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新規事業・起業におけるやりたいことと現在地の間③~非連続をつなぐもの~

あ、そういや追加です

前回、このやりたいことと現在地の間②の最後で、非連続の場所に来た時をつなぐものとしてピボットの話を書いてました。
自分でスライド作ってて、あ、これもだーって思ったものを追記します。

バックキャストってなんだよ

SDGsで有名?になったかもですが、すんごい昔からある考え方です。
現在の延長線上に未来がある、っていうのじゃなくて、未来から現在をバックキャストして考える、ってのがあります。

現在と未来がつながっている。で?

わかったようなわからないような。
でもそれって確かに逆算して今やるべきことを想定する備えるってのはわかりますが、結局現在とつながってるから現在からフォアキャストした時にはつながってんじゃん、っていう無限ループに陥っておりました。が、下記のチャートを作ってて線がつながりました。

非連続をつなぐもの

予測していない未来を掴むための仕組み

現在の延長線上に未来があるなら未来もある程度予測もできて、でもこれじゃ予想できる範囲の未来なので、今後想定されるいろんなもんに(フワッとしてる)に対応できない、ってなった時に、クリエイティブテンションで未来を想定して、現在地とつなげる。
が、それは連続じゃなくて非連続なので、現在地の延長線上の途中と未来からのバックキャストの線上のギャップを埋める必要があります。
そのギャップを埋める考え方とかツールとして、オープンイノベーションや偶然の出会いやbuild,buy,partner的な考え方があると思います。

全く現在地と繋がっていないと思いも行動も繋がっていないので実効性が乏しいですが、違う角度からの未来と現在地の非連続をつなぐものが上記のOIなどだと思います。
所有と使用の分離っていう手法も、トリーズの法則のこの業界で問題になってるものは他の業界で9割解決されてるってやつも、失敗から生まれた新薬の発見とか、もこのアントレプレナーだったりOIである程度説明がつきます。
で、あれば、この考え方(ギャップの存在がありそれを埋めようとする努力)を導入するっていう意思決定をしないといけません。意思決定しない限りは下記のように。。。

同じメンバーで話してると、問いかけた瞬間にこうなるだろうなと持ったら案の定、ってなるし。

VCさんの考え方と

ほんで、上記の非連続のチャート作ってて、超絶既視感があったわけです。きっとご覧になっている方もそうでしょう。

こちらです。GCPのエムレさんが作成された資金調達のチャートです。確かに連続性のある成長をしながら変化するポイント、創業してMVP作って次のステージ、PMF達成できたらシリーズA(もちろん厳格な基準があるわけではないです)もちろん順調に毎年数%伸びるというビジネスはそのビジネス自体素晴らしく、一方でVCさんがご支援されるのは短期間に急成長するスタートアップさんです。そのぐっとアクセルを踏む際に非連続を階段を登る際にVCさんが活躍されます。ってなると、彼らのスキームはどうなっているんだろう、どういう意思決定をしているのだろう、という話をまたの機会に。今は非連続メインで。

予測できない未来、であれば

ギャップの存在や、それを埋めるツールや考え方があるのはわかりました。前回のピボットや感想戦とか今回の話にもなりますが、ここで当たり前の疑問が。
その未来に到達、、、するんかい?

エエェ。元も子もない話です。
で、ここで挫けて、今のことを続けてればいつか突然変異が来るよ、きっと!って思うわけです。

 「狂気とは即ち、同じことを繰り返し行い、違う結果を期待すること(The definition of insanity is doing the same thing over and over and expecting different results)」

アインシュタインが言ったと言われる(実際は違うようです)この言葉。
同じことを繰り返し違う結果を期待することはクレイジーみたいな。でも超絶よくある風景だと思います。

ただその延長線上には、想定された未来が来るかもしれません(じゃないかもしれません、わからないから)。リスクがあるから同じことをやる、でも同じことやってて気づいたらその仕事自体がなくなったり業界が傾いてきたり、というそのリスクの方が大きい時代です

この考え方はチョコプラの長田さんもおっしゃってます

側から見るとヒットバンバン出してると思ってても、自分が全部知ってるので全然クリエイティブじゃないって思ってるんですね。

成功する確率が少ない、のであれば、それを前提とした取り組みを。
オープンイノベーションやアントレプレナー、偶然の出会いなどが生まれる仕組みづくりを計画的に行う。planed happenstanceを期待することができる意思決定、土壌づくり、実行が大切だと思います。

その辺りまた近々。(今回はてか毎回短くと思ってますが結局長くなる^^;;)

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