然ガムテもこういうことするやつが出てくるのは、織り込み済みの予想済みよ喃。
君を信じよう
「あの部屋」……キワミは幼少期に、脚本家からプリ好きをインプリンティングされていた?人生そのものをシナリオに……?
策略に嵌まり襲撃される主人公と宿敵…宿敵は親友の正体への疑念を止められず、主人公は親友を守るため…やむなく そして訪れる友情の破滅…!
シノハの正体への疑念を止められぬキワミ!キワミを守るため身を挺したシノハ!ここまではシナリオ通り!彼らはこのシナリオを超えられるか…!
ユウジョウ!ふたりは忍極(しのきわ)!
忍者と極道、否、シノハとキワミの共闘!たとえ相手が知らなかったとはいえ不倶戴天の敵であろうと、この友情は偽りではない!無論、現実的にも一時協力せねば生き残れぬ……これもガムテや脚本家の筋書き通りか?それとも? そして黄金球もふたりの生首(クビ)を取りに征く!友のために!
お前を嬉尿(ウレション)させてやるッッ!!
タイトル回収、待て次回!先読みも可能だが……!
NEXT EPISODE
来週は作者の健康維持のため予定通り休載!カラダニキヲツケテネ!
【以上です】