「衝撃!キャッシュレス大国・中国の知られざる闇」の感想
先日、NewsPicksで1000人以上pickした「衝撃! キャッシュレス大国・中国の知られざる闇」という記事がありまして、あまりにもナンセンスで、コメント欄には字数の制限があるから、私の考えをここで述べます。
記事とNewsPicksの皆さんのコメントをこちら:https://newspicks.com/news/3448044?ref=user_3347024
第一部分、「偽札」をつかまされなくなったのはよかったが…
これは事実と合ってます。中国はキャッシュレス大国になってから、「偽札」や「すり」はほぼいなくなりました。
第二部分、QRコードで「金を騙し取られる事件」が続出中!
この部分からおかしくなりました。
通販サイトの買い物中に、商店側から「商品情報はここ」と送られてきたQRコードを読み取った瞬間に、モバイルウォレットから18万元(約288万円)が消えてなくなった
この内容について、Kaku Kさんはコメントで正しく解説しました。
「昨年ベビー用品をネットで買った女性に後日第三者の詐欺師から「先日の取引の決済がエラーになったので再度決済して下さい。重複分は後で返金します」という電話と共に送られてきたQRコードに振り込み(認証作業込み)、その後「また失敗したので再度試してみてください」というやり取りをアリペイの残高が無くなりアントクレジットで借金するに至るまで繰り返した結果、総額18万元騙されたという話。(この被害者は人を疑う、ということを知らなすぎた様です)「QRコードを読み取った瞬間」ではありません。」
私のコメントは2点があります:
1、AlipayもWechatも一回での支払額に制限があり、この金額は一回では支払うのは無理です。
2、もし犯罪容疑者がお店のフリをしてウイルスを入れたのQRコードを送られてきたら、読み取った瞬間にお金を取られたの可能性としてはあります。けど、技術的実現するのは難しくて、QRコードに違和感を感じられます。パソコンで変なメールから変なリンクをクリックすると個人情報を漏れて、お金の損失になると同じです。ちょっと注意すればいいです。
一部のメディアが報じるのは、2017年に広東省で起きた日本円にして14億円超が盗まれる事件だ。上海在住の日本人からは「充電した瞬間に残高がなくなるという被害もあるらしい」という話も聞いた。
私のコメントは3点があります:
1、私の検索能力が足りないかもしれないが、「2017年に広東省で起きた日本円にして14億円超が盗まれる事件」はどう検索しても見つけません。こんな大金の経済的犯罪は、当時中国で金融業界で働いてるの私が聞いたこともないし、今検索しても見つけません。
2、「充電した瞬間に残高がなくなるという被害もあるらしい」、この神様のような技術の仕組みが分かったら、逆に教えていただきたいです。
3、たくさんの在日中国人が中国語しか喋れない、中国人しか接触しないことを承知してますが、同じく、上海在住の日本人の中で、日本語しか喋れない、日本人しか接触しないのもたくさんいます。どちらの方が分からないが、「上海在住の日本人」だけで、話したことを記事で使うのはちょっと。。。
第三部分、偽のQRコードを張り付けて回る「窃盗団」が出現!
中国全土でシェアサイクルに火が付いた2017年には、中国には自前のQRコードを何百枚と印刷し、夜中に張り付けて回る“窃盗団”も出現した。
私のコメントは:
QRコードを利用して犯罪行為が確かにあります。店頭で貼ってるQRコードの上にこっそり自分のQRコードを貼り付けとか、他人のQRコードを写真を撮って支払いに使うとか、ニュースになったことがあります。
指紋やパスワードを設置して、気をつけなければ窃盗事件になれないです。
現金使いも同じです、財布の中身を他人に見せたり、ちゃんと鞄に収納してないたり、いなくなるの可能性は高くなります。
QRコードに関する犯罪行為は「QRコード」のせいとしたら、電車でナイフを振舞って怪我人を出るのはナイフのせいと同じです。
アリペイに損害賠償を申請しようとしたら「あなたの損失は損害賠償の範囲には含まれない」とけんもほろろに一蹴された。
私のコメントは:
スマホ決済を利用した犯罪行為は「人間性」に関わり、スマホ決済開発の会社と関係ないです。損害賠償を申請しても、アリペイに無視されるは当然です。
電車でナイフを振舞って怪我人を出るのはナイフのせいにするのはもう十分可笑しく、ナイフのメーカーに損害賠償を望んでいるのは、何が勘違いしてます。
第四部分、「中国の国産スマホで大丈夫なのか」問題
中国の電子部品業界は、不良が出れば新しいものと交換すればいいという認識が強い。日本のメーカーなら徹底的に原因を追及し改善しようとするんですが
私のコメントは:
人が集まると金も集めるのインターネット業界と違って、電子部品業界は商品一つ一つ売って金になります。新しいものと交換しても、いいものを出さなきゃならないです。一つの交換は一つの損で、「不良が出れば新しいものと交換すればいい」のような認識を持つと企業が生きていられません。
「不良が出れば新しいものと交換すればいい」、これは消費者の認識です。「不良が出ればとりあえず消費者に新しいものと交換、そして原因を追及し改善する」のは中国の電子部品業界です。
逆に、「徹底的に原因を追及する」を理由として、消費者の目の前の問題を解決しないこそが無責任です。
2018年第1四半期、シャオミは14%の高い故障率(モバイルデバイス診断企業ブランコ調べ)だった。
私のコメントは:
モバイルデバイス診断企業ブランコのレポート、私も調べに行きました。
これですね(シャオミ=Xiaomi)。
図面一枚でよく分かったのは、「サムスン」の故障率は27.4%、つまり、「サムスン」を「買えない」じゃなく、「買わない」です。そして、日本のメーカーは故障率が低いからランキングに入ってないじゃなく、「Top 10 Android Manufacturers」の中、日本のメーカーは一つもないということです。
因みに、ブランコのこのレポートには、iPhone6の故障率は22%も書かれました。元記事の作者は本当にレポートを調べったら、この数字も知ってるはずです。
そもそも、私がモバイルデバイス診断企業ブランコは信用できるかどうかという疑問を抱いてます。「2017年第2四半期、IOSアジア市場の故障率は60%」も発表したこともありますから。
100台あれば14台が壊れる計算だ。
私のコメントは:
携帯の故障率は、ディスプレイの破損、発熱しやすい、イヤホンの故障なども含まれてます。
「シャオミは14%の高い故障率」≠「100台あれば14台が壊れる」
そんな不安定な端末で行う「決済」なんて決して愉快なことではない
私のコメントは:
端末の調子は安定であろうか、不安定であろうか、スマホ決済の安全性とちっとも関係ありません。
第五部分、人民銀行が「安全性が比較的低い」と認めた…
私のコメントは:
国有銀行の立場で、スマホ決済を褒めることは不可能です。便利さや手数料の安さには完敗で、「安全性」しか言えないです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
変な日本語使いがたくさんあると思いますが、ご容赦ください。
中途半端な日本語でNewsPicksでコメントを書き始めた初心を言うと、「中国に何かが起こってるをなんとなく知ってますが、変な理解にした」のような記事は拡散してると見て、黙っていられないです。
記者の方は長い間中国で住んでいたことがあり、日中の間でビジネスも展開してます。一般の日本人より、中国のことをよく知ってる方と思ういますが、中国の問題点を無理矢理集めて、怪文書みたいな記事を書きました。
中途半端な日本語でも、反対します。
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