これからのオフィスは情報共有だけでなく「感情共有」の場
オフィス家具メーカーのオカムラが首都圏の中心となる新オフィスを公開したというニュースを見ました。
在宅勤務などのテレワークが企業に定着してきたことでオフィスのあり方が変わってきているという話。この記事の中で気になった文章がこれ。
オカムラでは、これからのオフィスに求められるのは、人が集まることによる「感情共有」の体験ができること、と定義。
以前は会社に出社することが当たり前でした。毎朝同じ時間に会社に行き毎日同じメンバーたちと同じ空間で働く。しかしこの1年ほどで急速にテレワークが広まり会社以外の場所で働くことが増えました。
ひとりで集中して行う作業や定型業務などはテレワークでも十分対応できるのですが、社員同士の雑談が難しくなったためコミュニケーションが希薄になり孤独感や疎外感を持ったり、他部門との交流などから新しいアイデアが生まれるといった場が減ってしまいました。
これからの目指すべき働き方って、テレワークか出社かという単純な話ではなく、定型業務はテレワークでおこないつつコミュニケーションやクリエイティブな場としてオフィスを活用するというハイブリッド型なんだろうなと思いました。
情報共有はデジタルでできても感情共有はやはり対面でのコミュニケーションが必要なのではないかと感じます。オフィスではフリーアドレスやカフェスペースなどによって意図的に従業員同士にコミュニケーションが生まれるように仕向けたり、ディスカッションを活発におこなうことができるよう会議室やミーティングコーナーなどを十分に設けるなどの工夫が欲しい。
私のチームも現在は全員フルでテレワークをしているのですが、やはりディスカッションが必要な会議は出社して対面の会議の方が良いなと感じます。単なる報告や情報共有はテキストベースで十分なのでチャットツールでおこなっていますが、施策の方向性や今後の方針などの細かいニュアンスはどうしてもテキストで伝えるのは難しい。日々試行錯誤しながら仕事に取り組んでいるところですが、それにしてもフルリモートの会社って一体どうしてるんでしょうか。
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