頭が痛いぜ中国の量詞
大家好!
中国語が大好きな日本人の小兔子です。
中国語の量詞、頭痛いですよね〜(勝手に共感をほしがる)
量詞って何かというと
一本书(一冊の本)
一把椅子(一脚の椅子)
とか、日本語でも物を数える時に使うアレですアレ。
でも日本語と同じかと思いきや、そうでもない。
せめて中国語と日本語の量詞が同じだったらどんなに学習が楽になることか…。
そう思って涙を拭いたことは幾度もあります。
日本語と中国語で量詞の種類が違うのも困ったものですが
(ゼロから覚え直しですからね!)
さらに困ったことに、日本語ではそこでわざわざ「一冊の本」って言わないよね?っていうところで「一本书」って中国語で量詞を入れたりしていることがしばしばあります。
だから、日本語と中国語で
同じタイミングで量詞を使うわけではありません。
むしろ、中国語の方が量詞を頻繁に使っています(個人的な印象だけど)
じゃあ、一体いつ中国語では量詞を使うんだろう?
なんのために量詞ってあるんだろう?
ネットで調べてみても、量詞の種類について書いてる日本語のサイトはあっても、「いつ」「なぜ」に関して詳しく書いている日本語サイトは
探し出せませんでした。
仕方がないので中国語で
「为什么需要用量词(なぜ量詞を使う必要があるの)」
と打ってみたら、中国語で書かれた論文が出てきたので
ちょっとそれを軽くシェアしようかと思います。
あくまで中国語で書かれた論文を、勉強中の小兔子がchatgptの協力を得ながら読んでみただけなので、内容の把握が確実ではありませんが、
自分なりに「こうなのかも?」というのが見えたので、
皆様の何かしら量詞の謎解きヒントになれば嬉しいです。
量詞を使う理由3つ
1.数を数えるため
2.分類するため
3.固体化するため(これよく意味わかりません)
1.数を数えるため
この理由は日本語でも同じなのでわかりやすいですよね。
我有一个苹果。(私はリンゴを一個持っています。)
場面にもよってはわざわざ1個って言わなくてもいい場面もありますが、
数えるためであるのならば、
日本語でもりんごを数える時は「1個」と言わなければなりません。
2.分類するため
これは、日本語の場合どうなんだろう?とちょっと立ち止まって考えたいところですね。
私たち日本人はわざわざ分類するために量詞を使っているものでしょうか。
ただ、「一頭の牛」と言われたら、頭の中で「大きめの動物」が想像されますね。だから日本人も分類したいがために量詞を使っていると
言えるのかもしれません。
中国語の例えでいえば
一块面包(パン)
一块石头(石)
一块橡皮(消しゴム)
この3つの名詞の量詞は全部「块」です。
「块」という量詞は「かたまり」に使うので
上記の3つの名詞の共通点を考えてみると、たしかにパンも石も消しゴムも
たしかに何かがしかの「かたまり」ですね。
このように形状が似ているものを連想させてくれるのが量詞の役割の2つ目です。
3.固体化するため
論文に書かれていた3つ目の理由、固体化に関しては
私もよく意味がわかりません。(ごめんなさい)
ただ、書かれている内容によると、同じ物に対して人々は具体的に捉えたり、
抽象的に捉えたりします。その時に量詞が役立つというのです。
具体的な例が論文に書かれていなかったので、
それがなんなのかすぐに例が出てきませんが、
たしかに英語でも情報informationは数えられるか、数えられないか、
いやどっちもありです、という話を聞いたことがあるので、
つまりそういうことなのかな?と思っています。
英語では名詞に「s」が付くか、付かないかで、
その名詞が具体的なものなのか、抽象的なものなのかを区別しますが、
中国語の場合、それを量詞でやるということなのかもしれません。
どなたか具体的な例を知っていればぜひ教えてください。
TwitterやinstagramなどDMでご意見お待ちしてます。
(DMは中国語の学習関連に限ります)
wikipediaで量詞のところ調べたら
みなさんもよかったらwikipediaで量詞を検索してくださったらいいかと思いますそこにもう一つ別のヒントがあったので、ここで紹介します。
どんな時に量詞が使われているか、というヒントなのですが、
中国語に「存現文」というものがあり、その場合に量詞を必要とすることが多いと書かれていました。
存現文とはなんぞや?
簡単にいえば、特定の場面(場所や時間)を主語にして
「存在」「出現」「消滅」する人やものを目的語にする
センテンスのことを存現文というそうです。
具体的な例文を見れば、もっとわかりやすいかと思います。
沙发上坐着两个人。(ソファーに二人座っています。)存在
墙上贴着一张地图。(壁に1枚の地図が貼ってある。)存在
前面来了一辆车。(前から1台の車が来た。)出現
刚才又进来了一个人。(さきほどまた一人入ってきた。)出現
我们班里走了三个学生。(私のクラスから三人が辞めた。)消滅
これらの存現文の場合、量詞が必要なんだそうです。
な。る。ほ。ど。
これらのルールを踏まえて、長文を読んでみると
量詞が出てくるところ、出てこないところ、なんとなくこれらのルールのどれかが当てはまっているように見えました。
ぜひ、みなさんもお手元の長文をご覧になって
量詞がどんな場面で出てきているか意識してみてください。
以上が頭が痛い量詞のお話しでした。
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