自分の足で歩かないと見えない景色
旅をしている人ならわかると思う。自分で計画を立てて旅に行くのと、誰かが立ててくれた計画で旅行に行くのでは、その土地への理解が桁違いになる。
昨日、父の故郷に1人で行った。ランチを食べようと思ったけど時間も遅く空いているお店がほとんどなかった。ラーメン屋しかやってなかったのでラーメンを食べた。そしたら、このお店に何度かきたことがあることを思い出した。父が何度か連れてきてくれていた、町で有名なお店だった。
不思議なことに、自分で旅をしたヨーロッパや都道府県の有名なものや地理はわかるのに、何度も訪れているはずの祖父母の町のことは何もわからない。いつも親に連れられて行っていたから、町の特徴に興味もなかったし、有名なものも何もわからない。いつも車だったから駅から家までの道もわからないし、自分で運転していないから道も覚えていない。外食も、何もわからずに親が連れて行ってくれたところで食べていた。
1人で行くと、駅から家まで歩くかタクシーを使わないといけない。外食も自分で調べて、何が有名なのか、何が美味しいのかを見つける。自分でやると、情報の入り方が桁違いになる。どこにどんなお店があって、何が美味しいかが記憶される。どんな道でいけば良いか、どんな交通機関があるかが記憶される。
自分主体か他者主体かで、同じ出来事や行動でも受け取るものが変わる。だから、自分で決めて自分で行動するのが大事なんだと思う。旅も、自分で計画したほうがより土地に詳しくなれるし、受け取るものも大きくなる。