TRUCK TURNER
(CDポピュラー)
満足度 4点
Isaac Hayes
STAX RECORDS
1974 アイザック・ヘイズのアルバム。本人主演映画のサントラだったりする。 (見てみたいけれど国内ではDVD出ていない様子)
TRACK1:Title Theme
"Kill Bill Vol.1"で、主人公(ザ・ブライド)が病院での覚醒後、 車椅子で活動開始する躍動的なシーンで使用されたが、こちらのサントラアルバムには未収録。 映画でのヴォーカル曲と気づかせない使用方法は見事。 ブラスが気持ち良くくすぐってくれます。 ※2005.3.23 mixiレビュー掲示
2020 追記: このあと、当該映画の輸入DVD、輸入BDを入手することができたが、まだ通しでは観られていない。『スター・トレック』宇宙大作戦のウフーラ通信士、ニシェル・ニコルズも目立つ役で出ている。ブラックスプロイテーション・ムービーの典型と言える映画なのだろう。『刑事スタスキー&ハッチ』にも漂うTVムービー的チープさを感じられた。
当時ならよくあることだが、アルバムと劇中で、演奏・セッションが異なるようである。ブラスとストリングスが絶妙なバランスのアルバムに対して落差が激しく劇伴の方の音色がしっくり行かない印象が強い。アルバムの完成度が高いことの証明ではあるのだが、その当時のポピュラー音楽録音と映画音楽録音の技術的乖離も影響しているのではないかと思う。
もう本人に訊ねることは叶わないことなのだが、自分主演の映画に音楽をつけるというのはどういう心境なのだろうか。これにはとても興味がある。
1973年、ロサンゼルスで行われた巨大音楽イベント WATTSTAXライブでの“ブラック・モーゼ”と称された宗教的カリスマな姿を経て映画への主演の話が出てきたのかな、とは思う。これが音楽のみを担当していた『黒いジャガー』 “SHAFT!”(1971)と大きく異なる点だろう。
※写真は、discogsで見つけたブラジル盤。オリジナルと一味違う。
(写真が横長切られるのは嫌だなぁ)