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秋の過ぎゆく姿を見つめて



今年、初めましての出会いがあって、そこから関係を作ることができて、今はそれを育んでいる。
想いを馳せる人がいる、そんな日常。


心の奥底で、本当はずっと憧れていた、
好きな人の好きな人になるという現実と、今常に向き合えているという事実に改めて、
嬉しさ幸福愛おしさ、そういうのを全部込めたあたたかい気持ちがぶわっと込み上げて涙が溢れそうになる。


彼に会いたい瞬間は、日常の中に散りばめられている。
朝起きた時、電車の中、ラブソングを聴いた時、素敵な文章を見つけた時、美味しいものを食べた時、友人の恋人の話を聞いた時、試着した服が可愛かった時、悲しい時、褒められた時、季節を感じた時、手を繋ぐ恋人達を見た時、電話してる時、夜寝る前。
いつだって、会いたいと思う。
気づけばこんなにも、日常に恋人の存在が入り込んでいる。


奇跡の中を生きてると思うこともある。
好きな人に出会えるのは、奇跡だ。
もしかしたら、すれ違っても目すら合わせることはなかったかもしれない。出会うことも、なかったかもしれない。
そう思うと、いろんな選択といろんな縁の上にお互い生きていて、本当に細い線が繋がって、同じ気持ちを持つことができた、なんて美しくて尊い出来事が私に訪れたんだろう、と思ったりする。
有り難くて、愛おしくて、彼に出会えたから、知ることのできた気持ちが、数多くある。ひとりでは出会えなかったものに、出会わせてくれて、向き合わせてくれて、彼の生きる姿勢をそばで学ばせてくれて。

私の想いを話す度に、悩みを相談する度に、目線を合わせて向き合ってくれる、いつも真っ直ぐに受け止めてくれる、理解しようと、してくれる。

その度に、神様ありがとうって、私に彼と出会う道を与えてくれてありがとうって、涙が溢れる。



これまでいろんな暗闇を見てきたけど、彼に出会えて変わる考えも、肯定できることも、たくさん増えてよかったね。
素敵な人に出会えて、よかったね。
宝物にできるように、大切にするんだよ。

そんな風に、遠くの声が、私に囁く。
そして深く、そう思う。
彼に出会うために、これまでの暗闇はあったのかなと思うほど、彼のそばはあたたかく、優しさに包まれている。

来年もきっと色んなことが待っているだろうけど、当たり前の会話を大事にして、日々の料理を美味しく食べて、それぞれの過去を共有したり、ふたりの未来に期待したり、丁寧に毎日を過ごして、この先もそれがずっと、ずっと続いていければいいなと、思う。

それぞれが幸せでいられるように過ごして、幸せの先がいつもお互いの近くにあったらいいね。

出会ってくれて、選んでくれて、どうもありがとう。
好きになってくれて、それを一緒に積み重ねてくれて、どうもありがとう。


#日記 #エッセイ #コラム #ポエム
#恋人 #幸福 #冬

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