見出し画像

中国版「打上花火」?「烟花和天空邂逅」を訳してみた🎇

DAOKOさんと米津玄師さんの曲で「打上花火」という曲がありますが、私的に小时姑娘さんの、この「烟花和天空邂逅」は「中国版打上花火」だと勝手に思っております!(笑)

「打上花火」と同様に「烟花和天空邂逅」も儚い恋を描写しており、歌詞を読むだけで物語のように鮮明に場面が思い浮かびます。

今回は季節感全く関係なしに訳したくなったので、そんな「烟花和天空邂逅」の歌詞を訳してみました〜!

海那边的烟花 多寂寞
在夜空短叹一声就坠落
我和你一起 抬头数着
倒数到几 才算走到尽头

海で上がっている花火はなんて寂しいんだろう
夜空で短い一声を発してすぐに消えてしまう
私はそれをあなたと一緒に見上げて数えている
いくつ数えたら終わりなんだろう

面对面站着 却像隔着宇宙
不想追问你 不再偏爱的理由
风吹湿我眼眸 多体面多温柔 放开手
这一桩爱情 你以沉默来句读

向かいあって立っているのに宇宙ほどの隔たりがあるように感じる
けれどもう愛してくれない理由を問い詰めたくは無い
風が吹いて私の眼を湿らせる
とても思いやりをもって優しく手が離れる
この愛情の物語をあなたは沈黙をもって終わらせる

从今天到以后
你和我会往哪儿走
看烟花在闪烁
它们的快乐 茫然又无措

今日これから
あなたと私はどこに向かうんだろう
花火が煌めいているのを見ながら
その楽しそうな様子に
私はどうすれば良いか分からない

记忆此起彼伏
影影绰绰
自顾自翻涌
把我吞没 还窃窃私语
爱怎么会错

記憶が次から次へと
ぼんやりと浮かんでは消える
記憶が勝手に湧き上がって
私を飲みこんで、そして密かに
どうして愛が間違ってしまうのかと囁く

当烟花把一切
烧成粉末 再被风吹走
这一秒我回头
只看见你来时的路口

花火は全てを
粉々になるまで燃やし 
そして風に吹きとばされていった
この一秒で私が振り向くと
あなたが来た時の交差点が見えるだけだった

结束只用一分钟
却留下 最最漫长的伤痛
让我往后余生记得 某某
像烟花和天空邂逅

終わりは一分しかかからなかったのに
却って最も長い痛みを残した
私の今後の余生に記憶されるであろう「誰某」は
まるで花火と空の邂逅のようだった

※2番は面对面站着 却像隔着宇宙から繰り返し


人生の中で考えると、とても短い間の恋愛、そして失恋をパッっと輝いてすぐに消えてしまう花火と空の邂逅として表現している所に驚嘆せざるを得ませんでした…!

ドラマチック過ぎんか(笑)

そして別れは一分しかかからなかったのに、その一分が人生において深い傷跡になるという時間の対比も胸に突き刺さるものがありますし、「面对面站着 却像隔着宇宙」の部分、向かいあって立っているのに宇宙ほどの隔たりがあるように感じるって表現めっちゃ良いなぁと。

あと煌めいている花火と自分の状況の対比、絶望感が半端ない…!

中国人がラブレターを書いて日本語に訳すとどれもこれもドラマチックになりすぎるって、なんかの日本語教師の人の漫画に書いてあったけど、そういう事なのか?と、思ってしまうくらい、歌詞に感心させられてしまいました。

間違っている部分はあるかもしれないけど、今までの曲の中で、一番訳すの簡単だったかも☺️

けどそれでも充分に味わい深い歌詞でございました。


いいなと思ったら応援しよう!