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社寺散歩|難波八阪神社|大阪|インパクト絶大の獅子殿

大阪なんば随一のパワースポット?
一目見て仰天パワーを感じたxicano(しかの)です。こんにちは。
今回は「これぞ大阪!!」難波八阪神社です。


難波八阪神社なんばやさかじんじゃ

大阪市浪速区元町2-9-19
開門時間:6:00~17:00

創建は不詳ですが、この地域に流行った疫病を鎮めてくれた牛頭天王ごずてんのうをお祀りしたのが始まりと伝わります。
その後『難波下の宮』と呼ばれ、この地域の産土神うぶすながみ(土地の守護神)として親しまれました。
※『難波上の宮』は現在の難波神社。

後三条天皇時代(1069〜1073)には祇園牛頭天王ぎおんごずてんのうをお祀りする神社とし、境内には神宮寺もありましたが、明治の神仏分離令しんぶつぶんりれいにより寺院は廃寺となり郷社となります。
祇園牛頭天王ぎおんごずてんのうは神仏習合の神で素戔嗚尊すさのをのみことと同一神とされています。

昭和20年(1945)大阪大空襲により社殿が全焼。
現在の本殿は昭和49年(1974)に再建されました。

拝殿・本殿

ご祭神
素戔嗚尊すさのをのみこと
奇稲田姫命くしいなだひめのみこと
素戔嗚尊の御妃
八柱御子命やはしらみこのみこと  素戔嗚尊と奇稲田姫命の8人の皇子(八将軍)
    天忍穂耳尊あめのおしほみみのみこと
    天穂日命あめのほひのみこと
    天津日子根命あまつひこねのみこと
    活津日子根命いくつひこねのみこと
    熊野久須毘命くまぬくすびのみこと
    多紀理毘賣命たぎりびめのみこと
    多岐津比賣命たぎつひめのみこと
    狭依毘賣命さよりびめのみこと


獅子殿

巨大な獅子頭
高さ12m  幅11m  奥行10m

ご祭神:素戔嗚尊すさのをのみことの荒魂
ご利益:学業向上、就職、入試、会社発展
大きな口で勝利を呼び、邪気を飲み込んで勝運(商運)を招きます。

ユニークで大迫力の獅子殿は、昭和49年(1974)再建された本殿と共に建立されました。
鉄骨・鉄筋コンクリート製、内殿は木造、24の歯と目は真鍮製。
祭事の際には目からライトが光り、鼻はスピーカーの役割をは果たすそうです。

獅子の横顔


社号標

総本山は京都・八坂神社ですが難波八阪神社は「坂↔阪」の字が異なります。大阪に合わせて「阪」の字が使われているそうです。

難波葱発祥の地

難波葱とは
かつて大阪・難波一帯に今から100年ほど前には「葱の海」と呼ばれるほど葱畑が広がっていました。
難波といえば葱!というほどの名産地で、南海電鉄の難波駅は明治18年に完成しましたが、その周辺は一面葱畑だったと社史に記されています。
葱は中国西部やシベリアから、日本では大阪に最初に伝わり 京都の「九条葱」は1200年前に難波から京都へ、 関東の「千住葱」も江戸時代に難波葱が伝わっています。
難波葱は日本の葱のルーツなのです!!

難波葱の会  https://nambanegi.osakas.jp/  



綱引神事つなひきしんじ (大阪市指定無形民俗文化財)

素戔嗚尊すさのをのみこと八岐大蛇やまたのおろち退治にちなみ、毎年1月第3日曜日に行われる綱引神事つなひきしんじは大きな綱を大蛇に見立てて、生業安定、家内安全、商売繁盛を願い、その年の恵方に引き合います。

難波八阪神社 公式YouTube


御朱印


交通の便が良い大阪難波という立地柄、さほど広くない境内ですがたくさんの参拝客で溢れています。獅子殿では写真映えスポットとしてインバウンド行列が...。😅

最後までご覧いただきありがとうございました。

参詣日  2023年10月23日(日)


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