旅の7日目その2 バスで出会った女の子と空港カプセルホテル
帰国してだいぶ時間が経ってしまいました。
これまでの経緯はこちら
2023年5月3日
11:35 メルシンバスターミナル発
11:38〜11:40 船着き場
12:20〜12:25 タンジュンゲモッ
12:48〜12:55 クアラロンピン
13:54〜14:03 ムアザムシャー
15:45〜16:00 行きに救急車を待ったガソリンスタンド
18:15 クアラルンプールTBS
クアラルンプールが近づくと道も混雑し、高速も混雑してきた。
ヨーロッパ人と思しき英語がネイティブではない若い女の子が、ドライバーに一生懸命何か頼み込んでいる。
ところどころ聞こえる単語は、空港にいかなくちゃとか、フライトがとか言ってるので恐らくフライトに間に合わないので、どこか途中で降ろして貰えないか交渉しているのだろう。
ドライバーさんは無反応。
高速の上で、経路変更は無理なのだろう。彼女は諦めて席に戻った。
下車するとき、彼女に何時のフライトなのか尋ねてみたら9時だという。あと2時間半。空港までは約1時間。ギリ滑り込めるか、ギリ駄目か…。
「5時間だというからこのバスを予約したのに」
「あれ?6時間じゃなかった?」
「5時間と6時間と2本あったから、5時間の方を予約したの。
行きはTBSから朝5時のバスで、5時間でメルシンに着いたのに、今日は7時間もかかった。ひどい!」
確かによくわからない寄り道も多かった。
でもそれはきっとこの国では普通に許されている事情なのだと思っていた。
確かに日本ならドライバーが、自分の知り合いの所に寄って荷物の受け渡しとか許されないもんなー。
憤懣やるかたない様子の彼女。
気持ちは痛いほどわかる。
行きのバスでの私も急病人が出るまでは予約した最終フェリーを逃すことに焦っていたから。
彼女も私もお互いに見通しが甘かったとしか言いようがないのだ。
海外旅行は何が起きるかわからない。
個人旅行はすべてが自己責任なので、スケジュールの段階でかなりゆとりをもつ必要があるということ、とにかく慎重に確認をすることが重要。
私はコロナによる旅のブランクがありすぎてだいぶそこが鈍っていたので買い直しが多かった。
お金は余分に使ったけど、大きな危機は回避できたので良しとしよう。
「Good luck!」
他にかける言葉が見つからない。
彼女も最後の方は私に相手するのも腹が立つのか半分無視だった。
バスを下車して、私は空港行きのバスチケットを買う。
1時間後の19時半発。12リンギット。
明朝は6:55発のホーチミン行きに乗るので、空港内のカプセルホテルを予約している。
エアアジアは事前のオンラインチェックインができるので、2時間前スタンバイで良さそう。
20:45 空港着
カプセルトランジットKLIA2にチェックイン。
寝巻き用のシンプルなワンピースとサンダルに着替え、ランドサイドのラウンジへ。
無料で酒と夕食にありつけるありがたさ!
今回はお勉強代という名目の余分な出費が色々あったので、節約できるところは節約したい。
ビール3本と食事を取り、ホテルでシャワーを浴びて、0時少し前に就寝。
シャワーとかトイレは利用者のマナーが悪く、そこまで清潔ではない。
シャワーを浴びる際は床が汚いので、ビーチサンダルは必須。
コンテナを利用したカプセルは静かで、空港のベンチで仮眠するよりも、足を伸ばして横になれるのがいい。
女性専用キャビンに入るにはカードキーをタッチすると解錠される。
枕元でスマホの充電もできるし、鏡と小さな棚、衣服などをかけるフックもある。
カプセルの入口はロールカーテンだが、私は全然気にならなかった。
スーツケースは占用ロッカーも使用できるようだが、私はバックパックひとつなのでカプセルに持ち込んだ。
「シャワーブースのドアの内側に着替を引っ掛けるので濡れる」という口コミがたくさんあったが、解消法としてはチェックインのときに渡される不織布のバッグに着換えを入れて、ドア側に背を向けるのではなく、体をドア側に向けてシャワーを浴びれば、水はほとんど着替えにかからない。
6時間、12時間など利用時間によってカプセル利用料金も変わる。
今回は成田前泊を含めて、2回目のカプセルホテル宿泊だけれど、早朝便や深夜便の数時間の仮眠にはアリ。