桐谷驟雨 a.k.a. xichoux
2005年から参加したmixiへ投稿した書籍・映画・テレビ・CD・DVDのレビューが6年間集中して文章として残っていたので、コピペしてこのコーナーに移植しておきます。オリジナル記事はamazonの商品ページなどにリンクするようになっていただけなので、今回見出しになる写真はnoteのため選んでいます。Facebookに2011年に参加して以来、アクセスすることがなくなったmixiも時の流れによって閉じた環境となってしまっていたので、自分で見返すと読まれないこと前提で書いてしまっているのがわかって恥ずかしい限りなのですが、好きなものへの御礼のような意味で書いているように、今振り返ってみて強く思います。このままでいいんじゃないか。そのときどきの熱は大事にしたいものです。
先日は、中野の墓場の画廊にて眼前に煌めくコンバットスーツに興奮しました。放送当時、思い出されるのは、革新的なヒーロー像を求めたアグレッシブな映像表現。1982年、アニメにどっぷりだった少年を特撮小僧に一瞬で変えるほどインパクトありました。 その映像をこれでもかと味わったのは、意外と多かった再放送と、1996年から発売された放映話順に4話分ずつが収録されたレーザーディスクによってでした。LDでは蒸着シーンを繰り返し再生して、ナレーションを覚えたものです。ただただ残念だったのはパ
『日本の巨大ロボット群像』 横須賀美術館 最も確信犯的な展示は、 解説は添えられていないけれど、 クローバー ガンダムDX合体セットと バンダイ模型 1/100 モビルスーツ ガンダム を並べての展示だったと思う。 プラモデルの発売はテレビシリーズ『機動戦士ガンダム』終了の半年後1980年7月だったとのこと。当時、行きつけの玩具店で入荷したての段ボール箱を急かして開梱してもらった記憶がある。 展示されていた、ほぼ同時期発売の1/100モデルは、1/144よりも設計着手
(2007) 海上影業有限公司 Focus Features 河流道娯楽事業 アン・リー監督 (Blu-ray Disc)(DVD) Victor Entertainment,Inc. (2008) 愛国学生演劇を出発点に、 仲間とは逸れ、 忠誠心と猜疑心、 そしてその行き着く先、 極限なる愛情の深淵へと 突き進んでしまう主人公の女。 軟弱男子の 「新学期が始まる前に 誰でもいいから殺っちまえ」 と 美男子の 採石場でのうっとりした表情 ("一緒に
2010年12月 I enjoyed seeing TOMINO-SAN,......... 表現するのが非常に難しいのですが いつ眺めてもこころが自由になれる こんな感じでしょうか。 描かれているのは 車 超未来な景観 ロボット インターフェイス だったりするのに、そんな感覚になれる。 不思議な作家です。 なんでamazon.co.jpで商品ページが いくつも存在するのだろう。 ちなみに私は¥4,169で買いました。 (2
(1970-1971)タツノコプロ フジテレビ 総監督:九里一平 原征太郎 (スペシャルセレクションDVD) メディアファクトリー (2010) 新作劇場映画に合わせての廉価DVD化。 #1,#24,#53,#72と 怒涛の最終四話 #88~91の最強エピソード8篇を収録。 リメイク・実写映画化が流行り、賛否両論な昨今なのだが、 『忍風カムイ外伝』のブルーレイ化も含め、単独の企画ではありえない旧作商品展開は喜ばしく思う。 第1話『負けるなハッチ』のスピーディーな展
(1937)大日本雄辯會講談社 鰭崎 英朋 2001講談社 再発 木に登り、灰を撒く姿だけが 子供のころの自分の心には残っていた。 それが、どうだ。 爺さんの犬への慈愛がここまで強かったとは。 思わず、涙。 ストーリーを一気に追うもよし。 慾深爺さんはなぜ、いつの世の中にも生まれるのかを考察するもよし。 明治・大正・昭和と駆け抜けたイラストレーター、 鰭崎英朋の筆致に酔うもよし。 丁寧に作られた絵本とは、こういうもの。 桜咲いてみんな気分晴れ晴
