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引越しは2年に一回しても良い

先日、知人に引越しをしたことを話すとびっくりされた。その時は、なぜびっくりされるのか不思議だった。私にとっては、引っ越すに十分値する理由があった。しかし、知人にとってはその理由だけでは理解できないようだ。無理もないか、と後で思った。大学4年生の秋、あと半年で卒業なのに引越しをする人はあまりいない。

考えると、自分は人より引越しのハードルが低いのだと思う。これまでの22年間で住んできた家は、ざっと10軒くらい。年齢で割ると2、3年に一度のペースで家が変わっている。実家はどこかと言われると困る。実家と呼べる家はない。以前は、生まれた時から同じ家に住んでいる友人たちに憧れもあった。自分には、そんなすべてが詰まった大切な家はないから。だけど、引越しを何度も繰り返すメリットもある。まず、引越しに伴って物を断捨離する機会が増えるので、所有する物が基本的にいつも少ない。部屋が比較的綺麗に保ち安い。身軽である。

だけど、確かにお金はかかる。それが引越しのハードルの一つになるのもわかる。でも、生活において住む家の影響はかなり大きいと思う。どこに、どんな家に、どうやって住むかはとっても大事。今の家で、何か我慢していることや不便なことが少しでもあるなら、引っ越しを検討する価値はあると思う。家を変えることは人生を変えることにも繋がるくらい大きなことだと思うから。

それに、ほぼ必然的に断捨離をすることになるので、要らないものをネットで販売したりリサイクルショップに持っていくことで、お金を生むこともできる。要らないものをちゃんと捨てることで風通しも良くなり、福も舞い込む(と思う)。

最近の傾向として、ホテル暮らしやホームをレスする人が増えてきていると思う。そんなふうに、いろんな暮らしの形があっていいと思う。たった一つの大切な家があるのも素敵だし、たくさんの大切な家があるのも素敵。これまでの固定観念に捉われず、身軽に、みんな自分らしく生きていけたらいい。

スイスの家々


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