弁理士くん

弁理士や弁理士業界のことを書いていきます。

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最近の記事

日本弁理士会派閥。会派ではなければ、人に非ず?

会派はもはや制度疲労を起こしている。ここらで抜本的に変えなければ、若手弁理士の未来は無いといえる。 企業内弁理士は、会派にはほとんど入れないし、入ったとしても、雑用か、顧客獲得に利用されるだけ。入っても無駄である。 面白いエピソードがある。 無会派の副会長が、会派のパーティーに参加したところ、ペーペー弁理士によって摘み出されたそうだ。なぜつまみ出されたかというと、会派の副会長には全員招待状を出ていたが無会派の副会長には出ていなかった。当日、無会派の副会長は受付に並び出席し

    • 最先端の技術を扱う弁理士がIT苦手なの?

      日本弁理士会は、IT化が遅れている。一つはITに暗い老齢弁理士が役員になり、弁理士会を牛耳っているせいだ。監事会も、ITが分からない老齢弁理士が、「よくわからないもの」として、変な質問をしてくると聞いたことがある。 弁理士会のIT化が遅れているのは、きちんとしたIT化予算が立てられないため。IT投資ができない小事務所や、そもそもIT化に関心の無い弁理士が多過ぎ。 最先端の技術を扱うべき弁理士が、最先端を理解するのが苦手で、事務所のIT化も進まない。何か変。 「IT化に1000

      • 弁理士先生はクラブ活動がお好き?

        「弁理士クラブ」は、一つの派閥、「日本弁理士クラブ」というのは、「PA、春秋、無名、稲門、南甲から成る「派閥連合」」のことを意味します。紛らわしいですね...。  なお、この業界では、「弁理士クラブ」は「弁ク」、「日本弁理士クラブ」は「日弁」と通称しています。  ちなみに、「西日本」と通称しているのも、本当は「西日本弁理士クラブ」って、言うんです。みんな“クラブ”がお好きですね...(笑)(「夜のクラブ通い」を、“クラブ活動”って、言っちゃったりしています)  あまり笑える

        • 日本弁理士会とは

          日本弁理士会は、弁理士及び特許業務法人の使命及び職責に鑑み、その品位を保持し、 弁理士及び特許業務法人の業務の改善進歩を図るため、会員の指導、連絡及び監督を 行うことを目的とし(弁理士法第56条)、研修を通した会員の能力研鑚と向上、 知的財産権制度の研究と普及活動など多様な活動をしています。 また、弁理士の登録に関する事務を行っています。(引用:日本弁理士会より) 日本弁理士会の歴史 明治32年に施行された「特許代理者登録規則」が弁理士の始まりで、 大正4年に設立された「日

          弁理士数11802人、過半は無派閥である。

          弁理士とは 弁理士は〝知的財産に関する専門家〟です。(引用 日本弁理士会 https://www.jpaa.or.jp/patent-attorney/) 弁理士法 (弁理士の使命) 第1条 弁理士は、知的財産に関する専門家として、知的財産権の適正な保護及び利用の促進その他の知的財産に係る制度の適正な運用に寄与し、もって経済及び産業の発展に資することを使命とする。 日本弁理士会人数 11,802人 そのうちの派閥に所属する弁理士は約5000人、つまり過半数は無派閥という

          弁理士数11802人、過半は無派閥である。

          令和2年度 弁理士会役員選挙がはじまりました!

          まず今回注目するところは、実際に選挙になる常議員と監事である。弁理士会の会派についてnoteに書いたが、今回の選挙は会派(PA会、春秋会、南甲弁理士クラブ、無名会、稲門弁理士クラブ、弁理士クラブ、弁理士同友会、西日本弁理士クラブの8つの派閥)だけで決まっていた弁理士役員が無会派の候補者が出たことによる選挙が行われることである。 注目は、常議員に無会派の金子誠氏、監事に無会派の岩池満氏が出馬しています。無会派での出馬は常議員の例はあるものの、監事の例は、今までにありません。特

          令和2年度 弁理士会役員選挙がはじまりました!

          弁理士の未来はどうなるのか

          日本弁理士会は、PA、春秋、南甲、無名、稲門、弁理士クラブ、同友、西日本の8つの派閥から成っています。そして、無名と稲門は、実質的に一つの派閥であり、3年に2度は無名から、3年に1度は稲門から副会長候補が出されることになっています。したがって、8名の副会長は、PA、春秋、南甲、「無名、稲門」、弁理士クラブ、同友、西日本の各会派から1名ずつ、合計で7名が出されるわけなのですが、慣例により、会長の属する派閥から2名の候補者が出ることとなっています。  ところで、これらの派閥には

          弁理士の未来はどうなるのか