昨晩まで20の誕生日を迎えたらいっきに内面が成長するとおもってた。世の中のことがよくわかるようになるかな。もうすこし大人らしく話せるようになるかな。責任感とやる気がわいてくるかな。ちょっとのことじゃ涙は出なくなるかな? なんにも変わらなかった。 雨のBGMを聴きながらこれを綴ってるいまだって かわらずサンタクロースやおまじないを信じているし、言葉の組み方を考えずただただ心を指が追いかけてるだけだし、責任感もやる気もぜーんぜんだし(こら)映画を見たら煉獄さんの登場シーンで号泣
好きな人と手が繋ぎたいから手を繋ぎたいほど好きな人が欲しいです
でもわたしほんとうはなにもいらなかった。なんとなくそばにいられたらよかったのだ
とけてゆく秘密の花が知っている期待としてのやつれたメール はじめてのテトラポッドにあこがれてさめたふたりは見たくない つき 結末をおぼえていよう いじわるな天使の嘘のための口付け いらだちに恋して秋の失敗に託すまばゆい永遠のよう 口づけを守る静かなゆびさきは神経質な五線譜だった 動かない3年前の街の中 眠り薬をおぼえていよう
友人と食事をとった後バーへ寄った。店内にはポピュラーなジャズが流れていて私たちの他に中年のカップルがいた。男はこの近くに住む社長だそうでなるほど、歳の割にハリがあって身なりも綺麗だった。女は隣の県に住んでいるらしく上品に痩せていた。窪んだ目元には濃いめのアイシャドウ。頭の先から手先まで良く手入れされていて、年相応の美しさがあった。 後でどんな関係か当てるゲームをしようという友人のアイデアのもと、私たちは世間話をしながら彼らの話に聞き耳を立てた。 だんだんと男の声が大きくな
かんがえる 考えてもどうにもならないこと ニュースで21歳の障害を持つ女性が同じく知的障害を持つ母親の命令で、未就学児の弟の身体の上に乗って殺したそうだ。 彼女は留置所の生活を喜んだそうだ かんがえたってどうにもならないこと
僕が彼女に会ったのは旅先の美術館の彫刻の前だった。 Auguste Glaize の The Women of Gaulの前に置かれたハープを弾く少年の像を笑ってしまうくらい真剣な顔して模写していた彼女が気になった僕は「Grossièreté」と横に腰掛けスケッチブックとペンを取り出しスケッチすることにした。彼女はチラッと僕を見た後またすぐにスケッチブックの上に視線を落とした。しばらくして僕が大体の輪郭を捉えた頃、突然彼女が口を開いた。「あなた日本人でしょ、絵がうまいのね」驚