(1966)ビクター 2006再発CD 『池中玄太80キロ』の 長門裕之と仲がいい喫茶店のママ、 というのが自分にとっての 松尾和子のすべてだったが… "FLY ME TO THE MOON" etc... 敬服。 すご。 トランペットやサックスの音色と声質がとても合っていて 豊かな気持ちにさせてくれる。 (2010.3.13)
(1994)TBS バンダイ 〈完全版DVD〉2005 実相寺昭雄監督 三上博史, 宮崎ますみ, 加賀恵子, 六平直政, 嶋田久作 六平直政のツラの皮が今より薄くて 知的に見えるのが不思議。 大爆笑『帝都物語』キャスティング秘話などを語る 実相寺昭雄×一瀬隆重による DVDオーディオコメンタリーが最高。 煙草をくゆらす演技を熱く語る一方で 役者は理屈捏ね繰り回すな!と再三力説する監督とプロデューサー。 "電球"シーンを観ながらのふたりの会話の白熱ぶりが
限定生産 松竹 (2009) 『buy a suit スーツを買う』 『BU・SU』 『会社物語 MENORIES OF YOU』 『つぐみ』 『東京夜曲』 インタビュー集・市川準CM集を含む6枚組。 『BU・SU』で劇場映画デビュー後も 常に話題になるCMを撮り続けた、 映像作家として稀有な存在といえるだろう。 特筆すべきは、 松竹からの発売にかかわらず 東宝製作の『BU・SU』を収録している点であろう。 作家を追いかけるには、至極当然な姿勢な
(1976) Argos Films Oshima Productions 大島渚監督 松田英子, 松田英子, 藤竜也, 殿山泰司 米国版BDの藤竜也インタビューが圧巻。
(1996) トイズファクトリー 作詞・作曲:伊秩弘将, 編曲:水島康貴 一級のヒーローソングと思っている。 歌詞の端々にヒーロースピリッツが溢れかえる。 両手を広げて! 大地駆け抜けて! 空を抱きしめて! 風を受けとめて! 虹を突き抜けて! 世界抱きとめて! 夢も! 願いも! 愛も! 止められない! BODY &SOUL WOW WOW WOW WOW YEAH!!!! このサビ部分の高揚感は凄まじいものがあり、 跳べる者だけが表現でき
東宝 成瀬巳喜男監督 加山雄三, 司葉子, 草笛光子 土屋嘉男 初成瀬。 こりゃすごい、きめ細やかな演出。 司葉子の亡くなった夫(土屋嘉男)の遺族年金の手続きや 彼の両親による離籍への流れ、 姉(森光子)が参加する旅館の女将たちの寄り合いから 妻子持ちの居候(加東大介)との感情、 商社の官への接待の具体的な様子と 映画的な世界では取って付けたような表現になりがちなエピソードが、 確かなディテイルで表現され 主人公たちの感情の移り変わりのリアルさに反映し
(2002) 日活 ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント熊井啓監督 清水美砂, 遠野凪子, 永瀬正敏, 吉岡秀隆, 石橋蓮司, 奥田瑛二 胸のすくような清水美砂 (2009.2.14)
(1965) 日活 熊井啓監督 熊井啓 日活DVD BOX(2007) 疾走する大滝秀治。 それを追う鈴木瑞穂。 苦悩する佐野浅夫。 執念の人、宇野重吉。 「まったく腹が立ったなぁ」 この言葉に込められた思いが痛烈だ。 市民の幸せに対する国家の無力さを ラストシーンが象徴的に描いている。 それでも人間は生きて行かなければならない。 (2009.2.11)
(2001) 日活 熊井啓監督 中井貴一, 寺尾聰, 細川直美, 遠野凪子 熊井啓 日活DVD BOX(2007) またも暴走する長野県警。 葛藤する石橋蓮司。 (2009.2.11)
(1997) 日活 熊井啓監督 熊井啓 日活DVD BOX 酒井美紀の完璧なる純真無垢さに対し、 度を超した嫌悪感が画面から迫ってくる渡部篤郎。 あの場所で彼が牛丼など売っていなければ… (2009.2.11)