時代を超えて紡いでいくもの
今年のお正月、家族でお墓参りに行きました。8歳になる娘が「これ誰のお墓だったっけ〜〜?」って聞きました。「おじいちゃんのお墓だよ〜」って答えました。そこで、う??って思いました。
おじいちゃんまではわかるけど、その前はわからないな。。。ってことは、例えば僕らの5代後の子孫は、5代前の僕らの存在は知らないかもな〜と。
地球上の地理的な意味での自分の存在と、過去・現在・未来の時間軸の中での自分の存在が果てしなく小さく思え、だからこそ、この娘の先の先、の子孫に僕らが何を残せていけるんだろう・・・と思いました。
ってことをいったら、とある方から「インディアンには、7代先の子孫を想い生きる、って言う言葉があるよ」と教えてくれました(^^)なんと!
僕らが生きているこの時代には先人たちが残した数々の道具(思考法や解決策)があり我々は多くの恩恵を受けてきました。
自分が生まれる前のことは所与のものとしてなぜか固定化され常識とされ不変なものとして扱われることが多いのかなと感じますが、とはいえ常識と思ってたものは意外と歴史が浅く最近作られたことが常態化しているものも多々あります。会計の固変分解ではないですが、もうすんごい長い時間を見たら全部変動なんですよね。無常の世界であり一時も止まっていることはない。常識は自分の中にある壁である気がします。
固定と思っていた(そう仮定されていた)ものも本来は動的である(こっちが普通)ただ人間が理解しやすいように簡略化したものが固定化されてしまい本来の動的な動きがおざなりになってしまう
この太陽系の動きしかり。。。(0:33~)
我々が生きている世界は無常であり泡沫の夢のごとし・・・あれ?どこかで。。。
答えがない世界を漂っている我々(一緒にするなと言われそうですがw)は未来がわからず未来を創るべく汗をかいています。自身の内発的動機に従い覚悟と執念を持ってお仕事に取り組んでいます
今、世界中で新型コロナウィルスが猛威をふるっています。僕の地元宮崎県では10年前の2010年、牛や豚などがかかる口蹄疫という病気が広がり30万頭を屠畜しました。全ての産業が疲弊し地元では商品券を発行し景気回復を果たすべくがんばりましたが、循環的な景気については一定の効果があるかもしれませんが、構造的にもう一度口蹄疫がきたらたちまちまた同じ状況になってしまいます。宮崎から地域に閉じない事業家が1人でも出てきてほしい、そう思ってみやざきスタートアップセンターというものを極めて協力的な県の方々と作り、学ぶ場や発表する場、県外の起業家や支援者との接点も作りました。今でも彼らとのつながりは強く頻繁に連絡をとっています。
そこにあったのは、危機感しかありませんでした。根源的に自分を動かすもの。とある観光業の方の椅子から崩れ落ちる姿を見たくない。自分でできるものは何か。危機感、覚悟と執念。すごく自身の心の持ちようの事なのでスタイリッシュなものでは微塵もないですがそれしかありませんでした。
ただ、僕自身は、この事業創造やイノベーションと呼ばれるもので手段は数多あれど、根源的なものはそこじゃないかなと信じています。もちろんこれは人それぞれなので。
今、家族とは離れ、単身赴任で東京にいます。(嘘です。本当は南柏の38,000円の高級アパートに住んでいます)地元でお仕事するのはもちろん最高なのですが、地元の商工会議所で今の職場となるゼロワンブースターに出会い、その世界観に惚れ込んでこの世界に飛び込みました。このまま死ぬと必ず後悔する、と思いました。蹴りを付けようと思いました
娘やその子孫が少しでも住み良い世界が作れるように。その世界を自分が見ることはなくても。時代を超えて紡いでいく何かを探して行けたらと思います。
あ、で、僕の名前は杉田剛(ゴウ)と言います。コーポレートアクセラレーター、社内起業家育成、地域の起業家育成プログラムなどを担当させていただいております。新しい言葉がたくさん出てくる業界ですができるだけわかりやすく伝えたいと思います。よろしくお願いします(^^)
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