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意外な手帳の効用。無駄探しという発想転換で時間管理

新型コロナ禍で在宅の頻度が増えました。

みなさまにおかれましては、どう過ごされてますでしょうか。在宅されてるかたが多いのでしょうか。

私はというと、ついダラダラしているうちに謎に時間が過ぎるということが頻出してるので、手帳での時間管理を再開しました。久しぶりに手帳を再開したら手書きの効用に気づけたので書いてみました。



■手書きの効用=楽しく浪費時間を発見できること

通常、仕事してるときは、アウトルックに会議や予定管理を一括してしまうので、正直手帳を使わなくなっていたのですが、仕事以外の時間で謎の時間浪費がもうそろそろさすがにやばかったです。

「ジブン手帳」を買ってあったので、決まっている予定を埋めることにしました。その前に、ジブン手帳の「公式ガイドブック」を引っ張りだして、眺めました。それこそジブンが楽しくなりそうな使い方をしている人を探しました。

この人の使い方好きだなあというのを見つけたので、次にテンションを上げるためにフリクションペンも仕入れました。スタンプもほしいなとネットショップを見たり。などとやってるうちに、「ああ、これはこれで楽しいわ」と気付きました。

ざっと思いついた手書き手帳の効用はこちら

・単純にものづくりに近い。創作の楽しさを感じられる
・ 時間の余白に気づきやすい
・忘れないための時間管理から、余白探しという発想の逆転になる

一つずつ説明します。

まず、「創作の楽しさ」について。

だいたいなんでもそうですが、手作りは時間がかかります。デジタルで文字を打ちスピードと手書きのスピードを比べると、手書きの方が断然遅いです。なので、手書きは非効率と思っていました。
しかし、世の中には手帳を楽しそうに活用する人がいます。これがずっと謎でした。
私が思い至った答えは、手帳を楽しく活用する人は時間管理を楽しんでいるということです。手帳を使っている人にとっては当たり前の答えかもしれませんが、私には発見でした。
なぜかというと、私にとって手帳での時間管理は手間のかかる苦痛な作業だったからです。手書きで文字を書くことが好きではないです。時間管理の時間はできるだけ省略したい時間でした。

しかし、ここで発想を変えることができたらどうか。書いている時間を楽しい時間にできたら。

以上の考えから、フリクションペンとプチデコラッシュというデコレーション用のテープを揃えました。これで、退屈だと思っていた時間管理の時間を楽しい時間に変えられます。マイナスな感情をプラスな感情に変換できたのだから、大きな変化です。

「感情の振れ幅がある人生は豊かな人生だ」と総合格闘家の青木真也が言ってましたが、ほんとそうだと思います。私の場合、手帳を書くことがマイナス100でした。それがプラス30くらいまで上がりました。


それにしても文房具ってこんなに発達してるのな…。


■自然と時間の使い方がスマートになっていく

次に余白の時間に気付きやすい点について。

デジタルでの時間管理は手書きより早く詳細に情報を記録できるメリットを持っています。
ですが、デメリットもあります。一つは、いちいちアプリを起動させなくてはいけないことです。確認のたびに数秒間どうしても空白の時間ができます。これが毎回ストレスとなります。
二つめは、一覧できる量が少ない。これも地味にストレスでした。もしかすると、これらのストレスが原因で時間管理が退屈だったのかもしれません。

手書きの手帳の効用は、デジタルのデメリットを解消できることでした。一覧できる容量が大きい。瞬間で1か月の予定、一週間の予定を確認できます。1日のタイムラインを見たとき、余白時間を見つけやすい。

ここまで書いていて気がついたのですが、岡田斗司夫の『レコーディング・ダイエット』と発想の元は同じかもしれません。はじめになんでもやっていることを一度記録してみる。すると、自分が何に時間を使っているのか、どれだけ時間をかけているのか把握できる。それから1日の限られたリソースをどう割り振るのか考えることで、時間の使い方を改善させる。

やっているうちに自然と時間の使い方がスマートになっていく。

仕事のタスクが増えるとこの習慣また消え去りそうですが、仕事以外の自分にとって必要なことをする時間を確保するために手帳習慣はしばらく続けたいです。

ちなみに、レコーディング・ダイエット、なんとなく知っている人は多いと思うのですが、岡田斗司夫のオリジナルを読んでない人は読んでおいたほうがいいです。なぜかというと、なぜ記録するといいのか、何を記録するのか、というメソッドの中身の解説がされているから。記録するという行動がシンプルなので読む必要ないと思うかもしれませんが、コンセプトを知っているかどうかは重要です。

ダイエットに興味がない人でも応用が効くということに、10年以上経った今頃気がつきました。私も久しぶりに読み直してみます。

岡田斗司夫『いつまでもデブと思うなよ』 (新潮新書)2007/8/16


いちばんの効用は発想の転換ができたことです。

これまで私は予定を忘れないように記録することが時間管理だと思っていました。もちろんこの要素はあるでしょうが、発想の転換ができました。
謎だった時間の浪費について気づくことで、余白にやりたいことを前倒しで行うことができます。
時間に追われるように予定で埋めつくす必要はありません。自分が有意義に時間を使ったというプラスの感情が作れればそれでいいのです。

新型コロナウイルスの影響はまだしばらく続きそうです。行きたいライブもイベントもしばらく延期だったり中止だったりなので、オンラインでできる語学レッスンを探して試していきます。これを読んだあなたも、有意義な時間を過ごせますことを願っています。

ぶっちゃけ他人の手帳も、眺めてるだけで楽しいというのも発見でした。

オンラインの語学レッスンはitalkiを試しています。トライアルもできるし使い勝手良さそうです。こちらのレッスンもそのうちレポート書こうかな。



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