犬の咳と我が家での対策すこし

我が子になって今年で4年めの推定年齢10歳とすこしのポメラニアンのフラ子は、もともと動物保護団体から来た子で、それにまつわる様子は前出の通り。
また、ここや、ここにも書いています。

もう「シニア」なんだなあ、とこれを書いていてびっくり。
早いなあ。人間年齢に換算すると60歳くらい？わたしとあんまり変わらない。
そりゃ体調も安定しないし咳も出るよね。

もともと気管狭窄ではあるので、家族の誰かが帰宅してうれしくて興奮して軽く咳き込んでしまうことを除けば、今のところは、なにごともなく生活していた。

でも、数日前、いつもと違う咳の様子があったのとその時の対応を備忘録もかねて書いておこうと思う。

ここ最近になってフラ子は夜、寝入りばなに少しゼロゼロするような音があったりしていた。あれ？いつもとちがうかなと感じてはいたけど、人間もそうだけど、加齢で喉の筋肉が緩んでイビキをかきやすくなる、というのをどこかで読んだことがあって、いよいよそんな感じかなぁなんて悠長に思っていた数日後のすごく暑い日の後の満月。

明け方3時半頃に発作みたいに急にはじまったひどい咳のような症状から一気に呼吸困難みたいになる。何度か喉の奥から「カッカッ」と今にも吐きそうな様子から、アヒルみたいなガーガーという音を伴った呼吸が続いてなかなか止まらなくて苦しそう。

西洋医学の薬のほかに補助として飲ませていたホメオパシーのアコナイトは丁度切らしていてドロセラを摂らせても症状が良くならない。苦しそうな大きめの音から寝ていた家族もみんな「フラ、大丈夫？」と次々起きてくる。

急性の症状に他になにがいいかと眠たい中ぼんやりした脳だったけどすごい速さで考える。
こんな症状あったなぁ、昔、子ども達の喘息で、、、などと緊張した状態のなかにも一瞬なつかしさを感じていたときに、ふとしばらく使われていなかった子ども達の喘息用の家庭用ネブライザー吸入器を思い出して使ってみた。

子ども達がすごく小さかった時、病院で吸入器のマウスピースを加えて呼吸をするのが難しかったのを見て看護師さんが「くわえた方が良いけれど、泣いて難しい場合は口のまわりに持ってきて気化した薬剤のまじった空気を肺に吸いこめているだけでもいいよ」と教えてくれたこと。

また、ムスメが4年前に明け方（喘息は寝入りばなと明け方に起こりやすい）使っていた時にフラ子もいつものようにムスメの枕もとで寝ていて同じ部屋の空気を吸っていたが全く問題なかったのを思い出した。

フラ子の顔に直接当てるわけではなく、フラ子のカラダ周りに散布するようにしてみたら、とりあえず咳がおさまってくれた。夜中の急なことだったが本当によかったしホッとした。

喘息がピークだった時の子ども達の様子を思い出して健康に感謝だなぁとあらためてしみじみ思う。

喘息は明け方にくるから喘息っ子の親御さんてゆったり睡眠がとれないんだよね。(いま頑張ってるパパママにエールを送ります。子どもはカラダが出来てきたらかなり良くなりますよ！)

人間も犬もちゃんと様子を見ながら、きちんと見極めて医療機関にお願いしながらも、カラダの本来持つ免疫機能がちゃんとONになってくれて自然治癒するのが一番いい。

フラ子は翌日、舌の色もピンクだったし(紫色だと血液の中の酸素が欠乏している証拠）咳もまったくしていなかったので病院には行かずに様子を見る。
でもこの判断は毎日きちんと観ているからわかることなので、もし急な咳でこの記事を見てる人がいたら並行してお医者さんには診てもらってね。

晩ご飯は手作りご飯。
鷄ささみ肉を小さく切って、人参(血液の流れを良くする)をすりおろして、舞茸(炎症を抑える)は微塵切り、そこに以前も書いた人間の喘息にもよく効くひじきと蓮根の組み合わせを入れる。(注：調味料は入れません)
蓮根もすりおろしてクツクツ煮る。この日は吸入はせず。（基本的に人間に使うものは犬には常用しないし滅多に使わない）

翌日の夜はまったく咳はなかった。ホッとした。
でもやはり家族が帰宅してうれしくて興奮してしまうと咳き込む様子あり。被毛が細く長毛だから舐めているうちに自分の毛が喉に着くことが誘引の咳もありそう。また、人間のお年寄りもそうだけど、水分補給がうまくいかなくて喉が乾燥していることもあるはず。
100円ショップでスポイトを買ってきて、水が減っていないようなら口のきわからシュッと少し水を入れてあげたりもしてみています。

人間も満月や気圧で痛みがひどくなったり、アレルギーや炎症が悪化してみたりする。

犬も人間も生きものどうし。

カラダの中の営みに興味を持って、起こる症状にも興味を持って、大切なライフパートナーとして1日も長く楽しい日を一緒に送れますように。

#我が家のペット自慢