Xing Inc.

東京・六本木で1995年から活動する広告制作会社、株式会社エクシングです。さまざまな企業様の課題解決をデザイン、コピーでお手伝いしています。お気軽にご相談ください。 当社Webサイト:https://xing-inc.com/

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最近の記事

ヨックモックのコピーがライターの初心を思い出させてくれた話

株式会社エクシングのコピーディレクター、高沼です。 みなさん、お菓子は好きですか? 私はどちらかと言うとしょっぱい系の方が好きなのですが、それでも大好きなお菓子はたくさんあります。 その一つが、シガール! 50年以上の歴史を誇るお菓子ブランド「ヨックモック」の定番商品です。 独特な模様があしらわれたこの缶を目にするだけで、「あ!ヨックモック!」と思わず声をあげてしまいます。 (名前を知らなくても、缶を見てピンとくる方もいるかも…?) 今回はそんなシガールを購入する

    • 使わない言葉に〇〇が出る 【「脳死」「地雷」etc…そのスラング大丈夫!?】

      株式会社エクシングのコピーディレクター、高沼です。 みなさんはSNSをどのくらいの頻度で見ますか? 私は時間が空くとつい覗いてしまいます。 (iPhoneのスクリーンタイムを見てゾッとすることも…) 今回は、とあるSNSで目にした表現をきっかけに、ライターとして考えたことを書き留めたいと思います。 🌿 1. Instagramで見かけたびっくり表現 先日Instagramを何気なく眺めていたところ、胸がざわっとさせられました。 一見なんの変哲もない動画です。よくある

      • なまえのチカラ。

        株式会社エクシングのクリエイティブ・ディレクター、野村です。 「ハナノナ」というiPhoneアプリを知っていますか?  咲いている花にカメラをかざすと名前を教えてくれるのだそうです。犬を連れて散歩をしながら試してみました。いつもの道のすみっこ、誰が育てたわけでもない小さな花に、ちゃんと名前があることに驚いてしまう。どこにも書いていないのに、聞いても答えないのに、ずっと前からこんなに立派な名前があったのだなあ、と。 名前を知るまで、その花は僕の中では存在しないのと同じような

        • それは、いつか終わるから。

          株式会社エクシングのクリエイティブ・ディレクター、野村です。 少し前に、チームの作品を非売品の絵本にしていただく機会がありました。制作に携わる者として、書籍というパッケージには愛着があります。本は単なるテキストデータの集積にあらず。装丁、紙質、レイアウト、文字サイズ、書体など、制作・出版側で検討すべきことがたくさんある。『ノルウェイの森』と聞いて僕がストーリーよりも先に思い出すのは、赤と緑のカバーとゴールドの帯、そしてかすれて消えそうな本文の繊細な書体です。 一方で、パッ

          スマホ決済で気づいた「便利」=「満足」とは限らないという話

          株式会社エクシングのコピーディレクター、高沼です。 みなさんはキャッシュレス派ですか? それとも現金派ですか? 私は主にPayPayを使っています。 スマホ一つで出かけられる身軽さに感動しつつ、散々ご飯を食べてから「現金払いのみ可」のお店であることに気づいて青ざめたことも…。 (夫に財布を届けてもらいました…) ちょっぴり恥ずかしい前置きはこのくらいにして、さいきん利用するなかで感じたことを、ライターの目線から書いてみたいと思います。 使いやすい!と思ったPayPa

          スマホ決済で気づいた「便利」=「満足」とは限らないという話

          〈オトナも役立つ!〉 作文の宿題が得意になる6つのコツ 【後編】

          宿題を早めに終わらせるタイプのひとになりたい、株式会社エクシングのコピーディレクター・高沼です。 前回の記事では多くの「スキ」をいただき、ありがとうございました! 引き続き、春休みにあわせて、作文が得意になるコツをご紹介します。 ※【オトナの方へ】 小学生の作文を例に話を展開していきますが、中高生やオトナにも役立てていただける内容になっています。 「洗練された文章を書きたい」「研修の感想文や社内報で何を書けば良いのかわからない…」といった方も、ぜひいちど読んでみてくださ

          〈オトナも役立つ!〉 作文の宿題が得意になる6つのコツ 【後編】

          〈オトナも役立つ!〉 作文の宿題が得意になる6つのコツ 【前編】

          大人にも長期休暇があれば…と妄想する、株式会社エクシングのコピーディレクター・高沼です。 桜のつぼみがかすかに色づきはじめた、今日この頃。 小中高生の方は、そろそろ春休みの季節ですね! 学生時代の長期休暇といえば、ついてまわるのが宿題。 特に小中高生は、作文や読書感想文などの課題が出ることも多いのではないでしょうか。 その一方で、「苦手」や「何を書いたら良いかわからない」といった声も耳にします。 そこで今回はコピーライターの経験をもとに、「作文」がちょっぴり得意になる

