出たがり・しゃべりたがりの言論・知識人の言うことが薄っぺらいのは、根底にあるのが自己顕示欲だからですよね。
なぜか自己顕示欲の強い人たちと衝突する機会の多い私ですが、その経験からわかったことは、自己顕示欲でものを言っている人というのは、自分の都合の悪い批判をされると徹底して逃げるということです。本当に社会のためとかを考えているのなら、そこは批判を真っ向から受け止めて、理解を得るために、きちんと弁明するなりするのが筋ではないのかと私は思うのですが……。
自分が不利になりそうな批判からは、ずっと逃げ続けているに、それでいて自分が勝てそうな相手には容赦なく噛み付いてって「逃げるな!」とか言って、とことん自分の優位性を周りに見せつけようとします。そういう態度こそが卑怯だと私は感じます。
結局、自分の見栄えしか気にしていないということです。そういう自己中心的な人たちが、本当に社会のことなどについて、真剣に考えているわけありませんよね。
私にとって何よりも衝撃を受けた作品です。この作品で描かれている双子の境遇はフィクションですが、この世界には実際にこれと似たような事例があるのだと思うと、いたたまれなくなります。衝撃のラストシーンは何度観てもやるせない気持ちになります。