蒼穹の昴　マイ楽

文化の日ということで、文化的に生活しよう。というわけで、雪組公演観劇。マイ楽。

深まった芝居

1回目の観劇は、とにかく豪華絢爛な衣装や装置に圧倒された。でも観劇回数を重ねるごとに、芝居が深まっている。駆け足だと思われた2幕の展開も、ちゃんと足が地についている。ここは、専科のベテランの方の存在感を挙げたい。伊藤博文役の汝鳥伶さんなんて正に「名優はちょっとだけ出てさらう」だった。歴史上、その評価は極悪人のように言われることもある西太后だが、一樹千尋さんの西太后は、人間味溢れる西太后だった。
黒牡丹の眞ノ宮るいくん、安徳海の天月翼くんのメーク。そして、この日は譚嗣同の諏訪さきくんに涙腺を刺激された。特に「あなたは難しい方を選んでください。僕は簡単な方しかできないから」のくだりから、死に赴くシーン。
それから、亡命する文秀と玲玲を追いかける春児（朝美絢くん）の表情。雪組に来て、人気、実力赤丸急上昇の和希そらくんの順桂。
フィナーレのフォーメーションダンスは文句なし！
やっぱり宝塚はこのフィナーレがなくちゃね！