          〈オトナも役立つ!〉 作文の宿題が得意になる6つのコツ 【前編】

          ルートンのLINEスタンプが無料配布中です!【4/1(月)まで】

          株式会社エクシングのコピーディレクター、高沼です。 突然ですが、こちらのキャラクターをご存知ですか? この子の正体は… ルートインホテルズの公式キャラクター「ルートン」です。 ルートインジャパン株式会社さまからご依頼いただき、弊社にてキャラクター開発したひつじの男の子。 ひょんなことからホテルではたらいています。 そんなルートンのLINEスタンプが、2024年4月1日まで無料配布されています! (弊社にて制作のお手伝いをさせていただきました) 【LINEスタンプ

          ルートンのLINEスタンプが無料配布中です!【4/1(月)まで】

          【ことば記録帖】 コピーライターの心に残ったことばたち #1

          株式会社エクシングのコピーディレクター、高沼です。 多くのひとのコミュニケーションを支える、ことば。 特に現代はSNSなどを中心に、さまざまな表現が生まれては消えています。 百年先に残る名言でなければ、辞書に載る単語でもないかもしれない。 けれど、心を動かしてくれたことばたちを採集しておきたい。 そんな想いで、今日から不定期で始めるこの連載。 “ことばの記録帖”と題して、ジャンルを問わず、さいきん心に残ったフレーズをご紹介していきたいと思います。 ※先に書いてしまう

          【ことば記録帖】 コピーライターの心に残ったことばたち #1

          コピーで選ぶ2023年の企業CM ベスト3

          株式会社エクシングのクリエイティブ・ディレクター、野村です。 ここ数年、はんぶん勉強|はんぶん趣味で、毎週末にYouTubeで新着CMをできるだけ多く見て回り、手元に記録を残しています。そこで今回は、2023年に見た数百本から、特にコピー・言葉に着目して個人的に選んだ企業CMを順不同で3本、制作に携わった方々への敬意を込めてご紹介します。 コピーで新しい角度から光を当てる●Sansan 2023 企業ブランドCM「新しい景色へ」篇 (1:00)   公開:2023年8月2

          コピーで選ぶ2023年の企業CM ベスト3

          「改行なんてこだわる必要ない」はホントウか? 【コピーライターの視点】

          株式会社エクシングのコピーディレクター、高沼です。 サムネイルを見て違和感をおぼえた方、さすがです…! 単語の途中で行が変わっているとちょっと気持ち悪いですし、場合によっては意図と異なる解釈をされてしまいますよね…。 今回は、意外と印象を左右する「改行」についてお話ししていきたいと思います。  「改行なんてこだわる必要ない」のか? 📙 どちらが読みやすいですか? 「内容がよければ、書く人に魅力があれば、改行なんてどうでもいい」 たしかに、それも一理あるかもしれま

          「改行なんてこだわる必要ない」はホントウか? 【コピーライターの視点】

          優しさは書く人の武器になる

          株式会社エクシングのクリエイティブ・ディレクター、野村です。 知識とか、センスとか、発想力とか。文章を書いて誰かに伝えるために必要なことはいくつかあるけれど、いちばん大切なのは優しさだと思います。 僕もいまだにやらかしますが、テキストの表現で最も多い失敗は、「書いている人だけがわかるように書いてしまう」というものです。そんなメールや資料をもらうことはないですか? コピーライティングの世界でも、うまいことを言いたい、この仕事でほめられたい…そんな邪念がはたらいて、自分がわか

          優しさは書く人の武器になる

          【良いコピーの条件とは?】 コピーライター養成講座で目から鱗が落ちまくった話

          株式会社エクシングのコピーディレクター、高沼です。 今回は、学生時代に通った講座でのエピソードを通して、良いコピーとは何か? についてお話しします。 ✏️ 優れたコピーには〇〇がある 「コピーとは何か」と聞かれたら、みなさんはどう答えますか? カッコいい言い回しの言葉? おしゃれな表現の言葉? 時にはそれも間違いではないかもしれませんが、 もし一つ答えを挙げるとしたら、私はこう言います。 「コピーは発明ではなく、発見である」 まるで自分の言葉かのように書きましたが

          【良いコピーの条件とは?】 コピーライター養成講座で目から鱗が落ちまくった話

          だめなキャッチコピーが2文字の修正で救われた話

          株式会社エクシングのクリエイティブ・ディレクター、野村です。 もう遠い昔、2004年の秋。コピーライターとして広告代理店に入社してまもない僕に、輸入車販売店の仕事が回ってきました。関西地区で新車を買ったお客様に「ザ・リッツ・カールトン大阪」の宿泊をもれなくプレゼントする豪勢なキャンペーン。その新聞広告を出稿しようという話です。 先にビジュアルが決まりました。格式高いホテルのエントランス。シルクハットのドアマン。そこへまばゆい光を放って横付けされるスポーツセダン。そんなシー

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          結局コピーライターって何をしている人なの?

          コピーライターとはいったい何者なのか? 株式会社エクシングのコピーディレクター・高沼です。 広告・デザイン業界で働く方には馴染みのある職業かと思いますが、一般的には何をしている人なのか、あまり知られていないような気もします。 実際、新しく知り合った方(たとえば美容師さん)や夫の親戚に「お仕事は?」と聞かれて「コピーを書いています」と答えると、大抵は目の奥に「?」がぼんやりと浮かんでいるのを感じます。 あの気まずい沈黙をもう体験しないために、そして(いるかわかりませ

          結局コピーライターって何をしている人なの?